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泣けました。いくら階級(身分)制度とはいえ、哭婢しか生きる術がなかったのか…哀しすぎる〜
味わい深い、心に沁みわたる良い作品でした。3〜4回に分けて、感想をアップしたいと思います。
単発ドラマなのに、こんなに分けて書くのは初めてです^^ゞ
主人公ヨンシムを演じたキム・ユジョンの演技もさることながら、母親のファン・ミソン、妓生トファのイム
・ジウンや悩める庶子ユンスのソ・ジュニョンなど…その他〜脇を固める俳優陣の演技も見応え十分。
ところで『哭婢〜ゴクビ』(KBS 2014年の作品 68分 KBSWorld版)とは、両班(ヤンバン)の葬儀で行列
の前で泣く女の奴婢のこと。その泣くこと・哭を仕事にしてる母親と娘の物語り。韓国ドラマを見てると、葬儀
で「アイゴー、アイゴー」と言いながら、大袈裟なくらい大きな声で泣き叫ぶ
この泣き女は韓国を中心にアジア圏で見られるそうで、儒教の教えが大きく関わっていて、葬儀の時に泣く
人が多ければ多いほど故人の徳が高くなるとされており、どれだけの供養ができるかは、その涙の数によっ
て決まる。だから、お金を払ってでも泣き女を雇うのだとか。
と庶民とくに〜奴婢・賤民との身分差は見てて、ほんと腹立た
しい思いになりました。
ヨンシム(キム・ユジョン)の母親タングム(ファン・ミソン→右画像)は夫に先立たれ、 二人の娘を抱え(下の娘は、まだ幼い)哭で生活を支えているのですが…何とか 食べていける程度。そんな母親の生き方が 嫌でしょうがないヨンシムは、反発し言い争いが絶えない。
母は、娘に哭を継いでほしいと願ってるけど…ヨンシムが幼い頃に 祖母(も哭をしていた)が亡くなり、
他人のために涙を流しても、祖母の死に涙ひとつ流さなかった母を許せない思いが強いからでしょう。 ただ、奴婢のできる仕事は限られていたので、手に職というか何の能力も技術もコネもない
者に、全うな仕事といったら肉体労働か(女性は)哭のようなことしかなかったのかも… 母親は、生きる術とばかりに哭を娘に教えようと葬儀に連れて行くけれど、逃げ回るヨンシム。
一方、川岸では両班の子息の進士(科挙の合格者のこと)を祝う宴席が設けられ、妓生を呼び盛大に
行っていたが、水をさすようにヨンシムと追って来た母親そして、葬儀の一行が対峙するかっこうに…。
で、葬儀の喪主と思われる男性が「倫理はご存じでしょう。どいてください」と言うと、「我が家のめでたい
席なので、無理です」と息子の母親が答える。「お棺が引き返すことは禁忌だ」と言うが「宴会を中断する
ことも禁忌よ」そして、さらに「歌いなさい、宴会はこれからよ」と譲らない。
妓生のトファ(イム・ジウン↑画像下段中)が「死者の行く道を歌で止めるのは、道理に反します」と言う。
そして、トファを見て「歌いなさい。早く歌え」と声を荒げる。
その隙に、ヨンシムがユンスや妓生たちの前をすり抜けてし
まう。葬儀の一行も後に続き、両班の祝宴を尻目に(
両班の面目丸つぶれとばかりに、息子の母親が妓生トファの頬をバシッと平手打ち。「卑しい分際で生意気よ」と言いながら、ユンスに目をやり息巻く
まさに、真逆の葬儀(悲しみ)と祝宴(喜び)→明と暗のコントラスト。このシーン、 身分差の象徴を巧く描い
ていたように思います。ドラマの見せ場・ハイライトと言っても過言じゃない。シュチエーションと脚本が絶妙
で、惹き込まれてしまう。また、複雑な人間模様も同時進行なので最後まで目が離せません。
ところで、ヨンシムは笑う人生でありたいと妓生募集の張り紙を見て妓房へ。
そして、庶子として複雑な思いを抱くユンスとの絡みなど感動的な展開が・・・
↓
◆『哭婢〜ゴクビ』―(2)は→→こちら
※記事中での敬称は省いています。ご了承くださいm(__)m
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