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「赤と黒」(原題 「悪い男」 2010年の作品)全17話 見終わりました。
ところで15話あたりまでは、復讐に燃えるシム・ゴヌク(キム・ナムギル)や登場人物それぞれの揺
れ動く心理状態とストーリー展開に、惹き込まれたのですが…その後のラストに到るまでの展開は、
ちょっと性急すぎた 感じがしました。キム・ナムギルが入隊ということで、 3話分少なくなったからで
しょうか?
これも〜韓国のテレビ制作事情(ギリギリの撮影日程)の影響なのでしょうけど、もっと 余裕をもって
制作をしていれば、3話分もできたはず…。そういう意味では、ちょっと残念ですね。 まぁ〜制作シス
テムが日本とはだいぶ違うので〜致し方ないと言ってしまえば、それまでですが…。
しかし、それでも見応えのある作品でした。何と言っても、脚本がいい。登場人物の細やかな心理描
写には脱帽。美しい映像と俳優の演技もすばらしかったです。とくに、キム・ナムギルの 復讐に 燃え
薄ら笑いを浮べる表情と想いを寄せる ムン・ジェイン(ハン・ガイン)に 見せる穏やかで優しい眼差し
に、それまで歩んで来たゴヌクの複雑な心情が現われていて、魅せられました。
また、テラ役のオ・ヨンスが夫も子供もありながら、初めて(?)の 心ときめく恋に戸惑い動揺しながら
も、自分の感情を抑えられずに惹かれていく女心を熱く切なく演じていましたが、年齢的にも嵌まり役
でさすがです。
それから、会長夫人(キム・ヘオク)の ヒステリックな迫真の演技もみごとでした。あの甲高い声が耳
から離れません。 こんなヒステリーな女にしたのは、夫である会長(チョン・クッカン)のせいなんです
けど…というか、すべての原因(?)の元とも言えますね〜(笑
ところで…タイトルの「赤と黒」ですが、なかなか深〜い良いタイトルをつけたなぁ〜と。
原題の「悪い男」よりも、こちらの邦題の方がドラマの内容にぴったり合っているように思いました。
それぞれの登場人物が二面性を持っている。それは、主人公のゴヌクだけではない。そんな心の
深層を表わすタイトルのように思えたからです。単純に、「善と悪」という対比ではないような…。
だれでも複雑な感情を持っていて、一様ではない。
さまざまな事柄に遭遇して、時には喜びだったり、怒りだったり、憎しみだったり…という 感情が引
き出される。ひとりの人間の中に、善にも悪にもなりえる種があるということ。その 象徴的なシーンが、会長夫人が 仮面の展示会を兼ねたパーティを開いた時に、「王子と乞食になるのさ」 とテソン
(キム・ジェウク) がガンウク(←ゴヌク 主役の名前がいくつもあって戸惑う〜^^;)とお互い の服を
取り替えて仮面を被る場面です。
ふたりの関係もですが、登場人物それぞれが実は仮面を被っていて(それは、視聴者である私たち
も同じかもしれませんけど)自分を装い演じながら生きていると思えたからです。 ガラスの仮面探し
といい、 このドラマの核心・テーマであり〜メッセージが込められたシーンのように思えました。
そう言えば、並べて見ると視覚的にも、赤と黒っていう 感じもするし〜 ^^ゞ
このドラマ、いわゆる韓ドラ定番の設定ですね。〜って、今ごろ気づきました^^;
主人公が孤児院育ちで、財閥の家族とのつながり、出生の秘密や三角関係など…もろ、定番中の
定番。それも、あの「冬ソナ」も含めて、その頃のドラマと同じような 設定(ほとんど、このパターン)
なのに、そういうことを全く感じさせないっていうか、見てる間も見終わってからも定番とは思っても
いないし、気づかない。これって〜やっぱり、韓ドラのマジックだからかな? 韓ドラ恐るべし〜^m^
と・こ・ろ・で、この作品サスペンスとしても楽しめましたが、まさか〜こんな どんでん返しが用意
されていたとは?! もちろん、どんな どんでん返しかは、こ・こ・では明かせませ〜ん ^m^
基本的に、サスペンス風や犯人捜しのようなドラマはネタバレしないようにと思ってますけど…。
さて、衝撃的な展開でしたけれど、ゴヌクは最後に精一杯の愛と想いで応えたように思いました。
いくつか疑問に思うこともあるのですが、 やはり〜ラストは、こうなるしかなかったのかなぁ…と。
※記事中での敬称は省かせていただきます。ご了承くださいm(__)m |

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