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「姉さん」見終わりました。 ヒロインを演じるのは、「ホテリアー」や「折鶴」 「プレゼント」などに出演し、お嫁さんにしたい女優ナンバー ワンと言われているソン・ユナ。相手役には、「フルハウス」や「弁護士たち―あなたに捧げる罪」等に出演 し、人気も上昇中の実力派俳優キム・ソンス。 このドラマは、ソン・ユナ演じるスンジュとその周りの人物を通して、スンジュが試練を乗り越え、 成長してゆく姿と心温まるラブストーリーが描かれる。55話まで延長された話題のドラマです。 <MBC 2006年〜2007年の作品>(全55話) <あらすじ> リゾート開発を手がけていた父親がある日、乗っていた船が転覆し行方不明に…。大黒柱である父親の生死も分からないまま、2人の弟と共に世の中にほうり出されたスンジュは、何不自由のない生活から一転。お嬢様育ちで世間知らずのスンジュと2人の弟は、不慣れな貧乏生活に経済的にも精神的にも追い込まれ、両極端な人生を経験することになります。しかし、スンジュのそばには彼女を見守る一人の男性、大学で非常勤講師を務めるゴヌ(キム・ソンス)がいました。穏やかで、心優しいゴヌと家族の助けで、遂に自らの力で立ち上がるようになるのですが・・・。(KNTVより引用)最近どういうわけか、生まれ育った環境が極端に違う男女の恋物語という設定が多い。 この「姉さん」も例外ではない。ヒロインのスンジュは社長令嬢で、相手のゴヌは普通の家庭で育った男性(う〜ん、ワンパターン)…。また男女のどちらか、もしくは両方が孤児院育ちという設定も多かったように思う。同じような設定だなぁ〜と思いながらも、ついついドラマの展開に引き込まれ、見入ってしまう。 さて、ドラマの前半でのスンジュは社長令嬢ということで、お金持ち、いわゆるセレブのお嬢様で、高級品を身に着け、高級車を乗り回し、生意気で、わがままで、勝ち気で鼻持ちならない感じがして、どちらかというと最初は引き気味で見ていました。ですから、この家に同居している父親の親族の家族、叔父と叔母と娘のスアがあごでこき使われているように見えてしまい、実はこの家族に最初は同情していたのです。特に娘のスア(ホ・ヨンラン)は優しくて、思いやりのある女性のように思えたからです。 しかし、このスア、実は劣等感の塊りのような女性だったということが、ドラマの後半で描かれます。『火の鳥』をご覧になった方はお分かりだと思いますが…。まるで、ミランのような恐〜い感じになってきます。このスアを演じているホ・ヨンランは、『ソドンヨ』や『二度目のプロポーズ』などに出演しています(『忘れ物』では、ソン・ユナと共演)。また、スアの母親も劣等感の裏返しで金の亡者に。このスアの母親役を演じているのが『冬のソナタ』や『ガラスの靴』などに出演したソン・オクスクで、上品な役から下町のおばさん役まで、幅広い演技をこなす演技派女優です。 ところで、スアやその母親とは逆に、スンジュは世間の荒波にもまれ、以前のような、わがままで鼻持ちならない雰囲気、態度は陰を潜めます。苦労した分、スンジュは精神的に成長してゆきます。ドラマの前半と後半では、人物の描かれ方のコントラストが変わって(メリハリがあって)面白いです。 また、ゴヌの家族が私はとっても好きです。韓国でも、こういった大家族って郷愁を覚えるのではないでしょうか。ちょっとボケ気味の可愛いおじいさんやゴヌの両親(母親は後妻なので、義母)、姉、弟、姪や近くに住んでいる叔母夫婦…。それぞれ個性的で、純粋で、素朴で、けんかもするけど、愛にあふれた家族。核家族化が進んでいる昨今ですが…、このゴヌの家族を見ているとほのぼのとして、温かい気持ちになってきます。 それから、ゴヌのおじいさんが大往生で家で亡くなるシーンがあるのですが、家族に囲まれながら本当に幸せそうに亡くなるのです。何気ない場面かもしれませんが、今では(日本では)独り暮らしのお年寄りが多い現状ですから(韓国でもそうなのでしょうか)、何かうらやましくもあり、理想的な家族だとも思いました。ところで、このシーンでおじいさんの可愛い孫のピンクが「クマ3匹」を歌うのですが…。この歌は『フルハウス』でソン・ヘギョが歌って踊っていたのと同じでしたが、この「クマ3匹」は韓国ではポピュラーな歌なんでしょうか? (この歌について、何か知っていることがありましたら、情報をお寄せくださ〜い。) さて、このドラマはホーム・ドラマにサスペンス風味も少々加え、なかなか味わい深い仕上がりになっている作品だと思います。55話と長いのですが…、見始めると長さを全く感じさせません。 時には あの空の雲さえも 道を見失うことがある 季節が立ち止まり やがて去るように 時には 休みたい 長い人生だもの 時には 小さな島の明かりが 暗闇に紛れることもある 失った夢を 再び 追いかけよう 長い間 休んでいた 私だけど… もう一度 あの頃のように―― ※上記の詩は、この『姉さん』の主題歌の歌詞です。シャンソンのようなメロディなのですが、このドラマにマッチしていると思いました。特にラストシーンで、スンジュが商業デザインの勉強のために1年間イタリアへ留学するために空港から旅立つところ(見送りに来た夫のゴヌや弟たちのシーン)に、このメロディーと歌詞が流れるのですが、ピッタリでした。また、この歌詞、今の私の状況そのものでドッキリ、心に深く響いて来ました。
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