廣宮孝信の反「国家破産」論 ブログ

「国が財政危機と考えることこそが日本の危機」「財政黒字はむしろバブル崩壊の予兆の場合もある!」。【国債を刷れ!】著者のブログです

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〔1〕 http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/21678278.html からの続きです。





トヨタの現在の発行済株式数


です。


えーと…、

34億株ですね。

これに現在の株価を掛けると、時価総額になります。

さっき見たら株価が3730円なので、

3,447,997,492株 × 3,730円 = 12,861,031百万円

えーと、つまり、

12兆8千億円です。


しかし、です。


何も、この12.8兆円分の全部の株式が毎日取引されているわけではありません。


直近でトヨタ株の出来高(株数)が最も多かったのは09/09/11の

11,794,200株

です。1,200万株くらいですね。

ということは、この日に取引されたのは、全株式のうちたったの

0.34%分の株式だけです。


株式時価総額12.8兆円というのは、

このコンマ以下のパーセンテージ分の取引サンプルでついた価格(株価)を元に計算されているだけであって、

本当に12.8兆円の値段が付いているわけではありません。


だからこそ、

わずか半年くらいで国内の株式時価総額が年間のGDP以上に減ったにもかかわらず、

預金が減ることだって無かったのですが。


逆に、

こりゃバブルだ!

というような株式時価総額になっているときも、
所詮は上記のようなごくごく一部のサンプルに付いた株価全株式数を掛け算しているだけなので、

その意味で、まさに、ビールの泡のようなものなわけです。


これは、不動産価格も同じです。

不動産の評価額は、例えば、周辺の物件の直近の取引実績(サンプル)を参考にして算出されるわけです。

だから、
全ての不動産に実際に値段が付いているわけではありません

売り手と買い手が、その時の状況に応じて交渉し、合意形成をし、契約を交わして初めて最終的な値段が決まるわけです。


ということで、

株式時価総額、とか、日本の不動産の価値の総額、とかいったものは、あくまでも、景気動向を示すバロメーター程度のものでしかありません。

ビールをグラスに注いだとき、一番うまいのは、ビールと泡が7対3くらいの割合のときだそうです。

これが、10対0でも、4対6でも、よろしくないわけですね。


株や不動産もそうで、泡が多すぎても少なすぎても、経済は不安定になります。

なお、

泡が少な過ぎる、というのがバランスシート不況

ということになりますね。


明日も、この話題続きます。


新株発行→機械装置購入(設備投資)

というのをやりましょう。



※余談ですが、「適正株価」を判断する物差に、

 PER(株価収益率)とか、PBR(株価純資産倍率)

 と言ったものがあります。

 PERは、現在の株価が利益の何年分か、

 PBRは、現在の株価が、純資産の何倍か、

 というのを示しています。

 例えば、

 PERが100倍なら株価が利益100年分
 PERが5倍なら株価が利益の5年分です。

 これで、ある程度の〔割高、割安〕の目星を付ける事ができるわけです。
 (絶対的なものではありません。念のため)


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>この日に取引されたのは、全株式のうちたったの0.34%分の株式だけです。
>株式時価総額12.8兆円というのは、このコンマ以下のパーセンテージ分の取引サンプルでついた価格(株価)を元に計算されているだけであって、本当に12.8兆円の値段が付いているわけではありません。


※株式には詳しくなかったので、今日のエントリーには目から鱗でした。昔、橋本龍太郎さんが「自分は株の取引なんてやったことはない」と言ったら、「そんなことで経済政策を立案できるのか」とマスコミに叩かれたことがありました。その後、ある雑誌のインタビューで石原慎太郎さんが「私も株はやったことないが、本当に株が経済全体を図る指標になっているのか疑問だ」と言ってたのをよく覚えています。
やっぱり株式時価総額などは景気動向を図るバロメーターの一つに過ぎないんですね。そして同じことが不動産価格についても言えると。勉強になります。

2009/9/16(水) 午後 9:16 [ 鹿飛佐吉 ]

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