ずっと噴水が好きだった

明治、大正、昭和。公園、街角、博覧会。戦前日本の噴水事情を気ままに探索中。なんだかんだで続いてます。ビバ噴水!

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 今年の元日、NHKで「1914 幻の東京〜よみがえるモダン都市」という番組が放送された。100年前の街の風景と人々の暮らしを高精細の復元映像と再現ドラマで見せていくという番組で大変面白く、期待していた通り戦前の噴水も登場したのだが、これは惜しかった。登場したのは、浅草十二階こと凌雲閣(画面右端にそびえる塔)が見下ろす浅草のひょうたん池の噴水。

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 いわゆる絵になる風景ということだったのだろう、ひょうたん池から浅草十二階を撮った写真を使った絵葉書は数多く残っており、噴水も一緒に写り込んでいる。こうした本物の絵葉書と比べると、その違いは一目瞭然である。

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 実際の噴水はご覧のとおり、なにやら突起状のものがいくつも飛び出した形をしている。これは何の意匠なのか。文献で明確に確認できればよいのだが、思いのほか史料が見つからない。植物の葉にも見えることから、日比谷公園の心字池にあったオモダカの噴水(下記絵葉書)のようなものだったのかも知れない。

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 では、復元映像の噴水は何を元ネタにしたのだろうか。復元映像をよく見ると、噴水を下支えしている柱がとても特徴的なデザインをしている。これで思い浮かんだのが横浜の水道創設記念噴水塔である。明治時代には、横浜停車場の前にあった。現物が横浜水道記念館の敷地の一角に保存されている他、横浜の港の見える丘公園ではレプリカが現役の噴水として活躍している。この噴水塔の上下を切り取ると、復元映像の噴水とそっくりだと思うのだが、いかがだろう。

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観ました!でも噴水は気づきませんでした。時代考証はちゃんとしてほしいですよね。でも元ネタまで推理できたとはさすがです。

2014/1/5(日) 午後 10:53 [ tenbosenkaisha ]


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