廣宮孝信の反「国家破産」論 ブログ

「国が財政危機と考えることこそが日本の危機」「財政黒字はむしろバブル崩壊の予兆の場合もある!」。【国債を刷れ!】著者のブログです

全体表示

[ リスト ]

「100年に1度」ではない



日経ビジネスの最新号(2009.5.18号)
の巻頭、
「有訓無訓」で、

元経済企画庁(現内閣府)のエコノミスト

金森久雄さんが非常に素晴らしいことを語られています。

以下、内容を抜粋したいと思います。


【不況の底はもう見えた 「100年に1度」ではない】



私がエコノミストとして初めてこういう状況に直面したのは昭和40(1965)年のいわゆる証券不況でした。

税収が足りなくなった大蔵省歳出を当初予算より1割減らす政策を…

池田内閣の所得倍増計画を作った下村治博士経企庁の内国調査課長だった私(金森氏)は、

むしろ需要拡大で乗り切るべきだと反論しました。

その後大蔵大臣に就任し、政策の流れを変えたのが福田赳夫さんです。

福田蔵相
国債発行による需要拡大に踏み切り、たちまち不況が解消し、高度成長につながりました。



今の不況は需要が足りず、供給力が増えているのに、需要を抑え、輸出に依存する政策を取ってきたことが問題です。

景気回復期でも企業収益の改善が賃金の増加に結びつかず、内需の低迷が続いていました。



政府は2009年度補正予算財政支出を15兆4000億円増やすことになり、
政策の方向を改めてきています。



これで不況の底はもう見えたのではないかと思っています。



国と地方でGDP(国内総生産)の1.6倍の借金があると大騒ぎしていますが、いくらあっても国が破綻するわけではありません。

借金も永久で構わないのです。



内容については、全くもって素晴らしい!の一言ですが


ここで注目すべきは…

・私の記憶によれば、

 日経ビジネス先々月くらいに、
 「15兆円では需給ギャップを埋めきれない」言いながら
 最後の方で「財政悪化が心配だ」という
 「結局、どないやねん!」と言いたくなるような記事を載せていたのが、
 この金森さんの「有訓無訓」です。

 やっと
?H3>「いくらあっても国が破綻するわけではありません」  と直球ど真ん中の言葉が活字として日経ビジネスに載ったのは
 非常に大きいです。
 感動です。


それと、

・金森さんのような官庁エコノミストの方に、
 普通にまともな感覚の方が、ちゃんといらしたことが、
 日本の高度経済成長を支えたということ

それに、

・その元官庁エコノミストの方が

 今の不況は需要が足りず、供給力が増えているのに、
 需要を抑え、輸出に依存する政策を取ってきたことが問題です。

 と、ズバリ指摘していること

です^^。

この10年くらい、
このような考えの方がなかなか表に出てこられなかったのは、一体なんだったのでしょうかね…

「それにしても、『(国の)借金も永久で構わない』という文言が活字として日経ビジネスに載るとは、すごい!!!」、と思われた方は↓こちらのリンクのクリックをお願い致しますm(_ _)m

    https://blog.with2.net/in.php?751771

ブログランキングに参加しております。ご協力、ありがとうございます!

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51iN5BfVzDL._SL500_SS75_.jpg

「国債を刷れ!」好評発売中です。ご購入はこちらをクリック⇒アマゾン

【「国債を刷れ!」補足集】の一覧はこちらをクリック

この記事に

閉じる コメント(12)

【金森さんのような官庁エコノミストの方に、普通にまともな感覚の方が、ちゃんといらしたことが、日本の高度経済成長を支えたということ】
えっと、やっぱり組織の中は空気っていうのが優先されるんだと思う。たとえ国債を刷るべきだ!って思っている人が居たとしても、言えない雰囲気があれば、黙ってしまう。特にお役所なんて、テストの序列人間は、そんなものだろうし。やっぱりお二人の投げかけたボールが、世の中の空気を大きく変えているんですよ。きっと♪+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

2009/5/20(水) 午前 0:41 keinoheart 返信する

顔アイコン

下村治の名が出てるので、ヨッシーニさんにお願いがあります。

下村は所得倍増計画の発案者でハロッドモデルを駆使した高度経済成長の見通しを示したことで知られます。証券不況の際に赤字国債発行による高度経済成長の継続を強く訴えたことでも知られます。笠信太郎、都留重人らの論敵の見通しはことごとく外れ下村は“教祖”と呼ばれるに至るまでになりました。

ところが下村は第一次オイルショクを境に「安価な石油という高度経済成長の条件は失われ、資源の制約により日本経済はゼロ成長を目指すべきだ」と言い出しました。拡大均衡の見通しはなく、縮小均衡を図るしかない。財政再建のために増税せよ…と。

日米貿易摩擦の際には著書を出し('87年)、日本経済はこれ以上消費を増やせない。対米輸出のための需要はアメリカがコケたら使い物にならなくなるから、遊休設備の廃棄・財政再建のための増税を行って縮小均衡することを覚悟せよ…と訴えました。 削除

2009/5/20(水) 午前 1:17 [ . ] 返信する

顔アイコン

私には、下村がなぜオイルショック後に縮小均衡を図るしかないと考えたのか、そのモデルシミュレーションはわかりません。ケインジアンなのに対米輸出が吹き飛んだ後の遊休設備の廃棄という清算主義的な主張を行った根拠もわかりません。しかし現実経済の展開を見ると下村が何か大きな計算ミスをしているに違いありません。

なぜ下村を問題にするかというと、金森久雄氏と同じ下村の同僚であった神谷克己氏の息子・神谷秀樹氏が文藝春秋などで「遊休設備の廃棄・財政再建のための増税」を繰り返し訴え、さらに、下村の後輩である大蔵省OBも似たような考えを持つため(下村は“教祖”なんです^^)財務省も「遊休設備の廃棄・財政再建のための増税」という考えに傾きがちらしいからなのです。

裏を返せば、下村の第一次オイルショクを境にしたハロッドモデルの[計算ミス]を証明できれば、神谷秀樹氏の放言を封じ大蔵省OB、ひいては財務官僚の翻意を促すことにもつながります。

無理なお願いですが。お願いします・・・ 削除

2009/5/20(水) 午前 1:17 [ . ] 返信する

顔アイコン

>「100年に1度」ではない
あれ?めずらしく意見があわない・・
経済循環としては10年に1度ですが、おそらく社会構造の変革としては100年に一度だと思います
だから、廣宮様は江戸時代とかを研究されたのではないのですか?
私はそこに感動したのですが・・・

2009/5/20(水) 午前 3:07 [ こう ] 返信する

顔アイコン

おはようございます。
私は100年に1度の経済危機という言葉に経済の勉強を始めた素人ですが、勉強すればするほどすでに過去とは違い、経済システムも経験から強くなっていると感じています。
9月の段階では、100年に1度と思われるほど各国のショックは大きかったですが、結局様々な対策が少しずつ効果を表してきて、金森氏のような方の意見が、メディアに登場したように思います。
まあ、実際日本と他国とは明らかに状況は違いますが・・・

2009/5/20(水) 午前 5:12 [ 鉄人4号 ] 返信する

顔アイコン

>KeiのHeartさん
確かにその通りだと思います。ヨッシーニさんは「国家財政危機を煽っているのは権益拡大だ」と考えておられるようですが、私は違うと思います。

財務省を牛耳っている古い連中が本気で財政危機だと思っているのではないか?と思うのです。

今の財務省幹部はマルクス経済学だのを30年前に学んだような古い連中です。そういう古い知識しかない経済音痴な連中が、国債が増えるのは大変だとか本気で考えていて、世の中の空気を作り、志ある若手を潰しているのが実態だと考えています。

2009/5/20(水) 午前 7:58 [ あかさたな ] 返信する

顔アイコン

それにしてもバブル崩壊から麻生総理までの約18年間に20代、30代だった世代は不景気直撃、そしてデフレなのに緊縮財政でさらに追い打ち。人生の中でキャリア形成する時期にこれじゃあまりにも気の毒です。この世代を何とかしないと国益の損失じゃないでしょうか?たぶん埋もれている人材も一杯いるはずです。 削除

2009/5/20(水) 午前 11:14 [ 山親爺 ] 返信する

顔アイコン

金森氏は当たり屋とはいえないので・・ 景気回復がはっきりしてからでないとわかりません。大恐慌の時も途中は景気復活しましたし。
少なくとも経済活動の収縮(代表的には株価)速度は100年に1度でしょう。この2月、3月で底を打ったことを願ってやみません。今は政府支出と政策だけが頼りなので、中途半端な段階でやめないように。総選挙後が心配ですね。

2009/5/20(水) 午後 7:18 [ kaw*jj*j ] 返信する

顔アイコン

5月16日の、「週刊こどもニュース」で
国の借金がいくらあるかを説明していました。
子供たちは、「そんなにあるの?」とびっくりしていましたが、
説明役に、金森氏を招いて、「こんなにあっても、国の借金
というのは、別に問題じゃないんだよ」と言ってほしかったです。
下村治氏の方向転換の一因として考えられるのは、ローマクラブの
「成長の限界」の影響かなと思いました。 削除

2009/5/20(水) 午後 9:24 [ 田舎の空手マン ] 返信する

顔アイコン

今日も参議院では、相も変わらず民主党のセンセイがプライマリーバランスがどうの、国債発行残高がどうのこうの、予算編成がパンドラの箱だの何だのと、すべて噴飯ものの質問をして与党攻撃をしておりました。何も知らない国民が聞いたら不安でいっぱいになるでしょう。その不安を解消するのが民主党というわけです。民主党が政権を取ろうものなら、実は不安を的中させるに違いありません。
そして、いつもながら事の本質を知ろうともしないマスゴミがGDP伸び率の輸出減をパーセントで騒いで、不安を煽っています。どうしようもないですね。自分たちの首をもっと絞めるといいですね。 削除

2009/5/20(水) 午後 9:24 [ bomer ] 返信する

顔アイコン

田舎の空手マン様

>ローマクラブの「成長の限界」

そこはかとなく胡散臭い香りが・・・

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96

日本人の名誉会員 [編集]

緒方貞子 - 国際協力機構(JICA)理事長
池田大作 - 創価学会名誉会長

2009/5/20(水) 午後 9:41 [ alt ] 返信する

顔アイコン

>この10年くらい、このような考えの方がなかなか表に出てこられなかったのは、一体なんだったのでしょうかね…

これがずっと不思議でした。
基本的にメディアが意図的に排除しようとしてたと感じてます。
誰か裏で新自由主義路線を進めるようコントロールしようとしてたのか…
陰謀論で考えるのは最も愚かかもしれないけど、他に理由がわからない。 削除

2009/5/20(水) 午後 10:24 [ a ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事