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いや〜〜〜やっぱり、英祖王と息子の思悼世子(サドセジャ)との確執、葛藤の物語りなので・・・・。 最後まで、すさまじくて、とっても悲しかったです。何で英祖王は、そこまで息子に対して毛嫌いしなければならなかったのか? 父親としての愛情を注いでいたら…こんな悲劇は、たぶん起きなかったのでは(?)という思いを強くもちました。 ただ、物語りの前半では世子(イム・ホ)の姉や妹たちを英祖(パク・クニョン)は、目に入れても痛くないほどの可愛がり方をする娘もいたり、世子と同じように毛嫌いする娘もいたりで…。たんに、父・英祖との相性が悪るかっただけなのかなぁ〜とも思えるシーンもありました。 そう言えば、見かねた王妃が「どうか、ご寵愛をお示しください」と言った時に、英祖は「厳しくするのも愛情だ!」と言ってたので憎しみの念はなかったのかもしれません。それにしては、ちょっと厳しすぎると思うけど〜^^;; さて、英祖から疎まれている思悼世子(サドセジャ)を支える妻・恵嬪(ホン・リナ)も心労が重なり、笑顔も消え眉間に深〜いしわを寄せて心配しているか、泣いているシーンが多くなります。恵嬪のアドバイスで、英祖に日頃の言動を詫びにいく世子。少しでも、英祖王と世子のわだかまりが解けるようにと尽力するのですが…。 英祖は、そんな世子をあからさまにけなし、ことごとく無視するといった態度。ただ、愛する娘ファワン(キム・ジヨン。「人生画報」ではジョンリム役)からの世子を擁護する進言には従うこともあるのですが…。これじゃぁ〜世子でなくても、堪忍袋の緒は切れます。^^; まして、世子は精神的な病(うつ病)で、かんしゃくを起こしてぶち切れ、暴力的な言動をして刀を振り回し周りの臣下たちはヒヤヒヤするばかり。そんな世子の様子を聞いて、さらに疑り深く厳しくなる英祖。悪循環の繰り返し。 ただ世子は、こういう突拍子もないことをして英祖王の関心を引こうとしているようにも見える。 それは、英祖の反応を試しているかのよう〜裏返せば父に認めてもらいたい!父親の愛情が ほしくてたまらなかったのでしょう。 そんな英祖王と思悼世子(サドセジャ)の不仲を利用して、権力を握ろうと画策する英祖の側室ムン昭媛(ユン・ソナ。王の子供を産み名前が変わった)と老論(ノロン)派のキム・サンノが手を結び、世子を降格させて追放しようと企てるのですが、まさに同じ穴のムジナ。 「年老いた王(英祖)が死んで、世子が王になれば天変地異は起こらない!」と民に説き、扇動している生き仏と名乗る者のうわさを聞いたサンノは、千載一隅のチャンスとばかりに、この生き仏が世人を惑わしているという事実を世子に絡めて、世子を陥れようと企んだり(この生き仏と名乗る者は、世子の乳母だったハン尚宮)、世子の偽者に奇行をさせたり…。このムンとサンノの策略は、見ていてほんと腹が立ってしかたありませんでした。 この生き仏と名乗る者は、英祖のすばやい判断によって捕まり処刑されてしまいます。 世子とは全く関係のないことだったのですが…疑り深い英祖は世子に対して疑心暗鬼 の念をさらに深めてしまう。 ただ、世子の息子で英祖にとっては孫のサン(のちに第22代王となる正祖 イ・サン)に対しては、もう信じられないほどの可愛がりようで、サンを自分の後継者・世継ぎとして王世孫とするのですが…そのサンの即位式に父親の世子は出席を許されず落胆します。いくら気に入らないといっても、そこまでやるとは…。何だか、世子がとっても哀れで可哀想でした。 ところで、世子とサンが夜に宮廷を抜け出し町に行って語り合うシーンがあるのですが、この場面ジーンとしてしまいました。「兄弟姉妹たちを疑ってはいけない、互いを気遣うこと、仲良くすること…」と世子は、自分と英祖王のようになってはいけないと伝えたかったのでしょう。 また、サンが王になったら、イ・スンシンの閑山島(ハンサンド)のような国づくりをしてほしい、家柄や身分で人を差別せず、穏やかで平和な国。皆が命懸けで守る…そんな国にしてほしいと涙ながらに語るのですが、サンと世子の強い絆を感じさせるシーンでした。 さて〜思悼世子(サドセジャ)と英祖王の関係は最悪に…。それも老論派のサンノやムンたちの陰謀もあり、世子が父・英祖を殺して自分が王になるために謀反を起すといったうわさが広がります。さらには、世子の言動が誤解を生み、宮廷内は混乱状態に陥ってしまい、英祖はついに世子を処罰することを決断し、世子に自決するように促します。 この時、英祖王に「助けてください!父はそんな謀反を起す人ではありません」とハッキリと訴えたのは孫のサンだけでした。世子の妻・恵嬪は、息子サンから「父を助けるように、王にお願いしてください」と懇願されたのだが、恵嬪は父親と伯父から、世子と息子サンのどちらかを選ばなければならないと言われていたので、息子のサンを選んだということだったのでしょう。何とも悲しい決断ですね。というか、あまりにもいろいろな事があって疲れ果て、助けたいという気力すら失くしてしまったのかもしれません。 結局、思悼世子(サドセジャ)は米びつに閉じ込められて亡くなってしまうのですが…。 何も〜そこまでしなくても、というのが正直な感想です。世子を降格させて、宮廷から追い出すとか…。 または、島流しにするとか。実際に世子が謀反を起そうとしたのか、調べもせずに処罰してしまうっていう ことが信じられませんでした。たぶん、王の立場からしたら、日頃の世子の様子からして処罰しなければ ならなかったのでしょうけれど…どうも、スッキリしません。 ただ、ひとつの救いは英祖王が心の中で悔いていることです。世子を助けてくださいという声・嘆願書が 上がっていたら、きっと英祖王は助けたかったに違いありません(そんな独白シーンがありました)。また、 世子が米びつの中で息絶える間際に、父の英祖を責めていないことも救いです。私に厳しかったのは愛 情の裏返しだったのだ…と。ですから、よけいに悲運の思悼世子が哀れでなりませんでした。(完) ●思悼世子の病状が記された手紙を発見→こちら ※8月から、ドラマ「イ・サン」がNHKBSでいよいよ放送が開始されるようですが、大変興味深いです〜英祖王は、「イ・サン」でも重要な位置を占めますので、これから祖父・英祖と孫のイ・サンの関わりがどうなってゆくのかも興味津々です。
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