廣宮孝信の反「国家破産」論 ブログ

「国が財政危機と考えることこそが日本の危機」「財政黒字はむしろバブル崩壊の予兆の場合もある!」。【国債を刷れ!】著者のブログです

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国債、「逆未達」

困った顔

「ニュースサイトの転載」はサービス終了になりました。

G20で

2010年末までに財政出動の合計が500兆円になるように…

という話になりましたね。

ただ、この500兆円というのは、「目標」ではなく、
「各国の財政出動の合計が5兆ドル(約500兆円)になるとの積算を示すにとどめた。
(日経新聞 09年4月3日 3面)

ということなのだそうです。

2007年の世界の名目GDP世界銀行のデータで

54兆ドル

でした。これを基準に考えると、5兆円で世界のGDP比約9.3%

これが2010年末まで、つまり、約2年間で、ということなので、1年当たりは4.6%ということになります。

まあ、ドイツやフランスが財政出動の目標を設定するのは渋ったとは言え、
世界のGDPと比較するとかなり大規模な財政出動になるということは、
間違いなさそうです。

まさに、「国債を刷れ!」な世界になりつつありますね^^。


それにしても、報道機関がこういう話をするときは、「500兆円」という金額だけを言うのではなくて、

1年あたり世界のGDPの○○%

という記事を是非とも1行追加して欲しいですね。

でないと、こっちでいちいち計算せなあかんやないかい!(笑)


ちなみに、上のAFPの写真で、まるで大学の卒業式のような雰囲気をかもし出しているのは

バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領、
シルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)伊首相、
ドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)露大統領

という面々です。


本題に入る前にもう一つ、
昨日の話題『通貨安で対外純債務改善!?』の 補足です。

イギリスと違って、韓国は対外債務も外貨建てだろうから、イギリスのように「通貨安で対外純債務改善」というロジックが成り立たないのでは?という読者の方からの疑問について:
イメージ 1


これは、「対外債務」のうち、
どれくらいの割合が外貨建てで、どれくらいの割合が自国通貨建てか、によると考えられます。

上の表のように、
07年末から08年末にかけてのポンドと韓国ウォンの対米ドル下落率は、
あまり変わりません。

それなのに、
対外純債務GDP比の改善幅は、イギリスの方がずっと良くなっています。

おそらく、
英国の対外債務に占める外貨建ての割合は、韓国よりもずっと低いのでしょう。


「対外純債務GDP比の改善幅」と「為替レートの下落幅」が比例すると仮定した場合、

対外純債務がゼロになるには、

英国ポンドは、07年末比で35%の下落で済むと見積もられるのに対して、

韓国ウォンは、07年末比で59%も下落しなければならないと見積もられます(上の表参照)。


さて、本題です。

英国債未達、大丈夫?』の回で、
日本でも2002年9月20日の入札で、10年物国債の未達が発生しました
という話を紹介しました。


さて、この10年物国債の買い手が付かなかった

(といっても10年物なのに1.2%しか金利が付かず、1兆3,500億円のうち、1兆1,852億円は買い手が付いたので、87.8%は売り切れたのですから、大したことはありませんが

ということが起こっているちょうどそのとき、

短期の国債(正確には「国庫短期証券」)は、売り手が見つからなかった、ということが起こっていたのです!
イメージ 2

出典:東京短資株式会社

上の表は2002年9月の日銀の「短国買入オペ」の明細データです。

買入オペ、ということは、日銀が

短期国債、我々に売ってください!

と言っているのに、売り手側が売り渋って、品薄になり、買いオペ目標額に届かず、「未達」になっていたのです。

この時期は、長期国債が不人気で、短期国債が大人気、であったと言えます。


この02年9月、

長期国債の「販売」の未達という「ネガティブ」な情報は新聞に載りましたが、

この短期国債の「買取」の未達という「ポジティブ」な情報は一切報道されていないと思います。


報道にはやはり、バランスが必要でしょう、と思うのですが、いかがでしょうか?


また、「国債買いオペ未達」というようなことがあり得るのです。

このような事実は、私がこれまで何度か書いてきました、

政府が「国債増発+財政出動」をしない限り、日銀も資金供給を増やしようがない

ということの一つの強力な根拠と言えるでしょう^^。


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>韓国ウォンは、07年末比で59%も下落
笑いました。
>短期国債の「買取」の未達という「ポジティブ」
またまた驚きました。やっぱり、積極財政&日銀買いオペのダブルパンチが現在は大切だと実感しました。

2009/4/3(金) 午後 4:29 [ 鉄人4号 ] 返信する

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前回と言い、また驚きです。

2009/4/3(金) 午後 8:22 [ alt ] 返信する

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国債未達の裏でそんなことが起こっていたとは!!勉強になります!

2009/4/3(金) 午後 9:29 [ こう ] 返信する

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本件と関係ない話なのですが、リクエストです。税制がどうあるべきかを論じていただけないでしょうか。需要拡大のためには消費税なくして直接税を累進課税でかけるのがよいと思うのですが、どうでしょうか。しかしこれを言うとすぐ切り札のように「金持ちが出ていってしまう!ニヤリ」とやられますよね。彼らの言い分がどの程度正しいのか・・・ 削除

2009/4/4(土) 午後 1:49 [ 素人 ] 返信する

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