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この『インシャラ』は、イ・ヨンエさんが初めて出演した映画です。 この映画については、ヨンエさんが書かれた「とても大切な愛」という本に詳しく書かれていますので、 一読されると、この映画に対するヨンエさんの思いなどがよ〜く分かると思います。その他、さまざまな ヨンエさんの心情がエッセイ風に綴られています。 ところで、私はこの映画を劇場で見たのですが、確か記憶違いでなければ、東京の小さな劇場アップルリンクと下北沢トリウッドの2か所だけでの上映だったと思いますが…。イ・ヨンエさんが初めて出演した映画ということもあり、ぜひ見たいと思って足を運んで見た映画です。 <1996年の作品> イ・ヨンエの映画デビュー作 <あらすじ> アメリカに留学していたイ・ヒャン(イ・ヨンエ)は、友人と共に旅行をするが、アルジェリアで密輸犯に間違えられ拘留されてしまう。アルジェリア警察は、北朝鮮の外交官であり革命スパイを養成する役目も担っているハン・スンヨプ(チェ・ミンス)にヒャンの取り調べをさせるが、スンヨプは彼女のことを可哀相だと思い一緒に国外脱出をはかる。アルジェリアの砂漠を命がけで渡って行く間に2人は恋に落ち・・・。この映画のファーストシーンからラストシーンに至るまで、イ・ヨンエさんのこの映画に懸ける篤い思いがひしひしと伝わってきました。映画初出演の作品ということもあるでしょうけれど、それだけではない、映画に対するイ・ヨンエさんの情熱を強く感じました。 ところで、映画のタイトル「インシャラ」(アラブ語で「神の意のままに」という意味)とは…何で、このタイトルなのか? ずーっと考えながら見ていました。アルジェリアに来たことも、ヒャン(イ・ヨンエ)がひとり取り残されたのも、密輸犯に間違えられたのも、また間違えられたがゆえに、北朝鮮外交員のハン(チェ・ミンス)に出会い、愛し合うようになるのも…。すべてがインシャラであったということを描いていたのでしょうか。空港でヒャン(ヨンエさん)が振り返る初登場シーンで、胸元に十字架のペンダントが光っていましたが…。神って、アラーの神(?)なのかしら、やっぱり(まぁ、インシャラですからね)、舞台はアルジェリアの中東ですし…。目に見えない何か大いなるものに導かれて、と私はとらえましたが…。 そうそう、チェ・ミンスのちょっとした横顔がイ・ビョンホンさんに似ていると思いました。 私は特に、ヒャン(イ・ヨンエ)が取り調べを受けていて、ちょっと外へ出て、ハン(チェ・ミンス)がヒャンに「この香りを嗅ぐと、特に女性は頭がスッキリするんだ」と言いながら焚いて煙を出していた時の横顔はそっくりと思いました。また、似ていると思ったのは顔だけではなく、雰囲気や後ろ姿、体型も似ているように、私には思えました。もしかしたら、この映画があったから、のちに「JSA」につながっていったのかな…と(こじつけかもしれませんが)、ふっと映画を見ながら、そんなことを考えました。 ところで、砂漠でのシーンは圧巻でした。ふたりで逃げながらの逃避行の末の濡れ場は、とっても自然の成り行きであったと思います。だれもいない夜の砂漠は不思議な空間をかもし出していました。言葉もいらない世界です。このシーンはいろいろ取りざたされたようですが、とっても美しいシーンであったと思います。 また、すっぴんのヨンエさんの日が経つにつれて、顔が陽に焼けていく様子や7年後にきれいに ばっちり化粧したヨンエさん…etc。ヨンエさんの体当たりの演技は必見ですよ。あとは、DVD でじっくりと繰り返し見たいと思います。 ※この感想は某サイトに、2006年11月にUPしたものをこちらに移しました。
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