ずっと噴水が好きだった

明治、大正、昭和。公園、街角、博覧会。戦前日本の噴水事情を気ままに探索中。なんだかんだで続いてます。ビバ噴水!

遊園地の噴水

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 11日の講演会で紹介させて頂いた「鶴見花月園」の噴水はこちら。会場には、往時の鶴見花月園で遊んだことがあるという地元の方々がたくさんいらっしゃった。さっそくメールを下さった方もおられ、まさに百聞は一見にしかず。うれしいかぎりです。地元でこうして「こんな噴水があったの覚えてる?」なんてな思い出話に花が咲くと、謎が解ける日も近い!?(鯉の絵葉書2枚は、右下端をクリックすると大きな画像になります)
 
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 『鶴見花月園秘話/東洋一の遊園地を創った平岡廣高』の著者、齋藤美枝さんのお誘いで、ひょんなことから、9月11日(土)、こちらのイベントで15分ほど噴水の話をさせていただくことになりました。なにぶんそんな経験は初めてのもので、資料をどうしょうか試行錯誤しております。
 
 花月園の噴水を取っ掛かりとして、「ようこそ噴水動物園へ」と題してあちらこちらの噴水をめぐる予定です。
 
 このたびのご縁の発端となった、観覧車研究の第一人者、福井優子さんによる観覧車談義もあります。
ご興味のある方はぜひぜひご参加下さいませ。
 2010年3月末で閉館との噂を聞き、3月の連休、慌てて九州は佐賀県の「嬉野武雄観光秘宝館」に向かった。佐賀の温泉地、嬉野と武雄のほぼ中間に位置するこの秘宝館の最奥部に壮大な噴水があるという。エロと噴水といえば、かつて東京の高田馬場にあった通称「ポルノ噴水」なる、裸の男女の人形が四つに組んでグルグル回るという噴水(だったっけな?)や、昭和7年(1927)7月愛知県豊橋に現れた「ハイ!大部分の男子は之れを見て催すと思ひますハッハッ」という「エロスの女神噴水」などがあるが、それどころではなくエロであろうと期待も高まる。なにせ秘宝館である。最奥部である。これはもう、大変なエロであろう。
 
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 前置きが長くなった。金色に輝く観音様はともかく、外観は意外に穏やかである。伊勢にあった元祖国際秘宝館のような、強烈な異物感を漂わせることなく、のどかな郊外の風景に溶け込んでいる。しかし、「御案内」の文章はふるっている。総工費5億円、「愛、性、エキゾジム、ファンタジックなエロティシズムの数々を立体的パノラマチックに表現した魅惑の施設」である!なんだかわからないが、すごいことだけは確実に伝わった。
 
 さて、館内である。最奥部までの道のりはすべてすっ飛ばすが、現役では日本一の秘宝館であろうことは間違いない。エロすぎる「嬉野弁財天」蝋人形に始まり、創意あふれる仕掛けがてんこ盛りである。「おさすり観音様」「喜心金精神様」にこうべを垂れ、「風流廻り舞台」を横目に「ラブハンター」ゲームに興じ、カニがお戯れ中の「有明の恋人」の側を抜けると、いよいよ、「ハーレム エロチカ・ア・ラ・カルト」である。早くも妖しげな音楽に乗せて、得体の知れない「ムハハハハハ!」という笑い声と嬌声、ザバザバという水音が轟いている。ここまで至る所に「撮影禁止」の札があり撮影は我慢してきたが、「窓口のおばちゃん、堪忍!」とカメラをスタンバイ!
 
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 カーテンの向こう、高さ7mの吹き抜けの大空間に展開する、総工費7000万円、サルタンの夢花開く肉欲噴水大パノラマ「ハーレム エロチカ・ア・ラ・カルト」、開宴!
 
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夜をめぐり、昼をめぐり、宴は静かに幕を閉じる。
 
 何昼夜にわたって私は宴に溺れていたのか、ハーレムだけで45枚も撮ってしまい、精も根もつき出口に着いたら1時間が過ぎていた。窓口のおばちゃんにこの興奮を熱く語りつつ、「我慢できずにハーレムは撮っちゃいました。ごめんなさい!」と言ってみたところ、「なんね?他んところは写真撮らんかったと?せっかくやけん撮ってこんね。よかよか」。もう一巡、魅惑の大セックスワンダーランドに身を沈めたことは言うまでもない。

 明治45年(1912)7月3日に開業した大阪の新世界・ルナパーク。初代通天閣とホワイトタワーの間にあった「真澄ノ池」の噴水を調べている途中、面白い新聞記事を見つけたのでご紹介したい。題して「臭気満々の飛瀑」。


 大阪時事新報は「新世界めぐり」と題した新世界の案内記事の第3回で、ホワイトタワーから流れ落ちる「綾糸瀧」と滝を取り囲む「真澄ノ池」を取り上げている。


 「…成程こいつ(綾糸瀧)は玉簾を懸けたるが如しとでも云うのだすやろ、この下の白雨亭とやらいうビヤホールに腰かけて一杯傾ける時んば涼風自ら脇下に生ぜん、とか何んとか云って進(あ)げたいがその実この瀧の水が臭くて鼻持がならない、斯んな所で麦酒でも飲んでいる奴は大方鼻つんぼだろう、その瀑下の池は眞澄池とか申してエライ美しい名なんだが、池の縁に腰でも掛けようものなら臭気紛々鼻が除(と)れて了いそう、何んでも井戸の水を機械で運んでござるらしいが、水の加減か運転作用の工合か兎も角もアレでは衛生上宜しくありますまい、兎角斯んな事には八釜敷い警察は何んとしてござる…」(大阪時事新報,明治45年7月8日)


 絵葉書を思わず嗅いでしまった。


 ルナパークの絵葉書を手に取るときには、自分が体験した「鼻が除れて了いそう」な臭いを鼻いっぱいに思い出しつつ眺めてみることをお奨めしたい。

ルナパークの噴水

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 今でこそ「なにわの情緒あふれる下町」といったイメージの強い大阪・新世界。しかし、そこにはかつて、パリのエッフェル塔と凱旋門を合体させたという強烈な個性を放つ初代・通天閣をランドマークに、時代の最先端を行くモダンな空間が広がっていた。


 初代通天閣の南側に広がる遊園地「ルナパーク」。ルナパークのシンボル「ホワイトタワー」は通天閣と向かい合うように立ち、ロープウェーのゴンドラが2つのタワーの間を行き来している。


 「ルナパーク」に、「ホワイトタワー」に、とモダンな横文字のネーミングが飛びかう一方、ホワイトタワーの足元からは「綾糸瀧」という人工の滝が流れ落ち、滝を取り囲むように「真澄ノ池」という縦書きの名前を持つ池が扇形に広がっていた。「綾糸瀧」「真澄ノ池」ともに名前を筆文字でしたためた高札風の看板が立てられている。


 池には滝をはさんで左右両側に噴水があり、水を噴き上げている。噴水には何かの像が取り付けられ、翼らしきものが見えているが、もうあと一歩、かゆいところに手が届かず詳細が判らない。デザインセンスあふれるこの空間には何をモチーフにした噴水があったのか。想像力を激しくかき立てる。

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