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綾辻行人作品は久しぶりに読みました。 期待通り本当に面白かったです。 上下巻で合計約750ページですが非常に読み易いです。 父親の仕事都合で祖父母の住んでいる夜見山北中学校三年三組に転校してきた榊原恒一は、 クラス全体が何かに怯えているような雰囲気に違和感を覚える。 その同級生の中で不思議な雰囲気を醸し出している見崎鳴に接触を試みるが更に謎は深まる。 そんな中、同級生や同級生の家族が続々と死を遂げる・・・。 いったい何が起こっているのか訳が分からなくなってくる・・・、 榊原恒一と見崎鳴は図書室司書の千曳に協力を求めるが謎は解けないばかりか死の連鎖は止まらない。 夏休みに入ったある日に見つかった1本の古いカセットテープに録音されていた恐怖の内容とは? お薦め度は、★★★★★です。 読む前は、ホラーの要素も多く含まれているのかな?と思っていました。
全然そんなことはなくて、凝ったトリックを推理するよりも一連の流れが本当に面白い作品です。 普通の速度で1日1時間読むとして約1週間で上下巻が読めると思うのでぜひ読んでみてください。 もうすぐアニメ化もされるようなので先に読んでおいて内容を比較するのも楽しいと思います。 |
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貫井徳郎作品を読むのはこれで4冊目になると思いますが、これが一番良かったと思います。 地方都市に住み幼児が、ある事故に巻き込まれてしまう。 新聞社帰社の父親が原因を追求しようとする。 しかし・・・それは誰でも心当たりのある些細な罪の積み重ねであった。 法では裁かれないような些細な罪に対して遺族は納得するのだろうか? お薦め度は、★★★★☆です。 各登場人物の行っている些細な罪は本当に些細な事なので、前半は面白くないかもしれません。
しかし残り3分の1あたりから、全てが繋がり一気に流れます。 最後に新聞社帰社の父親があっと気付く内容にも注目してみてください。 |
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随分久しぶりのブックレビューです。 時々になりますが、記事に出来ればと思っています。 昭和39年夏、東京はオリンピック開催を控えて熱狂に包まれていた。 その最中、警察幹部自宅や警察学校を狙った爆破事件が起こる。 その後、オリンピック開催妨害の脅迫状が届く。 国の威信を掛けた警察と知能を持つ犯人との戦いが始まる。 お薦め度は、★★★★★です。 犯人に関しては、直ぐに判明するので犯人探しのミステリーではありません。 しかし、構成が犯人側・犯人周辺の人間側・警察側とが上手に組み合わされていて全く混乱しません。 あと、細かい描写と当時の日本(大都会東京と地方都市の比較?)がよく分かる作品です。 オリンピック開催阻止したい犯人と必死で犯人の身柄を確保しようとする国家の両方の気持ちが楽しめます。 上下巻で800ページ超えとなりボリュームはありますが飽きずに最後まで楽しく読みました。
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昨年12月頃買おうと思っていて、その時は買わずに最近買いました。 『死神』と呼ばれる殺し屋のターゲットにされると24時間以内に偶然を装った事故で殺される。 ライター・陣内は、ある組長の死が『死神』によるものだと聞く。 彼の死を追っていくと天才投資家・本宮、組長の仇討ちを誓ったヤクザと共に死神の正体を追っていく。 その一方では、退職間近の警部と新人刑事も死神の正体を追いかける。 果たして『死神』の正体とは? お薦め度は、★★★★☆です。 決してつまらないという訳じゃないのですが・・・
純粋なミステリーと思って読むと少し緊張感に欠ける気がします。 でも内容は濃くて面白いのでぜひ読んでみてください。 |
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1週間前に買って直ぐに読み終わりました。 口にフックを掛けられてマンションの13階から吊るされた女性の全裸死体。 その傍らには子供が書いたような声明文があった。 街を恐怖に陥れた殺人鬼『カエル男』による最初の反抗である。 その後、潰された死体、バラバラに解剖された死体、焼かれた死体が見つかる。 進まない警察の捜査に街中がパニックとなる。 『カエル男』の目的とは? その正体とは? お薦め度は、★★★★★です。 表紙を見ると軽い内容に感じるかもしれませんが全然違いました。 半分ネタバレになりますが、犯人と思われる人物が浮かび上がります。 しかし・・・最後の方にあっという展開が訪れます。 本書のテーマとして、責任能力を問う刑法第39条の問題点があります。
ミステリーとして犯人探しを考えるのも楽しい一冊ですが・・・ 少年時代に犯罪を犯した者の矯正の難しさも描かれています。 |



