廣宮孝信の反「国家破産」論 ブログ

「国が財政危機と考えることこそが日本の危機」「財政黒字はむしろバブル崩壊の予兆の場合もある!」。【国債を刷れ!】著者のブログです

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昔から、日本では言霊信仰というのがあります。

一度、口から発せられた言葉というのは、いわば、霊力を持つ

というくらいの感覚だと思います。

口は災いの元

とはまさにこのことですね。

口は災いの元というのがあれば、逆に

口は幸いの元

というのもあるかも知れません。


そんなこんなで、

破綻

という言葉の持つ霊力(?)について、今日は考えて見たいと思います。

あるいは、

破綻という言葉の持つイメージ、印象について、と言えるかも知れません。

財政破綻


この言葉は強烈な印象を持っているように思われます。


夕張市が財政破綻した

とか、

アメリカのカリフォルニア州が破綻しそう

とか、

8年ほどまでにアルゼンチンという国が財政破綻した

とか聞くと、

まるでこの世の終りかのような響きがしてしまいますね。


じゃあ、財政破綻ってなんだ?
というと、

借金が返せなくなった状態ですね。

もっと正確には、

借金を返済期限までに返せなくなった状態です。


財政破綻すると、その後はどうなるかと言うと、

1.借金の全部または一部を棒引きしてもらう。言い換えれば、踏み倒す

2.返済期限を延長(リスケジューリング)してもらう。

ということになりますね。

まあ、これはあくまでもカネの問題です。


で、「そりゃ大変だ!」ということになるのですが、

ここで一つ掘り下げて考えて見たいと思います。

借金を返せなくなって、何が問題なの?


例えば、

夕張では、市民が必要なサービスを受けられなくなった

アルゼンチンでは、通貨アルゼンチン・ペソの価値が、
対米ドルで一気に1/3に下落し、輸入物価が跳ね上がった
また、経済が停滞して物流が止まった

といったようなことで、

モノやサービスの供給が絞られてしまった

ということが、問題なのです。


昨年のアイスランドでは、
アルゼンチンと違って、国が借金を返せなくなったのではなくて、
民間の外貨建て対外債務が、外国の債権者に対して返せなくなって、国家経済が「破綻」しましたが、

何が困ったかというと、その結果として、

国民に必要なモノやサービスの供給が絞られた

ということになります。

カネが返せなくなった【破綻】というのは、あくまでも過程


でしかないのであって、

問題は、

最終結果として、モノとサービスを含めた広い意味での「物流」が【破綻】すること

なのです。


「破綻」という言葉の意味を、よくよく掘り下げると、ここにたどり着きます。


つまり、

我々が恐れるべき破綻というのは、「財政上の破綻」ではなく、「物流上の破綻」なのです。


よって、本当の意味での本質的な破綻対策、というのは、

物流上の破綻を来たさないような対策でなければならないのであります。


という文脈で考えますと、

日本国が破綻しないための対策というのは、

1.食糧の供給が破綻を来たさないようにする対策
  (日本では人口減になりつつあっても、世界では爆発的に増え続けているので)

2.エネルギーその他の資源の供給が破綻を来たさないようにする対策

3.モノやサービスの生産・供給が、少子高齢化に伴う労働力不足により
  破綻を来たさないようにする対策

ということになります。


これら1、2、3の対策の具体的なところはこれまでも書きましたが、

改めて、もの凄く単純化して、極端なことを書いてみますと、

1.は、日本中の空き地、家庭の庭いう庭に、サツマイモを植えまくる。

2.は、建物の屋根という屋根には太陽光発電パネルを備え付け、
    山の上や、場合によっては洋上の浮き島を作っては風力発電施設を作りまくり、
    温泉の廃熱もすべて貪欲に電力に転換し尽くしてしまう。

3.は、ロボット技術の開発奨励、ロボットの利用・普及促進


1.は半分ギャグですが、
中国では清朝の時代、サツマイモが普及したことが原因で、
清初には数千万人規模でしかなかった中国の人口が、
清末には4億人にまでなったとかいう話を小耳に挟んだ記憶があります。

八代将軍の時に青木昆陽という人物が、
日本でもサツマイモ栽培の普及促進をやった(と記憶している)のですが、
上記のようなことが背景にあったからと推察致す次第であります。

ということで、半分だけ本気で言っています(笑)。


日本は、

政府の借金がほとんど全て自国通貨建てで、かつ、国全体(政府+民間)でも対外債務より対外債権が多い(対外純資産世界最大!)

のですから、

アルゼンチンのように政府が外貨建て対外債務で財政破綻したり、
アイスランドのように民間の外貨建て対外債務の不履行で国家経済が破綻したり、
という可能性は今のところ、全くありません。

しかし、

財政破綻はしなくても、

エネルギー自給率も食糧自給率も低い日本は、

将来、物流上の破綻を来たす恐れは少なからずあるわけです。


1.財政破綻する心配は全くない、

2.将来、「物流上の破綻」を来たす可能性は大いにある

3.ただし、現在はデフレ、モノ余り。

というのが、現在の日本経済の本当の本質的な課題です。


ということで、
抜本的な経済対策というのは、

1.アルゼンチンとも、アイスランドともまるで違う日本は、国の借金を気にせずに
  財政出動する。

2.その財政出動は、インフレ率を目安に、適正な速度(単位時間当たりの量)の
  範囲内でやる。

3.その財政出動は、将来の「物流上の破綻」を絶対に起こさせないための投資に
  重点的に配分する。

ということになりますね^^


そして、

その最初の第一歩は、破綻という言葉の厳密な定義をもう一度しっかり確認し直すことから始まります。

すなわち、

 財政破綻=カネが返せなくなる、カネ詰りになること

 物流上の破綻=必要な物資が途絶えて国民生活が成り立たなくなること

を明確にして、再度、確認することです。


そして、

日本は外貨建ての借金の問題はなく、
また、
日本円建ての借金については、
政府と中央銀行がベースマネー増加+国債増発+財政出動による信用創造いくらでも日本円を創り出せるので、日本政府の財政破綻も、国全体としてのマクロでの財政破綻も起こりようが無い

が、

物流上の破綻は、将来、いくらでも起こり得るので備える必要がある。


つまり、

怯えるべきは、財政破綻などではなくて、物流上の破綻である

ということをしっかり確認することです。

起こり得ない「財政上の破綻」に怯えるあまり、将来、ほぼ確実に起こり得る「物流上の破綻」を防ぐ方策を打たなかったとしたら、

そりゃあもう、

補給が途絶えたことが原因で2万人の兵力のうち戦死者はわずか5千、残り1万5千人は餓死と病死だったという、ガダルカナル島の戦いなんて、比べ物にならないような悲劇的「破綻」を迎えることになりかねません!


↑これではまるで、「財政破綻」という自らが創り出した「言霊」というか「亡霊」によって、呪い殺されるようなものです。なんとも、間の抜けた話ですね…


ちなみに、
私はオンボロのマンションに住んでいるので難しいのですが…

「もし、政府がありもしない『財政破綻』に怯えて、またぞろ『財政再建』とか『プライマリーバランス』なんぞを言い出した日にゃ、俺っちはガダルカナル島の日本兵みたいに餓死するのはまっぴら御免なので、いっちょ庭にサツマイモを植えまくり、今のうちからふかし芋に焼き芋、大学芋、あとは芋焼酎の作り方を今からマスターしとくのも一興か?」と思われた方は、↓下のリンクのクリックをお願い致しますm(_ _)m

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>アルゼンチンのように政府が外貨建て対外債務で財政破綻

アルゼンチンは、10年前の通貨危機の際に自国通貨ペソを廃止して、法定通貨を米国ドルにするかも、という話を聞いたことがあります(10年前の某公共放送の「マネー革命」だったか、記憶が定かではないのですが、放送していた覚えがあります)。
http://tanakanews.com/990726argentina.htm
「激しい為替レートの変動に振り回されるのはゴメン被る!」ということだったのでしょうが、この経済規模の国が通貨発行権を放棄するなどということがあり得るのだろうかと、驚愕したものです。
結局、現在もアルゼンチンはペソのままですので、米ドル化は実現はしなかったようですが、もし実現していたら今頃アルゼンチンはどうなっていたのだろうかと、ふと思い出してみました。

2009/7/11(土) 午後 1:51 [ KM ] 返信する

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今回のエントリーはとてもおもしろかったです。
「破綻」(東亜のホロンが「はてい」って読んでたw)
といった字面だけで恐怖を覚えていましたが、破綻は過程で
あって、実害はその後にくるものというのは、個人的に
今までなかった視点ですね。

破綻が過程で、その後に起こることが実害を及ぼすのであれば、
破綻以外にもその実害を及ぼす「過程」は存在するかもという考えに至りますね。
破綻といった現象にだけ怯えて、別の「過程」に対する対処を疎かに
してはいけませんね。 削除

2009/7/11(土) 午後 5:30 [ てゆば ] 返信する

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挽肉屋さん、

>一般人の妄想ですが、サツマイモが全人口に行き渡るようになるまで間に合わないのでは・・・とビビっています。

まあ、本当にそんなことになったとしたら、潔くあきらめるというのも一案ですね^^。

あくまでも、数十年後とか100年後とかのイメージであります。

>ジム・ロジャーズは、通貨危機予測を3.4年のうちというのを一年以内に前倒ししました(×_×)

ロジャーズさん、どのようなプロセスを想定しているのでしょうかね…。

ただ、思うに、代表的な投資家の皆さんでも、国家財政破綻論者の方は多いですね。金持ち父さんのロバート・キヨサキさんもそうです。私は彼の本からは非常に多くのことを重要なことを学びました(特に、誰かの負債は誰かの資産、というアイデア)が、彼も実は国家財政破綻論者(アメリカの国家財政)です。
(続きます)

2009/7/11(土) 午後 7:26 [ ヨッシーニ ] 返信する

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一方、
私は、更なるドル安はあっても米国の財政破綻というのは無いと考えています。

というのは、米国の対外純債務はもの凄い大きいですが、基本的にドル建て、つまり自国通貨建ての債務ですので、国家レベルで「借金が返せない」タイプの破綻はいくらでも防ぎようがあるからです。

2009/7/11(土) 午後 7:26 [ ヨッシーニ ] 返信する

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mono
>日本の対外純資産が世界最大といっても踏み倒される可能性があります。イラクに持っていた債権は放棄させられました。また、軍事力の担保がないので脅して取り返すことすら出来ません。貸し手より借り手の方が有利にも思えます。

なるほど、そういうこともありますね。
となると、財政の論議はとりあえず卒業して、いまの状態を守るための国防の議論に移っていかないといけない、と言うことになるかも知れません。

ただ、対外債権はがむしゃらに守ることが必ずしも国益に合致するわけでもないと思います。

一次大戦でドイツは多額の外貨建て賠償金を負いました。イギリスやフランスにとっては、対外債権です。
これがドイツには非常な重荷になって、国民は苦しみ続け、その状況のなかでナチスが台頭してきたわけです。英仏はのちに放棄した(あるいはヒトラーが一方的に踏み倒したか、忘れましたが…)のですが、その時点では時、すでに遅しでしたね。

英仏はドイツからせしめた賠償金以上の代償を支払う羽目になったわけです。
(続きます)

2009/7/11(土) 午後 10:00 [ ヨッシーニ ] 返信する

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また、別の側面で論じますと、
現在では、ドイツやスイスも対外純資産は日本に次ぐ規模を持っているわけですが、ドイツもスイスも、大量の兵員を一挙に運べるような海軍を持っていません。アメリカのように地球の反対側に大兵力を派遣して、例えば、イラクのフセイン政権を覆滅してしまうような軍事力を持っていない点では、日本と同じです。

今のところは、アメリカ以外で、そのような投射能力を伴った軍事力を持った国はないわけですから、その中で比較すれば、日本はやはり有利な状況にあると考えてよいでしょう。200兆円以上「踏み倒され」ても、対外純資産がゼロになるだけですし、さらには、対外純資産がマイナスになれば即破綻、というわけでもないのですから。G7の中でもアメリカを除けば、イギリス、イタリアは対外純資産はマイナスです。

危険なのは、アイスランドのように、あくまでも身の丈に合っていない水準に達した、対外・外貨建て債務を抱えることです。

2009/7/11(土) 午後 10:04 [ ヨッシーニ ] 返信する

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monoさん、

すみません、最初のお返事のコメントで敬称が抜けておりました。大変失礼致しましたm(_ _)m

2009/7/11(土) 午後 10:05 [ ヨッシーニ ] 返信する

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エイトマン さん、

>なんだか、支離滅裂。ごめんなさい。

いえいえ、仰っている通りかと思います。
ただ、とりあえず日本に関しては、国家レベルでの「カネの破綻」は当面(数十年という時間軸で)、心配ないと考えて良いと思います^^


>貯蓄と国債金利って関係あるんですか?

金利は、日銀がベースマネー(紙幣や日銀当座預金)の量を調整することによって、かなりの度合いで調整可能なものです(原理的には)。ただ、10年物とか30年物とかの長期国債の金利は、完全に調整し切れるものでもないかと思いますが、長期の金利が上がっても、短期国債の金利がタダ同然になる、ということはこれまでもよく起こっていることです。

日本国債は長期でも短期でもほぼ世界最低水準を爆進中です(3ヶ月ものなんて、0.15%とかです)ので、全体として、円建て資金で政府が資金調達に行き詰まるということは、世界中のどの国よりも確率が低いと言えるでしょう。
(続きます)

2009/7/11(土) 午後 10:26 [ ヨッシーニ ] 返信する

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>また、日本は史上最低水準の金利な訳ですが、金利が上がったとして、国全体に及ぼす影響はいかほどのものなのでしょうか。

民間(企業や個人)で借金、特に変動金利の借金を多く抱えている人は負担が大きくなります。一方で、預貯金をいっぱい持っている人や、変動金利の債券(国債などの安全な債券)を持っている人は得をします。


なお、総じて最も借金を多く抱える国の赤字が大きくなるので、その分、民間の黒字が大きくなることになりますね。結局、民間は総じて収入が増えることになります。借金を抱える人と、貯蓄を抱える人との間で偏りは生じますが。

問題は、急激な金利水準の変化が仮に起こったとすれば、借金を多く抱えている人が著しく苦境に立たされることになりますが、その場合は、政府は何かしらの激変緩和措置が必要になるかも知れません。

最後に、国債の金利が高くなるということは、世界随一のカネ余り状態の日本では、基本的には景気が良くなる状況ですから、税収が増えますし、景気対策もあまり必要なくなりますので、歳出を減らすことが出来ます。政府の財政について特に気にする必要はないでしょう。

2009/7/11(土) 午後 10:26 [ ヨッシーニ ] 返信する

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鹿飛佐吉 さん、KMさん、

アルゼンチンについて、面白いお話を書いてくださってありがとうございます。

そのうち一度、破綻後のアルゼンチンについて、簡単に記事を書いてみようかと思います。いつ、とは確約できませんが^^;

2009/7/11(土) 午後 10:31 [ ヨッシーニ ] 返信する

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てゆば さん、

>破綻といった現象にだけ怯えて、別の「過程」に対する対処を疎かにしてはいけませんね。

そうですよね。
破綻といっても、財政破綻以外にも、政治的破綻とか、軍事的破綻とかもあるわけですからね^^。

日本の場合は、財政破綻は気にする必要は目下ほぼゼロですから、政治的破綻、軍事的破綻の方にもっと目をやるべきと言えるかも知れません。

最終的な目的物である「物流」の破綻を起こさないために!

2009/7/11(土) 午後 10:36 [ ヨッシーニ ] 返信する

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ヨッシーニ先生、こんばんは^o^

>モノやサービスの供給が絞られてしまったということが、問題なのです。

いつもいつも、眼からウロコです!! (_ _)

読ませていただきながらふと思ったのですが、こんな政治リスクが発生すると、日本に限らずモノやサービスの破綻要因とはならないでしょうか?

\策で、日本の「民間黒字」の過半所有者が日本人でなくなってしまう。

∋饂再避。

「政府赤字」のみ日本人にのしかかる。

ぅ皀里筌機璽咼垢梁臧低下。

…といいますのは、旧社会党のパチンコ・サラ金政策のダメージが今も。
民間黒字はあっても、日本人が貧しくなる事態を憂慮している次第です(−−;

(2005年長者番付)
2位.アイフル社長 … 5600億円、3位.武富士社長… 5500億円
5位.アコム社長… 4700億円、6位.サンキョウ社長… 4700億円
17位.プロミス社長… 2200億円、19位.アルゼ社長… 1700億円

2009/7/12(日) 午前 1:22 [ 悠久浪漫 ] 返信する

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>エイトマンさん

大田女史の言う貯蓄率の低下とは家計貯蓄率の低下です。 そしてストックではなくフローに属します。

日銀統計によれば、昨年末現在の個人金融資産は1,434兆円、うち預貯金が791兆円。 個人金融資産の年代別保有比率は、一昨年の統計ですが、 20代:0.3%、 30代:5.4%、 40代:12.1%、 50代:22.4%、 60代:32.8%、 70代以上:27.1%。

一方、昨年末現在の国・地方の外郭団体分も含めた政府債務は多く見積もっても1,000兆円前後でしょう。
http://www.mof.go.jp/gbb/2012.htm
http://www.mof.go.jp/zaisei/con_03_g03.html 削除

2009/7/12(日) 午前 3:14 [ HM ] 返信する

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さて。 ヨッシーニさんが言う 「政府の債務は、国民(家計・企業)の債権!!」 というのについてですが。

発展途上国は外国人から借り入れたり、外貨建てで借り入れないといけない事が少なくありません。 しかし、わが国はほぼ国内で借り入ることができ、もちろん日本円建てです。 この点わが国は非常に恵まれているし、財政破綻の心配はありません。


真の問題は、資源の配分が本末転倒となっている事です。 削除

2009/7/12(日) 午前 3:15 [ HM ] 返信する

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「インフレは現金・債権への実質税、債務への実質補助金」 と書いたのを覚えていらっしゃるでしょうか。 これがヨッシーニさんの言う通貨発行益、シニョリッジ(segniorage)です。 シニョリッジ政策は、性質上、政府債務にも一律に "実質補助金が交付" されます。

じゃあデフレは?逆になっちゃいまして 「デフレは現金・債権への実質補助金、債務への実質税」 となります。 逆シニョリッジ政策となりますが、こちらは性質上、政府債務にも一律に "実質税が課" されます。

政府が、政府債務に自分で自分に税を課して、現金・債権に実質補助金を交付する。 この 「シニョリッジ政策」 をサカサマにした 「逆シニョリッジ政策」 の結果が 『政府債務1,000兆円前後 & 個人金融資産1,434兆円(うち預貯金791兆円)』 なのです。 削除

2009/7/12(日) 午前 3:18 [ HM ] 返信する

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こんなの所得増税や消費増税で解決できるわけがないじゃないですか。 金融緩和と財政出動を組み合わせ、現金・債権に "実質税を課" して(言わば貯蓄増税ですネ)、所得や消費を底支えするシニョリッジ政策こそが王道でしょう。 財政再建派は "増税" するアテを間違えています。

金融緩和と財政出動をガッチリ併用して微調節を行えば肝心のインフレ率を制御できることは、前エントリーでヨッシーニさんが示してますよね。 削除

2009/7/12(日) 午前 3:19 [ HM ] 返信する

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ヨッシーニさま
お答えいただきまして、ありがとうございます。

金利が上昇すれば、借金を抱えている人は大変だけど、貯金をいっぱい持っている人は得。
国は借金をたくさん抱えているから赤字が増え、その逆で民間は黒字が増える。
なるほど、民間にとっては特に悪いことばかりじゃなさそうですね。

大田弘子氏の言う、貯蓄がいっぱいあるから国債金利が低いと言うのは、どうやら見当はずれと言うことでオッケーですか?

2009/7/12(日) 午後 6:26 [ エイトマン ] 返信する

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HMさま
解説、ありがとうございます。

資源の配分が本末転倒となっている、というのはどういうことでしょうか?
正常なのはどういう状態ですか?

>「インフレは現金・債権への実質税、債務への実質補助金」 と書いたのを覚えていらっしゃるでしょうか。
はい、覚えております。

定期預金の数字上の金利は超低いけど、デフレ状況下では補助金として、見えない金利が付いてると言う理解でよろしいでしょうか。


結局、政府の財政を立て直すには財政出動しかないと言うのが、財政再建派には見えてないんじゃないでしょうか。
まあ、レガシーメディアしか見てない人たちも、そうだと思います。
だって、まったく逆転の発想ですよ。普通の人にとっては。

それと、インフレ率を制御するのは不可能と言うか、そんなにうまく行きっこないと考えているのだと思います。

2009/7/12(日) 午後 6:55 [ エイトマン ] 返信する

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エイトマンさん

貨幣(マネー)は経済の血液といわれますよね。 使われないマネーがちゃんと流れずに、たまりにたまると経済は梗塞症状を起こすのです。

課税するべきなのはその、たまりにたまったマネーの方でしょ? そっちに課税して、可処分所得を増やし消費を支えるために他を減税するべきでしょ? 逆のことしたらもっとおかしくなるだけでしょ? と言いたいわけです。


>定期預金の数字上の金利は超低いけど、デフレ状況下では補助金として、見えない金利が付いてると言う理解でよろしいでしょうか。

そうです。 名目金利からインフレ率を引いたものを実質金利というんですが、この実質金利がまだ高いんです。



なお、上の 『シニョリッジ政策/逆シニョリッジ政策』 は 「円周率を3で教える様なものだから、やめろ」 という抗議が来てしまいましたorz なので、削除(───)のつもりでお読み下さい… 削除

2009/7/13(月) 午前 3:07 [ HM ] 返信する

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HMさま
またまた、分かりやすい説明、ありがとうございます。

本末転倒って、そういうことでしたか。
金を溜め込ませずに、使わせようってことですね。

しにょりっじ政策の件、了解です。

2009/7/13(月) 午前 9:00 [ エイトマン ] 返信する

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