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この『天上の花園』(韓国チャンネルA 2011年12月〜2012年3月放送 全30話)はだいぶ前
に観終わってるのですが、大好きなドラマのひとつです。家族愛が描かれるのですが、韓ドラ定
番の設定ではなく、事故や事件も財閥の御曹子も登場しません。
りなので共感を覚えるかと…。とにかく、感動的なドラマです。
出だしは、江原道の美しい人里離れた山里コムベリョンにひとりで暮らすおじいさんの家へ
二人の孫娘を連れて、バスで向かう母親ジェインの姿が映し出されます。ジェインの仕事の
都合で二人の娘を預けに行くのですが…。
父親と娘ジェインの間には、子どもの頃からの確執があり許せない思いと心に深い傷を抱えて
いるのですが…背に腹は代えられずというか唯一頼れるのは、長い間疎遠だった父親だけ。
ジェインの夫は、事業が失敗して借金を抱え法を犯してたので刑務所に入ってるし…
ところで、ファーストシーンは映画『おばあちゃんの家』を彷彿とさせます。 映画では息子をおばあ ちゃんに預けるのですが、母親の都合で預けるところやおばあちゃんの住んでる場所が山奥で電
話もなく、ドラマではケータイや(今風では)スマホが通じにくかったり、都会育ちの子どもには自然
豊かな田舎は、退屈そのものというのも同じ…。
でも、子どもは適応力があるせいか 頑固者のおじいさんや村の人たちとも徐々に馴染んで
くるのですが…次女ヒョンスの場合は、村のカフェの息子10〜12歳くらいの少年がイケメン
なので、村が気に入ったみたいだけどね〜
まぁ〜子どもの世界も、都会からやって来た子ということで、いじめや村八分的なことをする子も
いたりと大変ですが、大人の世界もさらに露骨に干渉されるし、村のつき合いもあるしでジェイン
と子どもたちがおじいさんと一緒に住むことになり、おせっかいな村人と上手につき合うべく奮闘
が始まる。ただ、カフェの人の善さそうなイケメンオーナー
実は、長女のウンスはジェインの実の娘ではなく旦那の前妻との子。この子をキム・セロンちゃん
が演じているのですが、母親に気を遣いながらも優しい母ジェインが大好きで多感な少女の繊細
さを巧く演じています。
※図の右角を:クリックすると拡大します↑
とくに印象深かったのは、頑固で不器用で自分の気持ちを表現するのが苦手な冷たくとっつきに
くいおじいさんとの関係で、最初は自分が母の実の娘ではないので嫌われてると思い悩むけど…
ある時、その素直な思いを直接おじいさんにぶつけたら「接ぎ木」の話をしてくれるのですが、この
話が良かった。 「接ぎ木」は、強くて丈夫な幹に接ぎ木をすることで枝はすくすく育つ。そして、葉を出し花を咲かせ
実をつけるんだ。と優しく話すおじいさんがとってもステキでした。 畑を耕し、野菜や果物を作って
いるからこそ、語ることができるおじいさんの言葉。ありきたりではない暮らしの中から発せられた
言葉に、何とも言えない重みと温かさを感じました。ウンスのこと愛おしく
うおじいさんからのメッセージ。 孫のウンス(キム・セロンちゃん)が感じたように、父親に対して長い間、やはり誤解していた娘の ジェインも少女時代に卒業式に必ず来ると約束してたのに、来てくれなかった父にずっと失望して
いたのですが、実は行ったけど交通渋滞で間に合わず式が終わった後だったことを知るのです。
それも花の鉢を抱えて…。その枯れた花の鉢を未だに大事にとってあったのを父親から
渡され、感極まって涙するジェイン。その姿に、観ているこちらも涙がこみ上げてきました。
感動的なエピソードでした。こういうエピソードがいくつかあるのですが…。
そういえば、後半で登場するジェインの父ブシクと訳あって海外で事業をしている長男と一緒に暮
らすブシクの妻(キム・ヨンエ)も、ジェインとウンスと同じで夫に愛想をつかしてたけど、久しぶりに
会い、その誤解も解けるのですが…女性三代に亘って(
ところで人物相関図に、ブシクの妻役のキム・ヨンエが写ってない。この相関図は、ドラマ前半
で登場する人物だけなのでしょう。後半と言っても、最後の方ですけどね妻が登場するのは…。
さて、村人たちとの関わりもおじいさんの前の過去からの土地問題が表面化したり、ジェインの夫
が出所して、この土地問題で一攫千金を狙ってリゾート開発の話を進めたりといろいろすったもん
だ起こるけど、土地を手放さないと決めて智恵をしぼり、玉ねぎを使った商品開発に乗り出したり
と村人と協力して事業を興し信頼関係を築いてゆくことに。
ただ、ジェインと旦那との関係は修復不能で離婚…カフェのオーナーと一緒になるような雰囲気。 そうそう「枝打ち」の話も良かった。これ、ジェインの夫の前妻が女優で売れない頃は舞台女優を 目指していたけれど、今では映画やテレビ出演に忙しい。自分のこれからの生き方に悩んでいた
時、娘のウンスつながりでおじいさんに会い、おじいさんが「枝打ち」の話をするわけです。
たくさんの枝が伸びたからといって、そのまま全部を育ててしまうと花も実も思うように
つけることはできない。どの枝が大きく育つか、それを見極めてこそ良い花を咲かせる
ことも、豊かな実をならせることもできる。そのために必要なのが枝打ちだと…。
この話を聞いて、自分が何をやりたかったのか初心に返って自分の道を進むと決心するわけ
ですが、この枝打ちの話は心に響きました。あれもこれもと手を出すが、何一つまともなことを
成し遂げることができない。本当に大切なことは多くない。欲張っていたら、ひとつも本当の意
味で自分のものにはできない(為にはならない)。そんなことを思わさせられました。
これでも書き足りないのですが…もし、まだご覧になったことがない方は、ぜひ一度
ご覧になってみてください。いろいろ考えさせられると思います。 こてこての韓ドラを見馴れていると、このドラマは一服の清涼剤のように心に沁み亘る。
そんなドラマでした
※記事中での敬称は省略しています。ご了承くださいm(_)m
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