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心に、消えることのない傷を持つ女たち・・・ それぞれが犯した罪のために収監されたチョンジュ(清州)女子刑務所を舞台に、合唱を通して自分 と向き合い、他者を受け入れ〜歌の力で心癒され新たな絆が生まれてゆく。その女性受刑者たちの 姿を実話を元に描いた涙腺崩壊・・・涙の感動作。 ベテラン演技派女優ナ・ムニと映画「シュリ」「セブンデイズ」や米国の人気ドラマシリーズ「LOST」に も出演したキム・ユンジンが共演。また、ドラマ「ファンタステッィクカップル」で 精神障害の女性カンジ ャを好演した個性派チョン・スヨンは、出ているだけで独特の雰囲気をかもし出す。その他、演技派の 俳優が脇を固めています。 監督は、「デュエリスト」「TSUNAMI―ツナミ」(原題 海雲台)の助監督を経て「ハーモニー 心をつなぐ歌」で、長編映画デビューを果たしたカン・テギュ。韓国映画界の中でも、感動や 笑いのある温かいヒューマンドラマの作り手として期待される若手監督のひとりだとか・・・。 これからも、注目してゆきたい監督です。 <2010年の作品 上映時間115分> <あらすじ> お腹の子を夫の暴力(DV)から守るために、殺人を犯してしまった罪でチョンジュ女子刑務所で服役中のジョンへ(キム・ユンジン)は、ある日、慰問にやって来た合唱団の歌声に感銘を受ける。自分たちでも、合唱団を結成しようと思い立ったジョンへは、半年間で成果を上げることを条件に、所長から結成の許可を得ることができ、さっそくメンバー集めを開始するのだが…。(シネマトゥディより引用)ところで、収監された女性たちの中には…どう見ても、正当防衛でしょう?! と思える事件がいくつかあって、キム・ユンジン演じるジョンへなんかは、いわゆる夫が日常的に暴力を振 るうDV(ドメステック・バイオレンス)で、妊娠中のジョンへは 夫の暴力にも じっと耐えていたけど、お腹を 蹴られたことで…お腹の子と己の身の危険を感じ、子を守ろうとしているうちに夫を殺害してしまう。 また、義父からの性的虐待を受けたユミ(カン・イェウォン)は、抵抗した時のはずみで義父が死んでしまっ たり・・・と。この2つの事件は、情状酌量の余地で温情が示されてもよいのでは(?)と思いました。しかし、 映画で描かれている時代が現在よりちょっと前で、女性の立場が弱く男性側が有利に働くようで、女性は 不利。いわゆる男尊女卑なのか・・・この時代の韓国の社会が垣間見えてきます。 この他の受刑者には、放火犯や結婚サギ、騙した男を(ワザをかけて?)殺した元女 子プロレスラー、醜行女、夫とその浮気相手を殺した妻など…年代も境遇もさまざま。 時代と言えば・・・ 合奏団の指揮を担当する、元大学の音楽教授ムノク(ナ・ムニ)は、夫とその浮気相手を車の事故で死なせ た殺人罪で収監され、終身刑で30年くらい(?)この刑務所に居るようですが、ある日から国の法律が変わ り死刑が執行されることになるのですが、韓国はあとから死刑制度を 執り入れたのですね(この辺のくだり が、もしも記憶違いだったら訂正など教えてください)。日本では、死刑制度廃止の論議も起こってますけど。 裁判員制度も導入されたこともあり、いろいろと考えさせられるテーマです。 ところで、刑務所内で子どもを出産したジョンヘですが〜18か月間だけ子どもと刑務所で暮らすことが許され、 それ以後は養子縁組に出すしかないのですね(初めて知りました)。このジョンヘの子どもが可愛くて、まるで 天使のような男の子。思わず、笑顔になります〜 それに、南海キャンディーズのしずちゃんみたい(?)な受刑者もいて…何か、親しみが湧きました〜^m^ で不協和音状態だったのが…徐々に心を通わせ信頼関係も築かれて、息もぴったり合ったコーラスで、ハー モニーを奏でるようになるくだりは圧巻。 また〜ゴスペルのノリで歌うシーンは、アメリカ映画の「天使にラブソングを」彷彿とさせます。 何と言っても、歌っている時の受刑者たちの表情が生き生きしていてすばらしい〜それから、彼女たちを監視 する役目の刑務官〜男性と女性がいるのですが、受刑者たちを温かく見守る姿も感動的でした。とくに、パン 課長という女性刑務官(チョン・ヨンナム)がカッコイイんです^^ そ・し・て、クリスマスコンサートのクライマックスシーンは、号泣必至。 この12月のクリスマス時期に、ぜひ見ていただきたいお勧めの映画です〜♪
※記事中での敬称は省略しています。ご了承くださいm(__)m
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