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給湯市場でぶつかり合う高効率機器の利用実態...
家庭におけるエネルギー使用量の約3分の1を占める給湯。電力陣営の「エコキュート」とガス陣営の「エコウィル」「エネファーム」、そして太陽熱利用設備。給湯市場でぶつかり合う高効率機器の利用実態は...

◆一戸建・オール電化の事例
「マンションから一戸建てになって面積も2倍近くなったのに、光熱費は約半分。効果は予想以上」。
太陽光発電のメリットを生かせるのはオール電化住宅という説明とともに様々な値引きを提示され、心が決まった。出力2.5kWの太陽光発電と合わせて、貯湯タンクの容量が370Lのヒートポンプ給湯機「エコキュート」を導入した。
 当初、湯切れに不安があった。だが、エコキュートは、どの時間帯にお湯をたくさん使うかを学習する機能を備えているため、ほぼ問題なく使っている。
 オール電化住宅で光熱費を下げるポイントは、電気料金が割安な夜間電力を積極的に利用すること。電気料金は時間帯別に3段階に分かれていて、午後 11時から午前7時までが最も安い。そこで、洗濯機と食器洗い乾燥機はタイマー機能を活用して午後11時以降に運転させている。
 さらに、電気料金が上がる午前7時になる前に部屋が暖まるように、冬場のエアコンは午前6時40分に電源を入れる。電気料金が最も高い時間帯になる午前10時までに掃除機もかけておくといった徹底ぶり。
 光熱費の変化は、オール電化に切り替えてガス代がなくなっただけで約半分に。太陽光発電の売電収入が約2000円あるため、光熱費が1万円以上浮く月も珍しくない。

◆オール電化マンションの人気も高い
IHクッキングヒーターに魅了され、「火力が強くて掃除も楽。IHがあることがマンション購入の絶対条件になった」
 最初はライフラインを電気だけに頼ることに不安もあった。しかし、災害時にはガスより電気の方が復旧が早いこと、エコキュートにお湯がたまっていることから貯水にもなると説明を受け、迷いはなくなった。
 夫との2人暮らしで、電気とガスを合わせて月2万円前後だった光熱費が、マンションの広さが1.5倍になったにもかかわらず、引っ越し直後、半額になった。
 節電するのが楽しみの一つになり、コツコツと工夫を重ね、今では約7000円まで減った。洗濯は電力を多く消費する乾燥機能もよく利用するが、割安な夜間の時間帯に使うので気にならないという。

◆リフォーム・安全優先でオール電化
 築30年以上の家をオール電化へリフォーム。LPガスから都市ガスへの切り替えが進んでいた地域で、家は道路から奥まった所にあり、ガスを引くのに100万円程度必要だった。
 今後高齢になる自分たちにとって火は危険なものと考え、同じ100万円ならオール電化に投資することにした。結果的に光熱費は月に5000〜1万円下がった。安全を優先してのリフォームだったが、思いがけず光熱費が下がり、決断は正解だった。

◆まだガスの魅力を捨て切れない人も
 東京都多摩地区に住むNさんは、長い間、太陽光発電を導入したいと思っていた。今年2月に大手量販店の太陽光発電キャンペーンのチラシに目が留まった。自宅に説明に訪れた営業担当者の熱心な説明に引き込まれ、即日、契約した。
 ところが、200万円以上もする大きな買い物を即決したことに後悔し、あい見積もりサービスである「太陽光発電見積工場」に相談したところ、契約した商品が割高なものだと指摘された。そこで、量販店の契約をキャンセルし、改めて3つのメーカーから見積もりをとった。
 屋根への取り付けイメージ、発電シミュレーション、CO2削減量を比較し、三洋電機の製品を選択。3.36kWの太陽光発電と同時に、IHクッキングヒーターとエコキュートも導入し、一見、オール電化住宅ようだ。
 しかし、ガスも契約し続けている。「まだ5年しか使っていないガス温水床暖房をやめるのはもったいない。パンを焼くのに電気オーブンでは満足できず、ガスオーブンも使っている」。暖房を使わない夏の間はガスを止めて基本料金をなくす方法も含め、ガスを残すかどうか検討するという。

◆コージェネ
 料理好きの主婦にもガス愛好家が多い。その1人であるKさんは3年半前に引っ越し、家庭用ガスエンジンコージェネレーション(熱電併給)システム「エコウィル」を導入した。
 「前の家よりずいぶん広くなったのに、我が家は格安だと思う。子供たちも大きくなり、エネルギーを使う機会が増えたにもかかわらず、光熱費は年々減っている」
 エコウィルで発電した電気は、太陽光発電のように電力会社に売電できない。そのため、使用電力が発電電力の1kWに満たない場合は無駄になる。節約効果を最大限に引き出すには、この1kWをフルに使い切る必要がある。
 オール電化住宅ほど大幅な光熱費の節約にはつながっていない。電気の使用量が少ない家庭が太陽光発電なしで導入する場合、光熱費削減の効果は小さそうだ。
 エコウィルと太陽光発電の両方を設置し、「W(ダブル)発電」にしている利用者もいる。
 家族の人数が少なく、省エネ意識が高い消費者の場合、エコウィルを導入すると1kWの発電出力を持て余し、効率が上がらず、光熱費削減効果も低く、期待外れに終わりかねない。家庭用コージェネの持つ本来の環境性を引き出す上で大きな課題を残す。
 今春から販売が始まった燃料電池を使った家庭用コージェネ「エネファーム」では、こうしたエコウイルの課題を克服できそうだ。燃料電池はガスエンジンと違い、定格出力に満たない運転も可能だ。エコウイルのように、無理やり1kWを消費するよう、努力する必要もなくなる。

◆太陽熱利用
 太陽熱利用設備とエコキュートを組み合わせて環境負荷と光熱費を下げる住宅も登場した。
 電気とガスを併用していた従来は、毎月約2万円の光熱費を支払っていたのに対して、オール電化に切り替えた現在は毎月約9000円と半額以下に下がった。売電で約8000円の収入があり、実質的な光熱費は差し引き1000円足らずで済むという。
 洗濯、食器洗い、掃除を電気料金が割安な時間帯に済ませるなど節約しているため、「“黒字”になる日が来る」と顔をほころばせる。来年、太陽光発電による余剰電力の買取価格が2倍になれば、光熱費がマイナスになるのは確実だろう。

◆オール電化で光熱費半減を実感
 光熱費については、新築や家電の買い替えなどもあり厳密な比較は難しいが、最も削減効果が大きいと実感しているのは太陽光発電を導入しているオール電化住宅のエコキュート利用者。「4〜6割減った」と答えた人が35.7%、「6割以上減った」という人も17.9%いた。太陽光発電を設置していない人では、削減実感が下回るものの「2〜4割」が38.3%、「4〜6割」が25.8%となっている。
 エコキュートを導入しながらのガス併用者が15人おり、この中では「光熱費は変わらない」と答えた人が6人と最も多かった。光熱費の削減はエコキュートそのものよりも、電気料金の仕組みにありそうだ。
 一方、エコウィルの利用者では、「0〜2割減った」と答えた人が45.5%と約半数を占める。「変わらない」と答えた人も30.3%おり、削減を実感することは少ないようだ。
 使い勝手での不満に関しては、エコキュート利用者の20.6%、エコウィル利用者の18.9%が、「不満あり」と回答(算出母数が異なるため、単純比較は不可)。具体的には、エコキュート利用者からは湯量や追い炊きの速度に関するもの、エコウィル利用からは光熱費削減効果が低いことへの記述が目立っている。

◆エネルギー機器は適材適所で
 オール電化にしてヒートポンプでお湯を作るのがいいのか、ガスコージェネ(熱電併給)でお湯と電気を作るのがいいのかは、家族構成やお湯の使い方など、適材適所で考えるしかありません。いずれも使い方を間違えると、効率は落ちてしまいます。
 オール電化一辺倒でなく、電気、ガス、石油を適材適所にベストミックスして、効率を高めていくという方向性が正しいと思われます。

企業全体の入力状況や使用エネルギーの進捗把握ができる...
ソフトウエア開発・情報マネジメントコンサルティングのOSK(東京都墨田区)は、改正省エネ法に対応した使用エネルギー集計サービス「エナジー・カルク」の無料提供を始めた。

エナジー・カルクは今年4月に改正され、2010年4月から施行される改正省エネ法に対応したサービス。同社のホームページで利用登録し、ウェブ経由で電気・燃料・熱・ガスなどの使用量を入力すれば、自動的に原油換算値化して省エネ法での取り扱い単位で集計される仕組み。計測期間の途中でも最終的な判定予測が可能で、省エネ法指定のフォーマットに出力することもできる。

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◆改正省エネ法に対応
今回の法改正により、企業全体やフランチャイズチェーン全体での年間エネルギー使用量が原油換算で1500キロリットル以上の全事業者が規制対象となる。現行法では約1万5000の工場・事業所が指定され、業務部門の約1割に及ぶとされるが、法改正で5割程度に拡大するとの試算もある。エネジー・カルクは事業所ごとに数値を入力すれば、企業全体の入力状況や使用エネルギーの進捗(しんちょく)把握ができるという。

対象事業者は今年4月から企業全体のエネルギー使用量を1年間記録し、エネルギー使用量が原油換算で1500キロリットル以上なら、「エネルギー使用状況届出書」を10年7月末までに管轄の経済産業局に届け出る必要がある。届け出なかったり、虚偽の届け出をした場合、50万円以下の罰金が科される。特定事業者に指定された事業者は削減目標(現状1%)に向けた取り組みと「定期報告書」「中長期計画書」の提出が義務づけられる。

◆IT駆使した運用
経済産業省からは報告用フォームが配布されるが、集計だけでは年次の削減目標に向けた運用は困難。システムで正確に集計したうえで、事業所ごとの進捗管理、それに対する取り組み指示や報告、申請・承認処理、削減状況の見える化など、ITを駆使した運用が必要になる。 ■「エナジー・カルク」

京セラ製の太陽光発電システムを屋根に設置した「餃子の王将」の三雲店...
地球温暖化防止へ京都企業がタッグ−。関西を地盤に中華料理店「餃子の王将」を展開する王将フードサービスと京セラは23日、餃子の王将の宝ヶ池店(京都市左京区)と三雲店(滋賀県湖南市)に、京セラ製の太陽光発電システムを導入したと発表した。

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王将フードが自社の店舗などに太陽光発電システムを取り入れるのは初めて。同社は「今回は試験導入。費用対効果が確認できれば、他店舗や工場への導入も検討する」としている。
宝ヶ池店には総出力10キロワット、三雲店には同9・2キロワットのシステムを設置。発電された電力は看板や店内の照明に使われ、それぞれ年間使用電力の約3割をカバーできる見込み。
コンビニや遊技場など、夜間に電力をたくさん使うところへ、どんどん導入してもらいたいですね。

燃費、CO2排出量ともに、約20%向上したケースもあるという...
自動車関連の環境対策として、燃費の向上、渋滞を緩和する交通流対策、物流の効率化などによる二酸化炭素(CO2)排出削減対策が効果をあげつつある。そのうちの一つが、急発進や運転中の急な加減速を避ける「エコドライブ」の取り組みだ。そのためのカーナビゲーションシステム・サービスとして、ホンダが2008年に世界で初めて実用化した「省エネルート」機能が注目されている。

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ホンダのカーナビ「インターナビ」の「省エネルート」機能は、車の運転中に燃料消費量が少なくてすむコースを優先的に知らせる。
通常のナビで表示される最短時間ルートが必ずしも燃費の最も少ないルートとはかぎらないことに着目してルート作成を行う点が特徴だ。車の走行速度、加減速、燃費などのデータを多面的に解析し、目的地までの燃料消費量、CO2排出量を最も低減するルートを算出して知らせる。

「アイドリング機能」により、消費電力量を4割削減できるという...
パナソニックは5日、ノズルを軽く小さくし、ホースの取っ手を工夫して持ち上げやすくした紙パック式掃除機の新製品「MC−P9シリーズ」を4月25日に発売すると発表した。床からノズルが離れる間は吸い込む力を自動的に下げる「アイドリング機能」により、消費電力量を4割削減できるという。

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床面からノズルが浮くと、2段階にパワーを下げる「アイドリング機能」を新たに搭載。
ごみの量に応じて4段階にパワーをコントロールし、約20μmの微細じんまで検知して光って知らせる、独自の「ハウスダスト発見センサー」と併せて使用することで、センサー非搭載機種と比較して、消費電力量を約45%削減することができました。<パナソニック企業情報>

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