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http://x6.cho-chin.com/bin/ll?081850800 アクセス解析 http://ecx.images-amazon.com/images/I/51iN5BfVzDL._SL160_AA115_.jpg http://ecx.images-amazon.com/images/I/51xJ2bE3HTL._SL160_AA115_.jpg 「国債を刷れ!」「高校生でもわかる日本経済のすごさ!」アマゾンでのご購入は こちらです→ http://www.amazon.co.jp/gp/product/4883926788「高校生でもわかる日本経済のすごさ!」先行販売(本日25日夕方です!)の書店一覧は こちらです→ http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/21125426.htmlすでに、基本的には「国債を刷れ!」でも書いている話(株暴落でもおカネは減らないという話でした)ではありますが、 改めて 預金取扱い金融機関の預金合計(外貨預金除く)と国内の株式・出資の合計 の推移をグラフに示します。 (「国債を刷れ!」ではしかも、世界の株式指数と米ドルで、かつ、預金合計ではなくてM2を使って説明していました。) 出典:日銀「資金循環統計」時系列データ (株式・出資合計:金融機関、非金融部門、海外部門の資産合計) なお、 上記グラフでは、預金だけを示しています。現金の量は入れていません。 預金が1100兆円以上あって、円の現金の量は80兆円と1割以下です。 それほどのインパクトはないので、今回、現金は見ません。 また、 「株式・出資」は、 ・海外株式 ・国外企業が国内で上場している株式 は含まれません。 「資金循環統計」では、 海外企業の株式・出資は「対外直接投資」や「対外証券投資」に含まれます。 で、グラフの説明ですが… まあ、一目瞭然でありますが、 国内の株式・出資の合計、つまりは時価総額は、激しく変動しています。 一方、 預金の量は99年くらいまでは一貫して増え続け、99年以降はほぼ横ばいとなっています。 株式・出資の時価総額がどれだけ減ったところで、預金の量は別に減らないということです。 逆に、 株式・出資の時価総額が増えからと言って、預金の量が増えるわけでもありません。 株で誰かが損をしても、他の誰かが儲けていますし、 株を売った人は、買った人から預金を受け取るだけですので、 預金の量は株取引をしただけでは変わることがないわけですね。 そして、 預金というものは、基本的には信用創造で一方的に増えてゆくものです。 もちろん、 銀行がポコポコつぶれて、ペイオフが連発されれば減りますが、 自国通貨の問題であれば、政府はいくらでも手の打ちようがありますので、結局、預金というのはなかなか減ることはありません。 なお、以前 で、 政府が緊縮財政を始めた途端、負債全体が増加から横ばいになったという話をしていました(下図)。 今回のグラフとこの負債総額を比べると、 預金の増加ペースがガクッと落ちているのと1年ほどズレていますが、 まあ、緊縮財政がマネーの増加を抑えているのは間違いないでしょう。 だって、 2001年から2006年までは、日銀はもの凄い量的緩和(当座預金を30兆円に増やす)をやったのに、 その期間、預金の量はあまり増えていません。 これは、90年→99年までの預金の増加ペースと比べればかなり鮮やかですね。 別の言い方をすれば、 90年代後半までは、 政府が財政を拡大し、政府の借金の増加ペースが民間の負債の減少ペースを上回っていたため、負債全体も増え、預金も増えていたが、 90年代後半以降は、 政府が財政拡大を止め、政府の借金の増加ペースが民間の負債の減少ペースとほぼ同じくらいになったため、負債全体も増えず横ばい、預金も横ばいとなった。 ということになります。 ということで、 とりあえず近年は預金の量、つまりは、おカネの量が変わらないわけです。 にもかかわらず、株式の時価総額が激しく増えたり減ったりするのはなぜでしょうか? 株価が上昇するときというのは、 株式を買おうとする人が多い、つまり、株式の買い注文の金額が多い状況です。 その買い注文が成立するには、その値段で売る人がいないとなりません。 ということで、 株価が上昇すると言うときは、基本的には取引金額が膨らんで行きます。 ということは、 株式売買のところで、お金の回転量が大きくなる、ということです。 ということで、下のような図を作ってみました。 上記「株式売買のところ」というのを 株式ワールド と呼ぶことにします。 そして、単純のため、仮に、この世界には株式ワールドと債券ワールドしかないとします。 株高のときは、 株式ワールドでのおカネの回転量が増え、 債券ワールドでのおカネの回転量が減り、債券安、金利高 となります。 逆に 株安のときは、 株式ワールドでのおカネの回転量が減り、 債券ワールドでのおカネの回転量が増えて、債券高、金利安 となります。 この「株安のとき」の 債券ワールドでのおカネの回転量が増えて、債券高、金利安 というのは、 今回の不況で株価が暴落するなか、 日本国債や米国債の金利が下がった(債券価格が上がった)というのを見れば、よく分かりますね。 なお、 「回転量」と書きましたが、 株式におカネが回っても預金の量が減るわけではないのですから、 これはおカネの回転速度と考えて下さい。 単位時間あたりにおカネが回転する量です。 さて、 上記では、おカネの回転速度が「株式ワールド」と「債券ワールド」の二つの間で トレードオフ、シーソーゲームのようになっているかのような説明になりましたが、 実際には違います。 というのも、 「株式ワールド」のおカネの回転速度がどれだけ増えたとしても、預金取扱金融機関の預金の総量は変わらないからです。 預金の総量は変わらないで、その変わらない量の預金は、主に 国債、地方債、社債などの債券や、企業への貸付金、個人の住宅ローン などの債権(債券と貸出し)のいずれかで運用されることになります。 なお、 日本国内の銀行は株式も持っていますが、今年の3月時点でたかだか37兆円です。 企業・政府等貸出 462兆円 住宅貸付 142兆円 国債・地方債・政府関係機関債 360兆円 に比べるとずっと少ないです。 ということで、 株式ワールドが盛り上がっても、別に預金が減るわけではないので、債権(つまり、銀行の運用資産)に回るお金の合計が減るわけではないのです。 しかし、 債権の内訳には影響が出てきます。 これは、次のように考えると良いでしょう。 |
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【訂正とお詫び】
「株式ワールドと債券ワールドの図」
が抜けておりましたので、ただいま追加いたしました。
すでにお読みの皆様、大変失礼致しましたm(_ _)m
2009/8/25(火) 午後 6:19 [ ヨッシーニ ]