エボのメモ帳

Je pense, donc je suis.(我思う、故に我あり)

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戦中戦後の貧しい時代の思い出である。我が家は、山口県の某農村に疎開していた。我が家の全員が旧地主さん(不在地主?)のお屋敷の一部を借りて生活していた。父は、宇部市で働き、母は手内職をし、姉は県立山口女専へ、また双子の兄達は県立山口高校(旧制)に通い、私は毎日遊びに熱中していた。
疎開先のお屋敷内には井戸があり、そのすぐ横に大きな柿の木が聳えていた。秋になると青柿が沢山ぶら下がっていた。子供心に青柿だから渋いと思い込んでいたところ、ある年台風が接近し青柿が井戸の周りに落ちてきた。渋柿に違いないと思いながら、恐る恐る齧ってみた。するとどうだろう、甘いではないか。それからは青色の落柿を拾い集めて食べた食べた。甘味に飢えていた貧しい時代であった。今でも柿を見ると当時のことが思い出されて胸キュンとなる。
添付の写真は、近隣で撮影した柿の実である。実が小さいので、渋柿だろうと思う。

以上


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