廣宮孝信の反「国家破産」論 ブログ

「国が財政危機と考えることこそが日本の危機」「財政黒字はむしろバブル崩壊の予兆の場合もある!」。【国債を刷れ!】著者のブログです

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次の日曜日(26日)
名古屋市長選があります。

私が「国債を刷れ!」を執筆するきっかけとなった、

前衆院議員・河村たかしさんが立候補されているのですが、

その政策が非常に興味深いですので、ご紹介させていただきたく思います。

が、
政策の話の前に、どんな人物かのお話をご著書の「この国は議員にいくら使うのか」から少し拾っておきます。

例えば、政権交代を目指す民主党に所属しておられるのに、こんなことを書いちゃっておられます
【「政権交代」よりも「議員改革」】p.92

与党を代えるだけでは大きなことは何も変わりはしない。

「議員病」にかかった「職業議員」たちが政権を担うのであれば、…大きな変化を期待できない…

議員の報酬をもっと現実的な金額に下げて、特権的な手当てもなくす。

そうすると、何が起きるか。実は、議員たちが働き始めるのだ。

簡単な話、自分たちよりいい暮らしをしていたり、悪いことをしていそうな者に対して敏感になる。庶民感覚が戻って、税金の無駄遣いに対して敏感になるのだ。

なお、
「議員改革」に関連して、河村さんは「党議拘束撤廃」ということも重視されています。

というのは、
・党議拘束があると、政治家は自分の公約を守れない。
 (たとえば、郵政民営化選挙のときに、
  少なからぬ自民党議員が地元では「民営化反対」、
  東京に来ると「民営化賛成」と言わざるを得ないケースが見受けられましたね…)

・党議拘束があると、幹部以外の議員は自分で政策を考えなくなる

からだそうです。

欧米では、党議拘束というものが存在せず、議員は公約どおりに行動する基盤ができているそうです。

ただ、閣僚は閣議に反対してはいけない。

端的な例が、
英国ブレア政権で閣僚の一人がイラク参戦に反対して、大臣職はクビになりましたが、労働党議員としての資格で国会議員を続けています。

河村さんによれば、
党というのは緩やかな集まりであれば良く、個々の議員は各自の理念・公約どおりに行動すべき、とのことです。

政策集である「河村ビジョン」には、
「内閣は総理に従うが議員は理念に従う」が世界の常識
と、書かれています。

ここまで見ていると、
河村さんはかなり普通の感覚の方だと思えるのですが、

普通の感覚では国会議員を続けるのがなかなか難しいようです:
【議員特権を拒否して委員長解任】p.84
これは、引用ではなく、私のほうで要約を書きますと、

・衆院の国会等移転特別委員会の委員長に任命された

・委員長特権である、日当6,000円や、運転手付き黒塗り公用車を拒否した

すると、2ヶ月で委員長をクビになった

・委員会での議決で解任、ではなく、
 なんと、民主党の国対委員長から勝手にクビにされた


世にも奇妙な国会物語はまだ続きます:

p.64で赤坂の豪華議員宿舎について、

「国民には財政危機を訴えて、なぜこんな豪華な議員宿舎を建てるのか?」
 と主張していると、周りの国会議員に白い目で見られた

あるときからテレビでパッタリこの問題が取り上げられなくなった
 (テレ朝の出演依頼も一週間延期になったあと、ボツになった)

テレビで取り上げられなくなったとたん、某クリーンなイメージだけは
 ダントツな党の議員たちが続々その豪華宿舎に入居
 (本の中ではどこの党か具体的に書かれています^^)

あと、こんなお話も:
議員年金は受給資格があるが、
「議員年金全面廃止」を主張する急先鋒だったので、
国会で全部寄付すると宣言し、1億円くらいをフイにした話

などなど、興味深い話がいっぱい書かれています。
(「この国は議員にいくら使うのか」、是非アマゾンで買いましょう(笑)。)

なお、上記のような話だと、

河村さんは、なぜ民主党に所属しているのか?

という素朴な疑問が湧いてきますが、これについては、
残念ながら国会議員がひとりでできることは非常に少ない。

たとえばひとり会派では本会議で代表質問はできないし、
一般質問でさえ回ってこないかもしれない。

だから私は、党に属しながら、やりたいことをやり、言うべきことは言う、という姿勢になったのだが、それが異端に見えているということだ。
(「この国は議員にいくら使うのか」p.103)

「劇団ひとり」は成立しますが、「国会議員ひとり」ではできることがあまりにも限られてしまうようですね^^。

そして、
政党に属していても国会議員としてできることもなかなか限られてしまいます。

ということで、
河村さんは、これまでは総理大臣になって国を変えてやろうというスタンスだったのですが、それは上記のような民主党内でも嫌われる主張をしているので、推薦人が集まらず断念

そして、名古屋市長への立候補となっているわけです。

人口220万人の巨大都市で改革を成功させれば、全国へのインパクトもきっと大きいでしょう^^。

河村さんが市長になったとしたらどんな政策をするか、というお話は紹介は、また明日させて頂きますm(_ _)m

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閉じる コメント(13)

あの人は永田メール事件のエルメス理論から少しは進歩したんですかねぇ……。

2009/4/23(木) 午後 2:20 [ 手の目 ] 返信する

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河村さんがきっかけやったんやね!
しかし政治家の世界の裏話ってすごいね。^^;

2009/4/23(木) 午後 3:05 [ nori@kobe ] 返信する

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河村議員好きです
河村議員のような人がいられなくなる民主党にはなんの魅力も感じません。。。

2009/4/23(木) 午後 3:06 [ こう ] 返信する

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川村さんは、結構「おもろいオッサン」って感じがして、大阪人としては結構好きですね(^^

ちょっと、「河村ビジョン」を拝見させていただきましたが、寄付金による政治は、結局利権政治じゃないですかね。アメリカみたいな。
又、庶民が裁判官無しに裁判をするみたいなことを言われていますが、「人民裁判」の恐ろしさは、氏の年では共産主義の元気な頃を知っているでしょうから、知っているはずなんですがねぇ。
さらに、裁判所が積極的に訴訟に関与する「職権主義」を積極的に活用すると書かれていますが,これは、結局捜査機関の資料に、おんぶに抱っこになるので、「公平な裁判」からはいかがなものかと。


私個人からは、突っ込み所が有る内容に思えます。

2009/4/23(木) 午後 7:29 [ 丸坊主 ] 返信する

民主党執行部が心底支持しない、なおかつ代表選に出ても推薦者が集まらないということは・・・もしかしたらマトモ?と思ってしまいます。

2009/4/23(木) 午後 7:33 [ 古の碧き泉より ] 返信する

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河村氏は、規模は大きくないですが、経営者ですから議員報酬は低くなってもあまりダメージが大きくないんですよね。
報酬を低くすることで、一般の人の政治家へのハードルが高くなります。今の議員報酬でもちゃんと仕事すれば殆どなくなる額だそうです。低くするならするで、他にも手をつけなければならないような気がします。
ローマの護民官のいない元老院のような状態にならないか気になります。
あまり、支持もしていませんが、不支持でもありません。民主党の公認さえ受けなければ、支持してたかも。投票できませんけどね。

2009/4/23(木) 午後 8:46 [ alt ] 返信する

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こんばんは。
河村たかしさんって、話を聴いていると非常に面白いですね。わくわくして来るという感覚ですな。
ビジョンをぶち上げるにしても、全くの絵空事でないのは好感が持てますね。 削除

2009/4/23(木) 午後 9:17 [ うどんすき ] 返信する

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katakatapon さん、

突っ込みどころはどんどん突っ込んでください^^

河村さんは決して独裁者的な方ではないです。何せ党議拘束撤廃、政党は緩やかな集まりで良いとおっしゃっている方ですので^^

逆に、河村さんは私の「国債を刷れ!」で書いていることの全てについて同じ意見ということもありません。。「国債を刷れ!」を読んでいただいてほどなくして「是非一度お会いする機会を」と秘書の方を通じてご連絡いただきましたが、例えば、私の本では政府支出増加による積極財政を中心に書いていますが、河村さんの考え方は減税を中心にした積極財政だったりします。

2009/4/23(木) 午後 10:54 [ ヨッシーニ ] 返信する

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泉さん、
なにせ、「貯蓄投資バランス」の観点から「国の借金は問題ない」と言い続けて来られている方ですので^^

2009/4/23(木) 午後 10:58 [ ヨッシーニ ] 返信する

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alt さん、
>報酬を低くすることで、一般の人の政治家へのハードルが高くなります。今の議員報酬でもちゃんと仕事すれば殆どなくなる額だそうです。低くするならするで、他にも手をつけなければならないような気がします。

というのは私も思っていましたが、そうでもなさそうなのです。

詳しくは「この国は議員にいくら使うのか」で書いてあるのですが、
国会議員の歳費(給料)はボーナス込みで年2200万円ももらるそうです。それとは別で「文書通信交通滞在費」という名前で経費として年1200万円、それとは別に秘書給与3人分の給料が年2600万円。国会議員は議員パスで新幹線も飛行機もタダで乗り放題できるのに、正直「文書通信交通滞在費」1200万円は本当に必要なのかな、という気もしますし、経費をこれだけもらえているのだから、議員給与も2200万円いるのかどうか、というのも疑問、という考えも成り立つのかもしれません^^
なお、河村さんの事務所に行って来ましたが、こういうと失礼ですが、正直狭かったですし、まあ、オンボロでした^^;。

2009/4/23(木) 午後 11:09 [ ヨッシーニ ] 返信する

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ヨッシーニ様

そうなんですか。
公設秘書3人では足りないので、何人かは忘れましたが、公設秘書以外の秘書を自費で雇うとギリギリになるとよく言われますが、もしそうなら、議員報酬についても常識を疑わないといけないですね。

2009/4/24(金) 午前 0:10 [ alt ] 返信する

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議員パスは秘書にも有効なのでしょうか?
それにより交通滞在に金額がかかる理由はありますよね。

お金を使うのは良いとして、どのように使用したのか。
また、その結果どのような成果が得られたのか(国益になるのか)。
そういったことが大切ですよね。

たとえ年収1000万として、文書通信滞在費もくても仕事しなけりゃいいわけです。
国会欠席して、議員パスで選挙活動ばかりしている人も多いと思いますから、そのほうが問題ですね。
細かな領収書を出すとか出さないとか、そんなことより、議員一人一人が、国益へ繋がる成果を開示していただきたいと思います。

ま、もちろん言えないことも多いと思いますが。
今はネットがあるんですから、発信には困らないでしょうに・・・ 削除

2009/4/25(土) 午後 1:16 [ まめたろう ] 返信する

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http://tamtam.livedoor.biz/archives/50231986.html

------
すべてオレに任せろ、との包括的委任であり、よく考えると危険極まりない「政権交代」教だ。

政権交代したらバラ色の未来が待っている、とはマルクス・レーニン主義革命論もハダシで逃げ出すような発想なのだ。ヒットラーを生んだのも政権交代だ。
そう、言うなれば、「政権交代で世の中がよくなる」教である。この宗教の教祖は「とにかく細かいことはいいからオレを信じろ」としか説法しない。
信者がその根拠をたずねても、
「オレに任せろ。信じるものは救われる」としか言わない。
そして、よその信者たちにもこう囁くのだ。
「おまえはあっちの神さまを信じているから仕事もうまくいかんし給料も安いんだ。ウチの神さまを信じたらもっといい目にあわせてやるぞ」
よくわからんが、こういうのをカルト宗教と呼ぶのではないか。(27-28頁)
-------

かなりまっとうな考えしてるな。
永田メール事件のときは、おいおい、って感じだったけど。

2009/5/3(日) 午前 8:12 [ buttebutte ] 返信する

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