韓国ドラマ★サランヘヨ〜♪

2019年も、韓ドラ愛は進行形〜♪^^

韓国映画 ★全ジャンル+合作

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王の男

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以前から、この映画「王の男」を見たいと思っていたのですが…。

へそ曲がりのせいか(?)韓国で1千万人以上の人が見たという情報を聞くと見たいと思う反面、
あんまり人気があるとちょっと引いてしまったりで、そうこうしているうちに、実は今日やっと見る
ことができました。もちろん、DVDでの視聴です。

ところで、この映画に出てくる王様ですが、ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」(大長今)をご覧になられた方は、
ある程度お分かりになるかと思いますが、第1話で王妃様が毒殺されますが、その毒殺された王妃の子供が16
世紀初頭の朝鮮王朝時代に暴君として君臨した名高い王様の燕山君(ヨンサングン)。その燕山君と大道芸人の
物語り。

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               <2005年の作品>
<ストーリー>
16世紀初頭、漢陽にやって来た旅芸人チャンセン(カム・ウソン)と相棒の女形コンギル(イ・ジュンギ)。都で時の王ヨンサングン(チョン・ジニョン)が、妓生上がりの官女ノクス(カン・ソンヨン)と日夜遊び呆けている噂を聞きつけた2人は、芸人仲間と宮廷を皮肉った芝居を始める。興行は人気を博すものの、一座は侮辱罪で逮捕されてしまう。重臣に「王を笑わせることができれば、侮辱ではない」と反論したチャンセンたちは、死をかけて王の前で芸を披露する。彼らの芸は王を魅了することができるのか…。(goo映画より)

あえて『王の男』、今さらと言えなくもないのですが…。

まず、この映画を見て思ったのは、イギリス映画(ヨーロッパ映画etc)やシェークスピアの世界に通じるものがあるなぁ〜っていうこと。いわゆる道化師、ヨーロッパではクラウンとも呼ばれているようですが、宮廷つきの道化師が出てくる映画やお芝居を見たことがあります。それもただ笑わせるだけではなく、実際にあったことや起こったことを演じて痛烈に風刺して見せる大道芸、芸人といったところでしょうか。

際立っているのは、何と言ってもチャンセンを演じたカム・ウソンと女役を演じるコンギルことイ・ジュンギの2人の男優です。特に、芸人としての演技に自信と誇りを持っているカン・ウソンの演技は圧巻です。表情といい、綱渡りのシーンといい、思わず画面に引き込まれてしまいました。また、女役または女形(おやま)と言ったらいいのでしょうか。イ・ジョンギが本当に美しい! 特に最後の方の京劇のようなシーンでの毒殺される王妃役は、まるで歌舞伎の坂東玉三郎を見ているような怪しい雰囲気で、本当に女性よりも美しい妖艶な感じがして、ピッタリのはまり役。

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ところで、ヨンサングンの今は正妻または側室?となったのでしょうか。ノクス役のカン・ソンヨンですが、どこかで見たことがあると思ったら、ドラマ『私が生きる理由』や『この世の果てまで』に出ていた女優さんでした。なかなか気が強い役どころで、昔、妓生(キーセン)だったという設定、雰囲気がよく出ていました。

また、コンギル役のイ・ジュンギが女性のように美しいので、男性が興味を抱き体を売るというシーンがあるので、この映画は同性愛(今風な表現ですとゲイでしょうか? 表現が違っていたら、ミアネヨ〜)を描いていると言われている向きもありますが…。私はヨンサングンとコンギルの場面は、どちらかというと王様の孤独や寂しさが前面に描き出されていたように思いました。

そんなヨンサングンの孤独な面を垣間見たコンギルが王様を可哀相に思い、どちらかというと慰めようと思って人形劇や影絵を見せて気を紛らわせたのではないか。ヨンサングンが女に溺れるのも、幼い頃に母親(王妃)が毒殺されてしまい、母親の愛を知らずに育ったからではないかと…。また、暴君であったというのも、弱さの反動ではなかったのかとも思えます。

道化師・芸人は庶民が思っていることや感じていることを代弁しているとも言えます。

特に宮廷というところは庶民から見たら、雲の上の存在。ですから、道化師・芸人は今で言うところの情報を伝える役目、役割を果たしていたのでしょう。また、下世話な言い方かもしれませんが…宮廷で暮らしていようが、庶民のようなつましい暮らしをしていようが、人間の本性というものは大して差はない。いや、同じだと言っているようにも思えます。

ラストでチャンセンとコンギルがこんど生まれ変わったら何になりたいか?と聞きますが2人とも
芸人と答えているところで終わります。宮廷に生まれたいと言っていないところがいいですよね。
やっぱり、自由に何でもものが言えて表現できる。そんな環境に生まれたいということでしょう。

韓国では何十回も見たというリピーターの若い女性もいたようですが、
見れば見るほどいろんなことを考えさせてくれる映画のように思います。

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ファミリー

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女優スエつながりで、新たに「ファミリー」という映画を見ました。

この映画は、スエの記念すべき(映画)デビュー作ですが、新人とは思えないすばらしい演技でした。
さもありなん、下記のような賞を総なめしたことからも分かりますが、本当に新人離れした堂々の演技
でした。また、父親役のチュ・ヒョンは、アジア太平洋映画祭で、主演男優賞を受賞しています。この父
と娘を演じた2人の演技に酔いしれました。

・2004年 第25回 青龍賞/新人女優賞(スエ)
・2004 第3回 大韓民国映画大賞/新人女優賞(スエ)
・2005 第41回 百想芸術大賞/新人演技賞(スエ)
・2005 第50回 アジア太平洋映画祭/男優主演賞(チュ・ヒョン)

      <2004年の作品 上映時間96分 原題「家族 가족(カジョク)」>

<ストーリー> 
ある冬の朝、一人の女が刑務所から出てきた。まだ少女といってもいいあどけなさと、静かな怒りを胸に秘め芯の強さを併せ持ったジョンウン(スエ)。彼女は窃盗と傷害の罪で3年の刑期を務め、家に戻るところだ。家には厳格で寡黙な年老いた父チュソク(チュ・ヒョン)と、姉を慕う無邪気な10歳の弟ジョンファン(パク・チビン)が彼女を待ってくれているはずだった。お姉さんは日本に留学していると教えられていたジョンファンは、姉の帰りを心から喜んで抱きついて彼女を迎える。一方、3年ぶりの再会に「なぜ帰ってきた?」という父の言葉は、ジョンウンの胸を冷たく突き刺す。ある日、父親の友人医師から父が病気であることを告げられたジョンウンは…。(シネマトピックスより)
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ところで、スエというと今視聴中の「海 神」「夏物語」とこの「ファミリー」で3作品目。

映画とテレビでそれぞれ違った役柄はもちろんなのですが、上手く演じ分けていると思います。
特に、この「ファミリー」のスエは新鮮な印象を受けました。映画デビュー作品ということもありますが、
もぎたてのリンゴをかじった時の甘酸っぱい味が 口の中で広がるようなフレッシュな感じがしました。

さて〜スエが演じるジョンウンは、いきなり刑務所から3年の刑期を終えて出所して来るシーンで登場する
のですが、悪びれた様子がないように見えたのは、きっと何度も刑務所にお世話になっている常連だから
か〜先のほうまで見ていくと、なるほどと〜そのわけが徐々に分かってくるのですが…。この刑期を終えて
出て来たジョンウンは少女のようにも見えるのですが、何歳の設定なのでしょう。

ところで、「親切なクムジャさん」や他のドラマなどでも、刑務所から出所した時には、豆腐を食べたり、卵を
食べたり、割ったりするシーンがあるのですが(罪を白い豆腐を食べることで、帳消しするという意味)映画
では、そういうシーンはありませんでした。何度も出たり入ったりしているので、そんな慣習は無駄だと思っ
たのでしょうか。だれも刑務所に迎えに来てなかったし、家族からも見捨てられた存在なのか…。

母親は何年か前に亡くなっていて、ジョンウンと父親とは長い間の確執があるようで、3年ぶりに会った父と
娘の会話がそのことを物語っています。昔は警察官だったという父親ですから、きっと真面目で厳格なので
しょう。しかし、目を負傷したことから警察官を辞めて、今では市場で魚屋をしている。

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ジョンウンは出所してからもヤクザの親分(?)のような人物と会ったりして、きっぱり手が切れてないよう
ですが、このヤクザの親分を演じているのは「ホワイトクリスマス」でキム・ヒソンの彼氏役をした人に似て
いるのですが…同じ俳優なのか凄みのある表情と演技で、こういう役柄がピッタリという感じ。

また、ジョンウンの弟役のチビン君がとっても可愛くて、父娘の間のぎこちない雰囲気を温かくしてくれる。
思わず〜ぎゅっと抱きしめたくなるような存在で、チビン君が出ているだけで…何だか、ホッとします。

父と娘の関係を見ていると・・・

まるで、自分の昔の父親との関係を見ているようで…いたるところで、うん分かると頷いてしまいました。
例えば、真面目で寡黙で曲がったことが大嫌いなところとか、映画の父親もよく酒を飲んでいたようで〜
トラブルも絶えなかったのか…そんなところも似てます。だから、父娘の確執も何となく分かるし何気ない
場面、父親のヒゲを剃ってあげるシーンでぐっときて目頭が熱くなり、号泣こそしませんでしたが、微妙な
心理描写に思わず涙がこぼれました。

ところで、父親が病気であることを父親の友人の医師から聞き、目のケガの原因や母親との関係など真実を
知らされた時のジョンウンは、初めて父親に対して誤解していたことを理解したのでしょう。そんなジョンウンの
気持ちを思うと、ラスト近くで父親が娘の身代わりとなる壮絶なシーンでは、自ずと自然に涙があふれました。
今こうして、パソコンで記事を書きながらも目頭が熱くなってます。

あまり詳しく最後までの内容は書きませんが…ぜひ、一度ご覧になっていただきたい作品です。


※記事中での敬称は省略しています。ご了承くださいm(__)m

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美術館の隣の動物園

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「美術館の隣の動物園」という不思議なタイトルの映画を見ました。

主役はシム・ウナ。韓国のドラマに嵌まってから、シム・ウナという存在、名前をよく聞くようになりました。
ある意味、伝説的な女優さんなんですね、シム・ウナって…。そのことさえも、この1年ほどで知りました。

今までシム・ウナの作品で見たのは、映画「八月のクリスマス」とドラマ「愛しているなら」くらいで・・・この
「美術館の隣の動物園」で3作目です。3作品見た中では、この「美術館の隣の動物園」が一番好きです。
気取らないヒロインが現実感があって、いいキャラだと思いました。

           <1998年の作品 上映時間108分>
<ストーリー>
チュニ(シム・ウナ)は結婚式のビデオカメラマン。式場で見かける代議士秘書インゴン(アン・ソンギ)に片想いしている。シナリオライターを夢見る彼女は、締め切り間近の脚本募集に応募しようと、毎晩苦手なパソコンのキーボードをたたいている。テーマは、ラブ・ストーリー。そんな彼女のアパートに、兵役休暇中のチョルス(イ・ソンジェ)が、突然我がもの顔に入り込んで来た。というのもチュニの部屋の元・住人が、このチョルスの恋人タヘ(ソン・ソンミ)だったのだ。しかし、タヘは2か月前に別の男と結婚を決め、チョルスの元から逃げ出していた。こうしてチュニとチョルスの、奇妙な休暇10日間の期限付同居生活が始まったのだが…。(シネトピックスより)
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この映画は、映画の中で映画のラブストーリーが展開して行くのですけれど…。

まるで、美術館でひとつのお気に入りの絵を見ながら、その絵が自分の思いを描いて行くという、
ちょっと小粋なストーリー展開で思わず引き込まれてしまう。そんな男女のラブストーリーです。

とくに、ヒロインのシム・ウナの存在感はすごい!

相手役の男優より(?)も存在感があり、自然な演技で魅了されました。シナリオライターを目指して応募の締め
切りが迫っているせいか?チュニ(シム・ウナ)は歯も磨かず、コップだと落とした時に割れてしまうのでペットボ
トルから直接水を飲み、料理をする時間も惜しんで執筆する。だから…部屋の中はあまり掃除をしていないよう
で、ちょっとほこりがたまっていたり…。

そんな生活を送っているチュニの部屋へ、自分の彼女がまだ住んでいると思い込んでいる青年が部屋に転がり
込んで来ます。それは、兵役休暇中のチョルスです。彼女は、もう2か月前に引越しをしていたことも知らずに…
迷惑なのはチュニです。突然、見ず知らずの青年が押しかけて来て、悪びれる様子もなく態度もでかい〜(笑)

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青年の彼女は別の男性とつき合いをしていて、間もなく結婚もするという。そのことを知った青年チョルスの
落胆ぶりも見ものですが、間違えて押しかけて来たわりには、ごめんなさいも言わず見てて〜何てヤツだ!
と憤慨してしまいましたが…。チュニは憤慨しながらも、いつの間にかチョルスのペースに巻き込まれてゆき
ます。

早く出て行ってほしいと言うチュニ。しかし、どこへも行く宛てのないチョルスは、ここにある家具も
ベッドも全て元彼女と僕のものだと言い張ります。可愛そうに思ったチュニは、チョルスと10日間
の期限付きで同居生活を始めることになるのですが…。

性格もまるっきり正反対の2人ですが、次第に打ち溶け合って(?)パソコンの得意なチョルスは、チュニの
シナリオをパソコンで入力を手伝ってくれることに…。ある日、チュニはお気に入りの愛の詩を朗読するので
すが、ふられたばかりのチョルスには慰めにはなりません。かえって彼女のことを想い出させてしまうことに。

「君が美しいと感じたさっきの詩を痛いと感じられた時に、初めていいシナリオが書ける。
 頭の中で愛し、それが全てだと思い込んでいるから、変われないんだ」と言うチョルス。

本当の愛を知らない(恋愛経験のない)チュニのラブ・ストーリーにしびれを切らし、チョルスはシナリオの合作を
申し出る。そして、2人はお互いの理想を投影したインゴンとタヘを主人公にした「美術館の隣の動物園」という
タイトルのシナリオを進めることに…。

密かにチュニが思いを寄せているインゴンをアン・ソンギが演じているのですが・・・。

イメージ 4ダンディで、この映画の雰囲気にピッタリと合っていてしゃれた感じがとてもいいんですよね、アン・ソンギ。出ているだけで、画面が引き締まると言うか、やはり〜子役からずーっと50年間、俳優一筋で続けているせいでしょうか、出ているだけで絵になる俳優です。それだけでも見る価値があります。
ところで期限付きの10日間に、2人は買い物に行ったり、どちらかというと口うるさいくらい
に細かいことに気がつくチョルス。また、女性なのにおおらかというか〜あまり細かいことは気
にしないチュニは、いつもチョルスから、掃除しろとか、雨の時にさしたカサは晴れた時にさし
て歩けば乾くとアドバイスされたりして、最初はうるさいな〜この男って思っていたチュニも…
いつの間にか、チョルスに言われた通りのことを実行しているチュニ。そんな自分に思わず笑ってしまったりと徐々にチョルスのことが気になる存在に…。この2人を見てるとある面、ドラマ「フルハウス」のピとソン・ヘギョを彷彿とさせる。

さて、チョルスのほうも間もなく約束の10日間が来ようとしているのですが・・・

どういうわけか、チュニのことが気になり始めている自分に気づきます。とにかく、シナリオを最後までパソコンで
打ち込むことを自分に課しているチョルスは、ストーリーの最後を打ち終わるとシナリオのハッピーエンドよろしく、
チュニとチョルスはそれぞれに美術館と動物園へと向かいますが、お互いすれ違って会うことはできません。

しかし、出てきたところでバッタリ出会った2人は、現実の世界でもお互い正直に向き合うことに…。
そしてこれから、この2人のラブストーリーが展開されてゆくことを暗示して終わります。すっきりと
した終わりかたで見ていて幸せな気分になりました。

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ところで、この映画のタイトル「美術館の隣の動物園」とは、相容れない2つのものが気がつく
とすぐ隣りにあったということを言いたかったのでしょうか? 美術館が女性を表すとしたら…
さしずめ(?)動物園は男性を表す象徴として描いたのかもしれませんね。


夏物語 Once in A Summer

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この映画のイ・ビョンホンは今までのクールなイメージとは違って、恋にトキメク男の純情と一途さ・・・。

いい意味でのブザマさとお茶目な面を見せてくれたように思います(ビョンホンの百面相は可笑しかった!)。
また、スエは「海 神」でのお嬢様役とは180度の変身で、アカのレッテルを貼られた親の娘で、村では白い
目で見られている悲しい過去を背負った天涯孤独な女性という難しい役どころを上手く演じています。
 <2006年の作品 上映時間116分 原題:その年の夏 그 해 여름(ク ヘ ヨルム)>

<ストーリー>
周囲からの人望が厚く、女子生徒たちの憧れの的でもある元大学教授のソギョン。60歳を超えた今も独身を貫き通す彼のもとに、元の教え子から初恋の相手を探す番組への出演依頼が舞い込んで来る…。独裁政権下の韓国を舞台に、エリート家庭で育った大学生と悲しい過去を背負った天涯孤独の少女との純愛を描く。(アマゾンより)
ところで、この物語をより深く理解するためには・・・

映画の背景になっている1969年当時の韓国がどんな状態にあったかがキーポイントだと思います。軍事独裁政権下にあった韓国では、現在のような太陽政策を掲げた政策ではなく、北との緊張感でピリピリしていた時代で、まさに、一触即発状態。ですから、現政権に反対するような発言をしたりするとアカ(北の政権を支持する者)と言われていて、ジョンインの父親もアカのレッテルを貼られ、家族全員がアカとみなされていたのでしょう。
 
余談ですが喜劇王と言われたチャップリンは、アメリカで映画制作をしていた時、ヒットラーがヨーロッパで勢力を振るっていることを知って、「独裁者」という映画を作りました。これはヒットラーをパロディーで描いた反戦映画です。当時のアメリカでは、アカ狩り(左翼とみなされて)と称してチャップリンを追放してしまったんですよね。後に、何十年も経ってから過ちに気づいたアメリカは、チャップリンをアメリカに招いて映画に対する特別功労賞を授与しています。戦争反対と言うだけで、アカとみなされていた時代。まぁ〜日本も同じでしたけれど…。

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ところで、イ・ビョンホンとスエの「夏物語」はなかなか見ごたえのある映画でした。

初老を迎えた元大学教授のソギョン(イ・ビョンホン)がひょんなことから、昔の初恋の相手を探してくれるというテレビ番組の出演依頼に番組の担当者(イ・セウン、「チャングム」では医女・ヨリを演じた)が訪ねて来るシーンから始まるのですが…。60歳代のメイクをしたビョンホン必見です。ぜひ、その変身ぶり(?)をご覧になっていただきたいです。なかなかステキな老紳士に変貌を遂げていると思いますけど…。

さて、映画の中で語られる「ヒノキの葉は、人を呼ぶ力がある」という言葉が重要なキーワードになっているのではないかと思いました。それは、初めてソギョンがジョンインに出会った時に、何気なく言った言葉なのですが…。最初に、映画のタイトルでこのヒノキの葉が舞っている映像でスタートするのですが、花言葉があるように、木言葉っていうのもあるのでしょうか? もしあるのなら知りたいです。ジョンイン(スエ)がこのヒノキの葉を添えたカードを作っていたのが印象的でしたが、天涯孤独なジョンインの寂しさ、悲しさ、やるせなさ、また、この時代の重苦しさから解放されたいという願いも込めて、このヒノキの葉を添えたカードに希望を託していたようにも思いました。

ところで、大学生のソギョンは夏のひと時をボランティア活動のために、学友たちと村を訪れていたのですが、初めてソギョン(イ・ビョンホン)とジョンイン(スエ)が出会った時に、ソギョンが「ヒノキの香りで引きつけられた」と言っていましたが、まさしくソギョンはそのヒノキの葉の人を呼ぶ力に引き寄せられてジョンインに出会ったのではないでしょうか。そして、ジョンインに恋心を抱いたソギョンは、ことあるごとにジョンインと会う機会を作っては接近します。そんな積極的なソギョンにいつしか思いを寄せるようになるジョンイン。2人は頻繁に会うようになり、愛し合うように…。

ジョンインは図書館司書(この図書館も元々はジョンインの父親が建てたのですが)の仕事をしていたのですが、村で映画の上映会があった日、自分の不注意から火事になり図書館は消失してしまいます。この火事によって、ジョンインはこの村での居場所が無くなってしまうかもしれんません。さらに村での肩身の狭い状況に身を置くことに…。そんな折、急遽ソウルに帰らなければならなくなったソギョンは、ジョンインに一緒にソウルへ行こうと誘います。

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ソウルに着いた2人ですが、時あたかも学生運動(日本でいうところの安保闘争のような時代)が始まり、巻き込まれて検察に捕まってしまうソギョンとジョンイン。別々の部屋で執拗な検察の尋問に矢継ぎ早に責め立てられる2人…。特にジョンインはアカの父親の娘として見られているので、検察は厳しく問い詰めます。また、その仲間と思われているソギョンにもさらに厳しい追求をしますが、なかなか口を割らない2人に業を煮やした検察は、2人を会わせてお互いが知り合いかを問い詰められます。

この時、なぜソギョンはジョンインのことを知らないと言ってしまったのか、とちょっと悲しかったです。きっとジョンインも悲しかったに違いありません。確かに、知っていると言ったら、アカの共犯者として刑務所に入ることになるし、自分の将来も閉ざされてしまうかもしれない…。それも、ソギョンの父親や家族にも迷惑が及ぶことになるだろう。そんな思いが彼の頭をかすめたのでしょうか、ソギョンはジョンインのことを知らないと言ってしまう。

ジョンインのことを本当に愛していたなら、「知っている」と言ってほしかったと思いました。ジョンインも、もしかしたら期待していたのではないかと。ソギョンが知らないと言った時のジョンインの表情に落胆の色が見えたように感じたのは、私だけでしょうか? この時のスエの何とも言えない心情を表す表情は圧巻で、すばらしかったです。

ジョンインはソギョンのためを思って、「私も知らない」と答えるのですが…。

この時の「知らない」と言ってしまったソギョンの胸中は複雑だったに違いありません。
ジョンインが連れて行かれる時に、ソギョンがジョンインに抱きついて「ジョンイン!」と叫ぶ
のですが、後悔の念に押しつぶされたに違いありません。この時の出来事がずーっと彼の
心にトゲとして残ることに。

その後、数か月か数年後(?)でしょうか、刑務所から出所したジョンインを出迎えたソギョンは2人で新しい出発、暮らしをしよう、どこか別の場所へ行こうと駅に向かいます。しかし、ここが2人の最後の別れの場所になってしまう。ジョンインは頭が痛いと言って、ソギョンが薬を買いに行っている間にいなくなってしまったのです。薬を買いに行こうとするソギョンの手を何度もきつく握って離そうとしなかったジョンイン…。

自分がソギョンと一緒にいては、また同じ目に遭うかもしれないと思ったのでしょうか。
自分のために、ソギョンは幸せになれないと身を引いたのでしょう。ソギョンはその後、
全国津々浦々ジョンインを探し回ったけど見つからなかったと語られていました。何と
も…哀しい恋ですね。

一緒になれなかったソギョンとジョンインですが、ソギョンはずーっとジョンインだけを思って年を重ねたように、ジョンインは学校か施設の先生をしながら校庭にヒノキの木を植えて育てていたことを思うと、やはりソギョンのことだけを思って暮らしていたのではないかと思いました。時代に引き裂かれ、翻弄された男女の美しくも哀しい恋の物語と言ってしまえば、それまでですが…。見終わった後、あまりにも哀しい結末に胸が痛くなりました。

とにかく、青年役から60歳代を演じたイ・ビョンホンの演技に注目です。
青年役の溌剌とした演技と特にラストシーンの涙をためた複雑な心情の
表情は、すばらしかったと思いました。ぜひ一度、ご覧になってください。


※記事中での敬称は、省いています。ご了承くださいm(__)m 

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インシャラ

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この『インシャラ』は、イ・ヨンエさんが初めて出演した映画です。

この映画については、ヨンエさんが書かれた「とても大切な愛」という本に詳しく書かれていますので、
一読されると、この映画に対するヨンエさんの思いなどがよ〜く分かると思います。その他、さまざまな
ヨンエさんの心情がエッセイ風に綴られています。

ところで、私はこの映画を劇場で見たのですが、確か記憶違いでなければ、東京の小さな劇場アップルリンクと下北沢トリウッドの2か所だけでの上映だったと思いますが…。イ・ヨンエさんが初めて出演した映画ということもあり、ぜひ見たいと思って足を運んで見た映画です。

         <1996年の作品> イ・ヨンエの映画デビュー作
<あらすじ>
アメリカに留学していたイ・ヒャン(イ・ヨンエ)は、友人と共に旅行をするが、アルジェリアで密輸犯に間違えられ拘留されてしまう。アルジェリア警察は、北朝鮮の外交官であり革命スパイを養成する役目も担っているハン・スンヨプ(チェ・ミンス)にヒャンの取り調べをさせるが、スンヨプは彼女のことを可哀相だと思い一緒に国外脱出をはかる。アルジェリアの砂漠を命がけで渡って行く間に2人は恋に落ち・・・。
この映画のファーストシーンからラストシーンに至るまで、イ・ヨンエさんのこの映画に懸ける篤い思いがひしひしと伝わってきました。映画初出演の作品ということもあるでしょうけれど、それだけではない、映画に対するイ・ヨンエさんの情熱を強く感じました。

ところで、映画のタイトル「インシャラ」(アラブ語で「神の意のままに」という意味)とは…何で、このタイトルなのか? ずーっと考えながら見ていました。アルジェリアに来たことも、ヒャン(イ・ヨンエ)がひとり取り残されたのも、密輸犯に間違えられたのも、また間違えられたがゆえに、北朝鮮外交員のハン(チェ・ミンス)に出会い、愛し合うようになるのも…。すべてがインシャラであったということを描いていたのでしょうか。空港でヒャン(ヨンエさん)が振り返る初登場シーンで、胸元に十字架のペンダントが光っていましたが…。神って、アラーの神(?)なのかしら、やっぱり(まぁ、インシャラですからね)、舞台はアルジェリアの中東ですし…。目に見えない何か大いなるものに導かれて、と私はとらえましたが…。

そうそう、チェ・ミンスのちょっとした横顔がイ・ビョンホンさんに似ていると思いました。

私は特に、ヒャン(イ・ヨンエ)が取り調べを受けていて、ちょっと外へ出て、ハン(チェ・ミンス)がヒャンに「この香りを嗅ぐと、特に女性は頭がスッキリするんだ」と言いながら焚いて煙を出していた時の横顔はそっくりと思いました。また、似ていると思ったのは顔だけではなく、雰囲気や後ろ姿、体型も似ているように、私には思えました。もしかしたら、この映画があったから、のちに「JSA」につながっていったのかな…と(こじつけかもしれませんが)、ふっと映画を見ながら、そんなことを考えました。

ところで、砂漠でのシーンは圧巻でした。ふたりで逃げながらの逃避行の末の濡れ場は、とっても自然の成り行きであったと思います。だれもいない夜の砂漠は不思議な空間をかもし出していました。言葉もいらない世界です。このシーンはいろいろ取りざたされたようですが、とっても美しいシーンであったと思います。

また、すっぴんのヨンエさんの日が経つにつれて、顔が陽に焼けていく様子や7年後にきれいに
ばっちり化粧したヨンエさん…etc。ヨンエさんの体当たりの演技は必見ですよ。あとは、DVD
でじっくりと繰り返し見たいと思います。

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※この感想は某サイトに、2006年11月にUPしたものをこちらに移しました。


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