契約書のチェックポイント

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法律の矛盾 その3

 同じくインドネシアでの話ですが、商業車については完成車の輸入を禁止して、全部インドネシア国内で組立をしなくてはならないという法律がでたわけです。おまけに、組立部品は輸入税を無税にするという大胆な政策でした。

 そういう法律では組立の程度が問題になるのです。SKD(セミノックダウン)と称して、大まかに自動車を分解して全部を輸入する方式があります。大きな部品をボルトとナットで締めて組み立てれば済みますから、組立工場に余り投資をしたくない業者はそういう方式を希望するわけです。一方工業省の方は、CKD(コンプリートノックダウン)と称する方式を出してきました。その方式ですと、常識的にはボデー部分を細かく分割輸入して現地で溶接や塗装をする必要があります。そうすることによって、溶接や塗装の工場ができて作業者も技術を習得することができるわけです。

 法律には、CKDと書いてあっても、その程度については書いてありません。例えば、ハシゴ状になっているフレームをそのまま輸入しても良いのか、ばらばらにしなければ行けないのかで、工場のレイアウトも変るし設備も大幅に変ります。

 現場ではどんなことが起こるのでしょうか。そういう技術的なことが詳しくは判らない行政官との交渉やら、悪知恵の業者との攻防が展開されるわけです。そこら辺の面白い話は次回に譲りましょう。

 英文契約.COM http://www.eibunkeiyaku.com で英文のチェックサービスをしています。若い頃の経験がお役に立てばと思っています。 鈴木富司

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