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今日から近くの劇場で公開になったので早速観てきました。
下のほうで内容は書きますが、内容に若干問題があるので大きな劇場ではやらず(出来ず?)
地元の小さなボロイ映画館でした。
20年以上前に行って以来だったので非常に懐かしかったのですが何も変わってなかったです。
160席の小さな映画館で椅子も悪く音響効果もイマイチでした。
マイケル・ムーア監督によるドキュメンタリー映画で
『華氏911』と同じくらいインパクトのある作品だと思います。
↓内容が内容なのでネタばれも何も関係ないの詳しく書きます。あしからず・・・↓
まず最初に映画監修にあたって、マイケル・ムーア監督はアメリカ国民に対して
『健康保険』に関するトラブル等をメール募集したところ膨大な数のメールが届く。
そのメールの数が物語るようにアメリカ合衆国の保険充実度は37位と先進国の中では最下位である。
※参考までに言うとアメリカ合衆国では国による健康保険制度はありません。(民間の保険のみ)
取り上げられた事例の一部(というかきちんと覚えてる範囲ですが・・・)は
・ある女性が車同士の正面衝突事故を起こして意識不明となり救急車で搬送される。
後日保険会社に請求するが、『事前連絡なしの救急車搬送は支払われません』という規定により
保険金の支払いは全くされなかった。
女性曰く『救急車の中で意識を取り戻した時に、道路へ落ちた携帯電話を拾って連絡しろって言うんですか?(笑&怒)』
・911テロの時にボランティアで救助にあたった人間に対しても病状がはっきりしない等の理由で支払わない。
・乳癌を患った女性が『よくある病気だから』という理由で保険金の支払いが下りずそのまま亡くなる。
・ある病気を治療しようと保険申請をしたところ、過去の簡単な治療(クリームを塗ったら1日で治る程度)を
既往歴として申告していなかった為に保険金の支払いが下りなかった。
・ある男性が仕事中に中指と薬指の第1関節を切り落としてしまい縫合手術を行いと思ったが
自己負担額が大きくてやむを得ず安い薬指のみ縫合手術を行い中指は諦めました。
・ある女性はシングルマザーで医療費を生かす為にアメリカを離れて医療を受ける。
ミシガン州からカナダへ入国して知り合いの男性の内縁の妻として安く受けてました。
まあこれが実態なのですが、こうなった背景としては・・・
・1971年にニクソン大統領時代に、民間の保険会社に委託して
国の負担を抑えつつ保険会社に報酬(=契約者へは支払い渋りなのに?)を出して競わせた。
・クリントン大統領の時代に、クリントン大統領夫人が国民皆保険制度を打ち出したのだが
国(下院議員?)、保険会社、製薬会社を揚げて潰しにかかった。
その下院議員が一人残らず保険会社へ天下りしているところも自由の国アメリカですか?
※実はこの件については、大学時代にレポートの課題として色々調べたことがあるので
※その当時からアメリカの保険制度は知ってましたが改めて見るとひどいと思います。
国民皆保険制度導入国(勿論日本もそうですが)としてイギリス、フランス、キューバの
実態が取り上げられており、どの国民も満足度が高いのが伺える。
簡単に言ってしまうとイギリス、フランス、キューバでは、全ての医療を
国民全員が負担金0円で受けられるので当然ですが(^o^)。
アメリカで呼吸器系の薬が1万4000円もするのにキューバではたったの6円で買えて
感動していた女性の表情が非常に印象に残りました。でもなんで1万4000円もするのかな?
関係ないけど、イギリスとフランスの映像ではマーチがやけに多く走ってました。
ヴィッツもヨーロッパで一杯販売してるのに一台も見なかったです。
最後の方で、マイケル・ムーア監督がアメリカ合衆国で唯一医療費が無料の場所を発見した。
それは、911テロで捕まった人間が収容されている収容所の医療センターである。
そして、マイケル・ムーア監督他アメリカの保険制度に異議を唱える人間一同が船で向う。
監視艇に見られながら移動して近づいて拡声器で『この人たちへ医療を受けさせて!』と叫んでると
あたりに警報音が鳴り始めて、ムーア監督『これはやばい、退散しましょう。』
これってまるで昔TVで見た『電波少年』の企画のようでちょっと笑いました(^o^)。
Tプロデューサーならやりそうな企画ではありますが・・・。
最後・・・ダラダラと長く書きましたが個人的に興味のある映画で非常に勉強になりました。
このような内容での公開を許可するアメリカ合衆国の対応は非常に寛大で驚かざるを得ませんでした。
もし興味を持っている方はぜひ観てください。
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