「折鶴」종이학
カーレーサー! この夢だけは、あきらめないで―。ある事故をきっかけに、人生が暗転…。運命のいたずらか? 夢と恋のはざ間で揺れ動く青年の心…。過酷な運命に翻弄される若きレーサーのまさに、ジェットコースターのような人生! 脚本を担当したのは、「初恋」「若者のひなた」のチョ・ソヘ。演出も「初恋」のキム・ジョンチャン。 また、ダンサー役のソン・ユナの演技にもご注目ください!
<KBS>1998〜1999年の作品(全54話)
キャスト●リュ・シウォン、ソン・ユナ、ミョン・セビン、パク・ヨンウ、イ・ギョンジン、ヤン、ミギョン、パク・ヨンギョ…、その他
リュ・シウォンは現在、NHKで放送している朝ドラ『どんど晴れ』にも特別出演していますが、どういうわけか…リュ・シウォンの出演したドラマをけっこう見ていることに、気がつきました。ざっと思い出すだけでも、「フィーリング」(テレビ初出演ドラマ)、「コムタン」(キム・ヘス、ハン・ジェソク)、「愛するまで」(チョン・ドヨン)、「プロポーズ」(ウォンビン、キム・ヒソン)、「折鶴」(ミョンセビン、ソン・ユナ)、「純粋」(ハン・ジェソク、ミョン・セビン)、「この世の果てまで」(キム・ヒソン、キム・ホジン)、「秘密」(キム・ハヌル、ハ・ジウォン、キム・ミンジョン)、「美しき日々」(イ・ビョンホン、チェ・ジウ)、「君に出会ってから」(チェ・ジンシル、イ・ソジン)、「その陽射しが私に」(ヤン・ミギョン、キム・ソヨン)などです。
もしかしたら、ドラマで一番多く見ている俳優かもしれません。ただ、他の俳優見たさに見たドラマも含まれますけれど・・・。たくさん見た中で、今回は「折鶴」の感想をUPしたいと思います。
<あらすじ>
お金持ちのお嬢さんのナヒョンは、留学先のアメリカに到着して間もなく父の交通事故死で韓国に戻る事に。留学計画を放棄して戻った彼女は、破産した父の会社と家庭を支えるため懸命に働く。そんな中、偶然にもナヒョンは元レーサーのウナクと知り合い、恋に落ちる。ウナクは元成功していたレーサーだが、ある交通事故をきっかけにレーサーをやめていた。彼がレーサーを辞めるきっかけになった交通事故とは…。(DVD infoより)
とにかく、私が大好きな「初恋」を書いたチョ・ソヘ(故人)が脚本を担当しているというのも大きな魅力の1つです。さらに、その「初恋」を演出した同じ演出家(キム・ジョンチャン)というのも興味をそそられました。また、主人公ウナク役のリュ・シウォンが実際にレーサーとしても、様々なレースに参加しているということもあり、水を得た魚のように、生き生きと演じているのも魅力的です。
また、ウナク(リュ・シウォン)と恋人同士になるナヒョンを演じているミョン・セビンは、「純粋」「ウェディング」でもリュ・シウォンと共演していますが、雰囲気といい、演技も自然で2人の息もピッタリ合っていて、安心して見ていられました。
ところで、韓国ドラマを見始めた時に「えっ!また?」と思われたことはないでしょうか。私が選んで見ていたものが、たまたまそうだったのか(?)けっこう、主人公が孤児院育ちっていう設定が多いなって思いました。この「折鶴」の主人公ウナクも例外ではありません。
確か、「宮廷女官チャングムの誓い」の脚本を書かれたキム・ヨンヒョンが日本のマンガ「キャンディー、キャンディー」の影響を受けたと書かれていたのを読んだことがありますが、少なからず、ある時期の韓国ドラマのシナリオに多大な影響を与えていることは、確かなようです(まぁ〜、日本のマンガやアニメは世界中に影響を与えていますけれど…)。
さて、ストーリーをもうちょっと細かくご紹介しますと、ウナク(リュ・シウォン)は孤児院で育ったカーレーサーで、孤児院では、ヒーロー的存在です。実は、孤児院には兄弟同然に育った弟的存在の子がいるのですが、心臓を病んでいました。何とかしてレースで優勝して、その賞金で手術を受けさせたいと思っているウナク…。
ある日、その心臓を病んでいる子の状態が急変し、孤児院で一緒に育った友人と孤児院に向かって車を走らせていたところ、前に速度の遅い車が走っていました。早く行きたいと焦っていたウナクと友人は、その前の車に早く行くように促していると、手招きで先に行ってくれと合図があったので車線を越えて先に行こうとした時(カーブでもあり)、前方からダンプが走って来たので避けようとハンドルを切りました。その時、前を走っていた車が急に車線をかえて、まるで、そのダンプに自らぶつかって行くかのようにして崖から転落してしまい、その人は亡くなってしまいます。
自分のせいで、事故に遭って死んでしまったという罪の意識にさいなまれたウナクは、車のハンドルを握ることを断念し、カーレーサーを止める決心をします。そしてウナクは、スーパーで働き始めます。そこで、運命のいたずら(?)でしょうか、ナヒョンと出会うことに…。ナヒョンは、父親が会社経営が上手くいかず、莫大な借金を残して事故で亡くなってしまったたことで、働かざるをえない状況になり、スーパーと夜はレストランバーでピアノを弾き語りするバイトを始めます。ウナクとナヒョンは徐々に惹かれ合ってゆきます。
ところで、ドラマを見ているといろんな発見があって面白いですね。ウナクとナヒョンの連絡手段は、携帯電話ではなく「ピッピ」こと、ポケベルです。まぁ〜、このピッピでのメッセージを聞くために、公衆電話を掛けて聞くのですが…。仕事中に何度もピッピが鳴って、公衆電話へ走るというパターンですが(仕事中いいのか? そんなに電話を掛けに行ってと私などは思ってしまいましたが…ドラマだからと割り切って見ていましたけれど)、何だか一昔前というか、のどかな感じすらします。携帯電話って、けっこう最近なんですよね。
韓国ドラマというと群像劇です。このドラマも主人公を取り巻く人々の人生を同時進行で見せてくれて、感動的です。私は群像劇って、けっこう好きです。オーケストラでシンフォニーを奏でると言ったらよいのでしょうか。それぞれの人生を浮き彫りに、まるで1人1人の人生をそれぞれの楽器の音色で旋律を奏でていくように描かれてゆき、音色が重なり合いながら最後は大演団に…。
私が主人公の2人以外に、特に注目した人物は、ナヒョンの母親(イ・ギョンジン)とダンサーのヨンヒ(ソン・ユナ)の2人の女性の生き方です。私が女性ということもあるかと思いますが、この2人の女性から目が離せませんでした。今まで、苦労を一度もした事がないであろうナヒョンの母親。片や世渡りが上手そうなダンサーのヨンヒ…。
ナヒョンの母親は、ご主人が事故で亡くなってしまったことで、今まで自分や家族の盾になってくれていた大きな力強い存在が突如いなくなり、経済的にもあらゆる面で切羽詰まった状況へ追いやられ、動かざるをえない状況に置かれて、自分の足で歩き出そうとします。まぁ〜失敗もするのですが…働いてお金を得なければと働いた先がダイエット商品を営業して売り歩く仕事で、成績がよければ歩合制で給料も上がるというもの。そして、一生懸命働いてセールスの成績がトップになるのですが、結局この仕事をしていた会社がサギまがいで、ギャフンという目に遭います。いろいろお客を紹介してくれた義妹(ヤン・ミギョン)にも迷惑をかけてしまったり…。
でも、ひょんなところから助け船が…。目と鼻の先に住んでいる一番下の息子の友達の父親(パク・ヨンギョ)が衣料関係の仕事(と言っても、以前は羽振りが良かったのですが、工場も人手に渡ってしまっている)をしていて、衣料品を安く仕入れて車で運びながら、路上に店を開いて売っているのを手伝ってほしいと持ちかけられるのですが、これが転機となり、思わぬ道が開かれることに…。ドラマでは描かれていませんが、この手助けしてくれた男性とナヒョンの母親は、何となく一緒になる(結婚する)のではないかと私は思いました。
ところで、ダンサーのヨンヒ(ソン・ユナ)ですが最初登場した時には、私は何て狡賢い女だと思ってしまいました。自宅のマンションでダンスを教えながら、生計(?)を立てているのですが…、お金を持っていそうな客からは上手いことを言って、騙し取ってしまうからです。これも、自分と妹の生活のためなのですが…。クリーニング店で働いているウナクの孤児院からの友人は、ダンスに魅入られ、時間が許す限りヨンヒからダンスを習っていましたが、やはり騙されてお金(ウナクが心臓を病んでいる子のために貯めていたお金)を渡してしまいます。まとまったお金を手にしたヨンヒは、密かに別の町へ引っ越してしまい、ナイトクラブでダンサーとして働くことに(芸名はチャ・セリです)…。
このナイトクラブでのソン・ユナのダンスシーンはみごとだと思いました。また、ダンスの曲はド演歌調なのですが、DVDを見ているとこのド演歌調の曲がしばらくの間、耳から離れなくなってしまうほど、何度も繰り返される曲です。ソン・ユナのダンスシーンは一度ご覧になっていただきたいです。なかなか様になっています。
クリーニング店で働いていたウナクの友人は、ヨンヒが働いているダンスホールを突き止め、元々ダンスが好きな彼は、このナイトクラブで働くことになるのですが…。友人のために、ヨンヒに抗議に来たウナクの誠実さに心打たれた(クリーニング店で働いているウナクの友人から受け取ったお金が、実は心臓病の手術のために貯めていたお金だったということを知った)ヨンヒは、徐々に変わっていきます。そして、いつの間にかウナクを恋するように…。のちに、ナヒョンに対してジェラシーを感じるようになるヨンヒですが…。ラストシーンではウナクとナヒョンが会えるように取り計らって、愛するウナクのために身を引いて黙って去って行くヨンヒに、本物の愛を見ました。
54話と長いのですが、これでビビッていてはいけません。ぜひ、ゆっくりと時間を掛けてご覧ください! はまること受け合いです。とにかく、最後まで見てくださ〜い!これは序の口ですよ。韓国ドラマは100話以上のものもありますので…。見終わった後で、まるで、マラソンで42.195キロを完走したような疲れと爽快感を感じることでしょう。
全てのシーンをご紹介できませんでしたが…、DVD等で実際にご覧になっていただきたいと思います。そして、ご感想をお聞かせくださ〜い!
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