今昔映画館(静岡・神奈川・東京)

やっと書き込み再開します。本年もよろしくお願いいたします。

全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

今回は、新作の「スター・ウォーズ フォースの覚醒」を静岡のシネザート1で観てきました。ここは、スクリーンがとにかく大きいのでこういう映画を観るのにふさわしい映画館です。

ファーストオーダーと呼ばれる帝国軍の残党による組織が再び宇宙侵略を開始した対抗するレイア(キャリー・フィッシャー)を将軍とするレジスタンスは、行方不明になっているルーク(マーク・ハミル)を探すための地図を探すため、惑星ジャクーに、ポー(オスカー・アイザック)を送り込み、地図を手に入れますが、そこへファーストオーダーが現れ、彼は捕まってしまいます。地図はロボットのBB8に託されます。BB8は廃品回収をしているレイ(デイジー・リドリー)と出会います。一方、ファーストオーダーについていけなくなったストームトルーパーの一人がポーを連れて脱走を図ります。彼はポーからフィン(ジョン・ボイエガ)と名前をもらいますが、惑星ジャクーに墜落して別れ別れに。フィンは、レイとBB8に遭遇し、成り行きから、一緒に廃品になっていたミレニアム・ファルコンに乗って、ジャクーを脱出します。しかし、ミレニアム・ファルコンが自動操縦で貨物船に拉致されてしまいます。そこへ現れたのが、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)とチューバッカ(ピーター・メイヒュー)。BB8がルークの地図を持っていることを知ったハン・ソロは彼らをレジスタンスの基地へ連れていくことにします。しかし、その途中立ち寄ったタコダナでファーストオーダーの襲撃を受け、幹部カイロ・レン(アダム・ドライバー)によってレイは連れ去られてしまいます。彼女はルークのライトセーバーに感応し、どうやらフォースに縁がありそうです。カイロ・レンは、フォースのダークサイドに魅せられて、ファースト・オーダーのリーダー、スノーク(アンディ・サーキス)を師としていました。このフォースに縁のある二人は対決する運命にあったのでした。

「スター・ウォーズ」の新作は、「ジェダイの帰還」の続きとなるお話ですが、実際の俳優が年を取るくらいの年月が経っているという設定になっています。「帝国の逆襲」「ジェダイの帰還」のローレンス・カスダンと「MI:掘廖屮好拭璽肇譽奪」のJ・J・エイブラムスが脚本を書き、エイブラムスがメガホンを取りました。本作から配給がディズニーとなり、20世紀フォックスのファンファーレから「スター・ウォーズ」のテーマへつながるというわくわく感がなくなっちゃいました。まあ、頭にディズニーのロゴを入れなかったところは気を遣ってる感があるのですが。

「スター・ウォーズ」の機↓供↓靴、どうにも辛気臭いお話で乗れなかったのですが、今回は割と評判がよいようなので、劇場に足を運びました。最初の「スター・ウォーズ」(犬里海箸諭△瓩鵑匹せえな)が明るく楽しい宇宙チャンバラだったのが、「帝国の逆襲」でドラマ要素を強化し、「ジェダイの帰還」でエンタメ大作としてまとめていたので、その先をどう展開するかと思ったのですが、新キャラクターを登場させる一方で、ルーク、レイア、ハン・ソロに、チューバッカ、C3−POといった面々を再登場させることで、昔のファンへのサービスもたっぷりという作りになっています。今回の新キャラは、ストームトルーパーからの裏切り者フィンと、廃品回収業を営むレイ。特にレイは闘う強いヒロインに設定されていまして、彼女が新シリーズを引っ張ることになりそうです。そして、敵方のキーパーソンになるらしいのは、マスクをかぶってコーホー言いながらしゃべる滑舌の悪いカイロ・レンなる若造。これがダースベイダー様LOVEな変わった奴で、フォースの暗黒面を極めようと頑張っらっしゃるのでした。

基本は、レジスタンス対ファーストオーダーの攻防戦で、ファーストオーダーの新兵器は惑星吹っ飛ばすのなんか一発でOKという優れもの。実際に星5つを一気に亡きものにしちゃうのですよ。この新兵器の照準がレジスタンスの基地に向けられちゃうので、何とか新兵器を破壊しなくちゃというのがクライマックスになります。で、このクライマックスにもう一つの因縁話の方も並行で動くという展開は、「ジェダイの帰還」のクライマックス的構成になるのですが、新兵器破壊作戦に、主要メンバーが貢献しないというのも、同様な展開でして、その分、ドラマ的な盛り上がりはいま一つになってしまいました。作戦のヒーローであるポーがあんまり目立たなかったってところにドラマ構成の難しさがあるのかなって感じ。

とはいえ、旧作のキャラクターを要所要所に据えたストーリー展開は、昔のファンからその子供世代となる今のファンまで取り込もうという意慾は感じられ、親子で語り合える「スター・ウォーズ」にしようとしているのは、ディズニー的戦略だなあって感心。「スター・ウォーズ機↓供↓掘廚里茲Δ糞貔ぢ紊鯡技襪靴燭茲Δ覆笋蠅燭な題が、なくなったところは評価したいと思います。ただ、この映画が1本の映画としてどうなのって言うと、新シリーズのプロローグ以上のものになっていないのは残念。もっと見せろと思わせる部分が多すぎなのですよ。言い方は悪いけど、伏線を張るためだけのドラマになっている節がありまして、何一つ完結するものがないストーリーを1本の映画としては評価できないよねえってのが正直なところです。2時間ドラマの前半を、倍に薄めて引き延ばした感じと言ったら酷いかしら。でも、この映画のラストシーンを観ると、そこで終わるんかい!って突っ込みたくなっちゃいましたもの。

J・J・エイブラムスの演出は、ストーリーを要領よくつないで、テンポよくドラマを進めていきますが、キャラを印象付けるというよりも、ドラマの進行重視という感じでして、プロローグという位置づけで割り切って演出しているような感じでした。単品として楽しませる趣向があまりなくて、続編の期待を取っ払ったら何も残ってないって言うか、とにかく伏線を散りばめるのに手一杯で、続編のための地ならしをしていると言ったら言い過ぎかしら。この映画だけで、「スター・ウォーズ」の新シリーズを評価することはできません。そういう意味では、このシリーズが一区切りできたところで、この映画の評価が見えてくるのでしょう。この映画だけで、言ってしまえば、もったいつけておいて、何もわからんまま終わりやがってってことにしかならないです。

演技陣では、レイを演じたデイジー・リドリーがこの先期待できそうな女優さんとして印象的でしたが、この作品ではキャラが確定していなくて、演技のしがいがなかったという感じなのが、ちょっと気の毒。フィンを演じたジョン・ボイエガも、背負うドラマがはっきりしないので、印象が薄かったです。そんな中では脇役としての立ち位置を演じ切ったオスカー・アイザックが一番の儲け役と言えそうです。新ロボ、BB8は明らかにディズニーの息のかかったキャラになってまして、妙に感情表現するところがあざといというか、かわいいキャラにはなっているのですが、R2-D2にあったロボットならではのペーソスはないので、好みが分かれそう。ルーク、レイア、ハン・ソロは、オリジナルの役者が演じているだけで御の字といったところでしょうか。十代のファンには彼らはどう映るのか興味あります。私のようなオリジナル世代にはしみじみ感が先行しちゃうもので。

後、すごく気になったのが音楽でして、これは劇場の設備のせいかもしれないのですが、音がこもり気味で、さらに音楽が前面に出てこないのですよ。このシリーズの魅力の一つが音楽を目一杯鳴らすところにあるのですが、それがないと魅力半減です。以前に「スター・ウォーズ」のエピソード犬髻▲疋襯咫璽妊献織訐瀏のTHX劇場(ワーナーマイカル海老名)で観たときは、楽器の一つ一つが聞き分けられる音響に鳥肌が立ったのですが、それには程遠い音楽だったのは残念でした。



この先は結末に触れますのでご注意ください。



カイロ・レンは、レイアとハン・ソロの間に生まれた息子でした。これが、フォースの暗黒面に傾倒していっちゃったわけですが、ハン・ソロは敵基地に乗り込んだ時、彼を説得しようとするのですが、レンはライトセーバーで父親を一突き、ハン・ソロは帰らぬ人となってしまうのでした。ポー率いるレジスタンス部隊は、ファーストオーダーの基地を急襲、新兵器の心臓部を破壊することに成功しますが、それは惑星ごと吹き飛ばすような爆発を引き起こします。一方、レンとレイの一騎打ちとなります。レイはレンを後一歩で倒すところまで行くのですが、爆発の地割れにレンは飲み込まれてしまい、レイはチューバッカに助けられて、レジスタンスの基地へと帰還するのでした。すると、それまで眠っていたC3-POが目を覚まし、空中にルークの居場所を示す地図を描きます。そこへ、BB8の持っていた地図を重ねることで地図は完成。その地図が指し示す場所へ向かうレイ。断崖絶壁の上に立つ男の前に、ライトセーバーを持って歩み寄るレイ、振り向いた男は、年食ったルークだったのでした。おしまい、エンドクレジット。

エンドクレジット2枚目(トップはハリソン・フォード)のマーク・ハミルはラストシーンのみの出演でしたが、続編では活躍する出番があるのかしら。ともあれ、行方不明のルークを探すところから始まって、そのルークを見つけたところでおしまい。でも、ルーク探しはドラマのメインプロットではなく、単に人物紹介のためのストーリーでしかないってところのにこの映画の弱さがあると思います。それは、「スター・ウォーズ」のファンの方にとっては、些細な事かもしれないのですが、私のような、それほど思い入れのない人間からすれば、人物紹介だけの1本の映画でお金を取るって商売はどうなの?ってことになります。確かにスペクタクルシーンもあるのですが、CGで作られた映像にさほどの感動も愛着も感じないオヤジ世代としては、それだけではモトが取れないのですよ。せめて、レイがジェダイになるくらいまでは見せろよ、ルークが死ぬか生きるかくらいのところまでは見せろって思ってしまうのですよ。だって、レジスタンスとファースト・オーダーの戦いとしては、ほとんど進展がないじゃん。というわけで、この映画、私としては、出し惜しみが過ぎるケチ映画ということになっちゃいました。旧キャラへのノスタルジーで引っ張ろうという気持ちはわかるのですが、さほどのファンじゃない身としましては、それだけじゃねえって感じなのでした。

閉じる コメント(13)

顔アイコン

JJエイブラムス監督評はさすがです。テレビドラマシリーズでも謎をちりばめて結局・・・が多い人なので。けど、色々なシリーズをそつなくこなすのは上手いな〜とこの作品を見て思いました。次あたりは製作に回ってそうですけど。
BB−8は確かにディズニーらしいキャラですが私の中では可愛さが勝っちゃいました(笑) あの親指立てるみたいなライターが特に^^
TBよろしくお願いします<(_ _)>
そして、来年もよろしくお願いします<(_ _)>

2015/12/31(木) 午後 8:49 ryane 返信する

顔アイコン

私がこの映画を見るのは、ネットレンタルで安く観れる頃になるとおもいます。あと半年か一年先ですな

snokeという最高指導者がネットでも全然画像が拾えません。
この人は靴婆樵阿世韻出てきたミディクロニアンを操れるdarth plagueisらしく、気妊▲淵ンが生まれた謎を握る人物らしい。と勝手に推測。

まあこれが新シリーズ最大の種明かしとなるでしょうが、6年以上先の話ですね

ホログラムで現れるらしいですが、どんな姿でしたか?

2015/12/31(木) 午後 9:15 Schwangerschaft 返信する

顔アイコン

ライアンさん、コメント&TBありがとうございます。J・J・エイブラムスは「スーパー8」みたいな佳品もあるので、映画作りはうまいと思うのですが、今回は、企画の時点で、この映画では話を進ませないみたいなお約束ができていたのなって気がします。ともあれ、1本の映画としてはどーなのって感じはいなめませんでした。

2015/12/31(木) 午後 11:45 [ einhorn2233 ] 返信する

顔アイコン

札束さん、コメントありがとうございます。続編って6年以上先になるのですか。ヒロインが一回り成熟しちゃいますね。スノークは画像が出回っていないのですか。一言で言うと、巨大ぬらりひょんでした。

2015/12/31(木) 午後 11:49 [ einhorn2233 ] 返信する

顔アイコン

わはは。いろいろウケました。
さすが、的確なレビューですね。
今回はまさに序章の新旧顔見せ的な一本でした。
でも、わたしなんかはノスタルジー戦法にまんまとやられちゃったのでそれなりに満足度高いです。
昨日は二度目の鑑賞しちゃいましたからw
可愛くてたまらないBB8や新顔たちもみんな好き。続編が楽しみです。

2016/1/1(金) 午前 0:34 pu-ko 返信する

顔アイコン

TB試みたんですがやっぱりダメですね。
記事URL貼らせてください。
http://alicemobie.blog.fc2.com/blog-entry-4236.html

2016/1/1(金) 午前 0:39 pu-ko 返信する

顔アイコン

pu-koさん、コメント&TBありがとうございます。「スター・ウォーズ」の新作はブロガーさんの間では評判いいですねえ。ケチつけてるのは私ぐらいかも。それでも、顔見世口上だけで、お金を取られるのはいい気分がしないのは、私にとって「スター・ウォーズ」は単なる映画でしかないからでしょう。イベントととして楽しむまでになれば、映画の評価も変わったのかもしれないです。

2016/1/1(金) 午前 8:32 [ einhorn2233 ] 返信する

アバター

あ〜なるほど。
私なんかは3部作で1本って認識なので。( ̄▽ ̄)
確かに旧作は1本でもちゃんと完結〜してなかったですね( ̄∀ ̄*)イヒッ
してたのは犬世韻任垢(^_^;)
持ち上げレヴューですが、TBさせてくださいね。

2016/1/1(金) 午前 11:33 木蓮 返信する

顔アイコン

もくれんさん、コメント&TBありがとうございます。3部作だから、1本目で完結する必要はないのですが、それでもお話が進まなすぎだと思った次第です。「ロード・オブ・ザ・リング」なんか、1作目だけでも映画を観た満足感がありましたけど、今回のはそういうのがなかったんですよねえ。

2016/1/2(土) 午後 7:25 [ einhorn2233 ] 返信する

顔アイコン

U-nextのお試し只券で、無料でみれました。あんまオモロくなかったですね。主人公の女は魅力的でしたが。

ハリソンフォードはさすがに光っていたが、また借金漬けの密輸団に逆戻りという惨めな境遇。

ルークは浮浪者。レイアはオリジナルの役者を再結集した意味がないほど別人って感じ。

公開するまでが華でした。いつものように。

2016/5/24(火) 午前 0:14 Schwangerschaft 返信する

顔アイコン

札束さん、コメントありがとうございます。そうですね、全体に出し惜しみ感が強くて、登場人物の紹介レベルで1本の映画を作っちゃったという印象が残ってしまうのは、やっぱり失敗作なのかも。

2016/5/24(火) 午後 8:23 [ einhorn2233 ] 返信する

面白い評価です。そう言われればそうだなと納得できましたし、お話の解説として勉強させていただきました。文字で説明してもらわないと、想像力が達しない世界です。いつも理解力がないというわけでもないと思うのですが、こういうのは本当に苦手です。
スター・ウォーズは3,6が好きかな。「ローグ・ワン」で追いついて、次からまた劇場鑑賞しようっと!
TBお願いします。

2017/1/4(水) 午後 11:08 オネム 返信する

顔アイコン

オネムさん、コメント&TBありがとうございます。この映画は、新番組の告知番組の豪華版みたいな印象で、私には今イチでしたけど、「ローグワン」は単品としてきちんと楽しめるように作られているので、こっちよりもおススメです。

2017/1/7(土) 午後 8:39 [ einhorn2233 ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(3)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事