みずき りょう

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    仏教タントリズム

           資料編


<第三章>
「ウパニシャッド」の世界⑧


17:「カウシータキ」第一章の全訳②

<第2節>

 チトラ・ガーングヤーヤニ王は語る。

 全ての人は死すと、全て月界へ行く。だから、彼等の生気により月は前半月に増大し、後半月には彼らを再び送り出し元に戻る。

 月は天界の入口なのだ。月は彼(月)自体が納得出来る者だけを天界に送り出す。逆に、納得できないものは、雨を降らせることで現世界へ戻す。そして、現世界へ戻された者は、虫・蛾・魚・鳥・獅子・猪・犀・虎・あるいは人など、様々なもとなり再生する。その再生場所は、以前の業・知識などにより決まる。

 そして月は問う。お前はどこへ行きたいのかと。

 <その問いに対して、人界再生を望む場合は、以下のような返答が必要になる>

*歳月よ、種子は輝けるもの(月)がもたらした。十五夜から成る新生の霊界主(月)からだ。だからこそ、私を良き創造者である男子の中に送れ。そして、その男子から良き創造者たる女子の中に注げ。

 <その問いに対して、梵会上昇(解脱)を望む場合は、以下のような返答が必要になる>

*私は通常の再生を望まない。第十三の閏月として、十二ヶ月(一年間)の中に属さない父により、特別な世界へ至ると確信している。だから歳月よ、私を不死の世界へと導け。

 ある時は真実により、ある時は苦行により、歳月は再生の道を示す。だから、全てのものは歳月が創りだす子供のようなものだ。

 お前は何者だ。私はお前自身だ・・・月はそう答えて彼(全てのもの)を送り出した。

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「マガダ国」の台頭・・・BC600BC500年頃、インドは「16大国時代」を迎えるが、その後「マガダ国」が勢力を拡大し、同国系の統一王朝「マウリヤ朝」成立の基盤を創る。そして、<「ウパニシャッド」成立最盛期とほぼ同じ>であると言う点も見逃すべきではない。  画像:Wikipediaより



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