|
時計は、止まったままだ。
あの日、部屋の壁に掛けていた時計は、14時46分を指して床に落ちていた。
そして、あの日から一年が経った。
まだ、時計は止まったままだ。
電池を入れても動かなかった。もう壊れてしまっていた。
部屋を見た母は、あの日のことを思い出すからしまった方がいいと言った。
部屋を見た父は、あの日のことを忘れないために目につく場所に置いた方がいいと言った。
どうするべきか迷った末に、
「しまってもいないが目立ちもしない」部屋のそんな場所に時計を置いている。
それが果たして正解なのか、自分には分からない。情けない。
僕は茨城に住んでいる。
ちょうど一年前の今日、外は地獄だった。
瓦礫やガラスが散乱し、道には地割れが走っていた。
信号は止まり、消防車や救急車のサイレンの音が響いた。
辺り一面からガスの臭いがする中、水道が止まってしまった。
店から食料や飲料水が無くなっていた。
深夜も続いた大きな余震が、体力を奪っていった。
個人的にいちばん辛かったのは、子どもたちの泣き叫ぶ声だった。
とにかく、不安で押しつぶされそうな状況だった。
そんな中、何よりも心の助けとなったのが、
皆さんからの応援や励ましの言葉だった。
ブログ、Twitter、メールで温かい言葉を送ってくださり、そのひとつひとつに勇気づけられた。
人とのつながりの大切さ、素晴らしさを感じた。
感謝しても、感謝しきれない。
本当に、本当に、ありがとうございました。
あの日から一年が経った。
「もう一年」なのか「まだ一年」なのか。
いずれにせよ、「もう」ようやく落ち着いた人もいれば、「まだ」辛い状況の中で闘っている人もいる。
悲しみ、苦しみ、悔しさ、それらをどこにぶつければいいのか、戸惑い続けている人がいる。
それでも、「生きていくしかない」。
一歩ずつ、前へ進んでいくしかない。乗り越えていくしかない。
僕たちは、一年前の今日起きた悲劇を、絶対に忘れてはならない。
そして、絶対にあきらめてはならない。
人と人は、助け合うことが出来る。
それなら、僕は、とことん助け合いたいと思う。
あの日、自分がたくさんの人に励まされたように・・・
最後に、これからを生きる子どもたちへ伝えたいことがある。
こんなブログ、お子さんが見ているとは思わないのだけれど・・・それでも伝えたい。
子どもたちには、是非とも「夢」を持ち続けてほしい。
なにかを失っても、「夢」だけは失ってはほしくない。
「夢」は、これから叶えるものだからだ。
僕たちの時計の針は止まったままだ。
しかし、その時計の針を動かすことが、君たちになら、できる。
人間ナメんな!
東日本大震災で亡くなられた方々に心よりご冥福をお祈りいたします。
そして、現在も被災地で頑張り続けている方々に心よりお見舞い申し上げます。
同じ人間として、いち早くも全てが復興することを、願い続けます。
|

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用







