廣宮孝信の反「国家破産」論 ブログ

「国が財政危機と考えることこそが日本の危機」「財政黒字はむしろバブル崩壊の予兆の場合もある!」。【国債を刷れ!】著者のブログです

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[1] http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/21770319.html からの続きです。



さて、

上のグラフは線が多くて、ごちゃごちゃし過ぎているので、

一般政府、国内 政府以外(≒民間)、海外

三つに集約したグラフを作ってみました:



イメージ 1



90年代後半以降、

民間(政府以外)の黒字が、やたら大きくなっています。

それと同時に、

政府の赤字がやたら大きくなっており、海外の赤字(つまりは経常黒字)は横ばいから若干の増加となっています。


つまり、

民間の貯蓄余剰が大きいがために、政府の赤字と経常黒字が大きくなっている

そんな塩梅です。

民間黒字↑ = 政府赤字↑ + 経常黒字↑

というわけです。

あるいは、

民間資金フロー↑ + 政府資金フロー↓ + 海外資金フロー↓ = 0

です。


ここで、

経常黒字を増やせば、つまり、海外から入ってくる資金フローを増やせば

政府の赤字を減らしながら、民間の黒字を維持できるじゃないか?

という意見もあるかもしれません。


しかし、

この世界同時不況で、海外から資金を奪うなんてこと、できるでしょうか?

もし、そんな政策(つまり、こんな状況下での無茶な財政再建&無茶な輸出増進・為替操作政策)を取るつもりであれば、

それには、

全世界からアルカイダ以上の敵と見なされる覚悟が必要

ということになります。念のため。



以上、まとめますと:

・私と、私の友達と、私の会社の貯金は、政府と外人さんの借金。

・政府の借金が増えれば、私たちの貯金が増える。

・政府の借金が減れば、私たちの貯金が減る。

・世界中の政府と民間の貯金、借金を全部足し合わせれば、打ち消されてゼロ。

・ゼロはゼロ以下にもならないし、ゼロ以上にもならない。なり得ない。

・誰かが借金を増やさない限り、私たちの貯金が増えることは無い!

・どうしても政府の借金を減らさないと気が済まない人は、
 自分の貯金を取り崩して使い切るか、政府に全財産寄付して、
 勝手に【ひとり大恐慌】しててください♪


・少なくとも、

「自分自身がせっせと蓄財し、政府の借金増加に絶賛貢献中の方々には、政府の財政再建を要求する資格は、全く、ショーン・コネリーの頭頂部の髪の毛ぐらい、完全に無いです。」と思われた方は、↓下のリンクのクリックをお願いいたします

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ヨッシーニ様

民間企業の余剰金って、税金払いたくないため、土地&建物への投資も多い気がします。私は、地方都市に住んでいますが、全国規模の企業で、利益を上げているところは、支社,支店,営業所をどんどん新築しています。特に自動車ディーラー関係は、ここ数年、ほとんどの建物が更新された気がします。

2009/9/21(月) 午後 2:48 [ R ]

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確かにこの不況を乗り切るためには財政出動以外方法がないと思います。またそれが極めて安全に出来るのは日本だけですね。

2009/9/22(火) 午前 9:01 [ 世直し2009 ]

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最近ますます思います。
反国家破産論を浸透させることが日本再生の第一歩だと。
ヨッシーニさんのブログをいろんな所で紹介させてもらっています。

ところで、国際貢献として、円高の日本が
金をばらまきまくって、国内需要刺激するとともに
海外からどんどん輸入するとして、
耐久消費財(家電、車等)あるいは非耐久消費財(食品、衣類等)
問わず、どんどん輸入すべきもの、あるいは
輸入されるであろうものってなんでしょうなぁ。

個人的には、高い金払ってもいいから、
例えば医療とかの「技術」を輸入したいですが、
それは相手国世論の反対も強そうだし…

うーん、日本にないもので
金で買えて、ぜひ欲しいもの、つまり国益に直結しそうなもの。
それはなんでしょうな

2009/9/22(火) 午後 11:07 [ - ]

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連続すみません。

以前何かで見たの思い出しました。
技術ももちろんいいですが、

頭脳 なんてどうでしょうね。
海外から優秀な技術者だとか、各種研究者や大学教授をGETですな
技術職・研究職とかだと、
スパイのリスクもあるかな?

たまに日本の大学の問題点とか、
テレビでもやってたりしますが、
それがいい悪いは置いといても、

もっと国際的な人材を集めた大学が多いのは国益になると思いますね。

イデオロギー的な意味でグローバルスタンダードを
持ち込まれるのはどうかと思う部分もありますが、
アカデミックな部分ならグローバルな視点は国益に寄与しそう。

2009/9/22(火) 午後 11:18 [ - ]

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この考え(相手の赤字=自分の黒字)で行くから、自分の利益を増やすために相手に損をさせようという考えになるんじゃん。

自分の利益にならない公共事業等に対して、全部反対に回るのも当然ですね。相手を少しでも赤字にしておく事が、自分の黒字が増えるる可能性を増やす。

さらに、赤字になっている人は借金の利息が付いて、必ず脱落者が出る仕組みでしたっけ?

2009/9/23(水) 午後 4:33 [ ドレミ ]

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ドレミ さん、

必ずしも赤字=損ではありません。

ここでの赤字は、単純化すれば

借金が増える

ということです。

経済の発展には、借金と資産を両建てで増やすことが必要なのです。

マネーというものが、負債であり資産であるという性質のものだからです。

問題は、いかにGDPのフローの増加、マネーの増加をうまくかみ合わせるかです。

今回の話の、誰かの赤字を増やさないと他の誰かの黒字が増えないというのは、

決して特定の企業を損益計算書上での「赤字」に追い込んで破綻させることではないです。そんなことをすれば、GDPもマネーも萎んでしまいますので、だめです。

2009/9/23(水) 午後 4:40 [ ヨッシーニ ]

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ども先日はいろいろ書き込みしてそのままで終わってしまって失礼しました。
廣宮さんのブログを良く見て日本が破綻しないことはよくわかりました。
ただEUや世界の学者さんが財政赤字を問題視しているのかわかりません。単なるアホなのか。
そこがわかれば私は廣宮信者になり、本を買います笑
さて廣宮さんの言うとおりであればどこの国もガンガン国債をすりまくっていると思うのですが、つねにそういうわけでもないみたいですし。
以下何点か疑問書きます。
1)
廣宮さんが言うように国の借金が増えなければならない理由を私なりに考えました。
これで正しいでしょうか?
「世界は常に物を生産し続けている。ということは、現金の量が一定であれば、現金に比して物が多くなってしまい、現金の価値があがりデフレになる(金兌換廃止もこれ)。よって、通貨の供給量は経済成長とともに増やさなければならない。あとは景気に応じて官の負債増(国債&財政支出)で増やすか、民の負債増(公定歩合↓&銀行が融資)で増やすかが変わってくる」ですよね?

2009/9/23(水) 午後 5:07 [ koi*oro** ]

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faceoffactorさん

>ヨッシーニさんのブログをいろんな所で紹介させてもらっています。

ありがとうございますm(_ _)m


>イデオロギー的な意味でグローバルスタンダードを
持ち込まれるのはどうかと思う部分もありますが、
アカデミックな部分ならグローバルな視点は国益に寄与しそう。

世界中から優秀な人材を集めてきて、バリバリの親日派になってもらう工夫をしてみるのも一案ですね^^

2009/9/23(水) 午後 5:07 [ ヨッシーニ ]

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koi*oro** さん、

>「世界は常に物を生産し続けている。ということは、現金の量が一定であれば、現金に比して物が多くなってしまい、現金の価値があがりデフレになる(金兌換廃止もこれ)。よって、通貨の供給量は経済成長とともに増やさなければならない。あとは景気に応じて官の負債増(国債&財政支出)で増やすか、民の負債増(公定歩合↓&銀行が融資)で増やすかが変わってくる」ですよね?

まさにおっしゃる通りだと思います。

なお、「信者」にはならないでください(笑)。疑問に思ったことは徹底的に考えたり調査検討なさることが肝要ではないでしょうか…

と、こないだNHKの白洲次郎の第一話でケンブリッジの教授が白洲次郎の論文を「これじゃ私のコピーだ。人の言うことはまず疑い、徹底的に考え抜きなさい」とやっているシーンを見て、改めて思いました^^

2009/9/23(水) 午後 5:14 [ ヨッシーニ ]

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2)
借金返済型不況に陥ると民がだめになるので官へバトンタッチ。
バブルになると民が好調で民へバトンタッチ。
民が順調であれば民=負債増、官=負債減で財政赤字少なく理想的。
が、一旦バブル弾けると巨額の負債に民が連鎖的に不調⇒借金返済型不況へ。
で、官へバトンタッチ。
この中でベストなのは国も民も適度に借金がある状態がベストだが、歴史では官と民で行き来している。
また、官民の借金総額はモノの増加(経済成長)にあったペースが理想。

これであってますか?

2009/9/23(水) 午後 5:20 [ koi*oro** ]

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ヨッシーニさん。ありがとう。
皆で金持ちになろうというスタンスで常にいたいものです。全員で金持ちの足を引っ張ろうとするから、おかしな話になってくる。


どれくらい借金をできるかは、要するに、税金を払ってくれる額が問題になってくるんでしょ。借金が増えても、その分、税金が増えるんなら問題にならないけど、借金が増えて、税金が増えないという事態を恐れているんでしょうね。

今、借金を増やしても、老人に対する福祉に回りそうだから、税収は増えそうに無いよね。

2009/9/23(水) 午後 5:33 [ ドレミ ]

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早速コメありがとう御座います。
連休中考えててやっとスッキリしてきた気がします笑
HMさんのコメからGDPギャップからの説明とかについて考えてましたが、物の総量が増えていると考えた方がシンプルでわかり易いかも。
もちろん賛否両方バランスよくみるのが大事なので廣宮さん批判あれば見ます。
今後も引き続き考えていきます。
3)
官民借金総額がモノの総量を上回って増えるとインフレになる(?)
総額と総量が同じなら通貨価値はきっとステイ
で、借金総額がモノを少しだけ上回り弱インフレであった方がいい
理由⇒
・経済成長しやすい(インフレの方が設備投資を行いやすい)
・物の増加に沿う
故にインフレタゲを設定すべき(各国はしている)

2009/9/23(水) 午後 5:39 [ koi*oro** ]

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koi*oro**さん、

2)、3)と、仰るとおりだと思います。

ただ、モノの量というよりは、

一定期間におけるモノの供給量

つまり、供給速度

というのがより正確ではあります^^

2009/9/23(水) 午後 5:49 [ ヨッシーニ ]

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ドレミさん、

>今、借金を増やしても、老人に対する福祉に回りそうだから、税収は増えそうに無いよね。

その場合、お金が政府に「税金」として回収されないので、民間の預金として滞留することになります。

その滞留した預金は運用先を求めて…

景気の良いときなら民間の設備投資資金(借金)や住宅ローンに、

景気の悪いときなら結局は国債に回ることになります。

2009/9/23(水) 午後 5:51 [ ヨッシーニ ]

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国債で国債を増やすと信用リスクを抱えるんじゃないの?
つまり、ハイパーインフレになりやすくなるから、避けているんじゃないかと思います。私は財務省の中の人ではないので、はっきりとは、わかりませんが。

国債で税収を増やすというスタンスと、なんか違う気がする。

2009/9/23(水) 午後 6:02 [ ドレミ ]

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ドレミさん、

>国債で国債を増やすと…

基本的に経済規模の大きい国なら、どこの国でもそうなっています。

経済規模の大きいくにならどこの国も、国の借金は増え続けています。

国の借金が増え続けているということは、

国債の借換えの連続+毎年国債の新規発行

ということが継続していることに他なりません。

2009/9/23(水) 午後 6:07 [ ヨッシーニ ]

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(続きです)
問題は発行量のスピードです。

国債発行+財政出動

のスピードが必要以上に速過ぎるとインフレが問題になります。

このスピードが足りないとデフレです。

今、デフレです。つまり、

国債発行+財政出動

をもっとやって良いし、やるべきときです。

インフレになれば、スピードは減速する。そのようにして経済の状態を最適に調整することが政府(および中央銀行)の役割です。

2009/9/23(水) 午後 6:10 [ ヨッシーニ ]

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逆に破産する場合を考えてみてみます。破産する場合は、外債を返済できない場合に起こると考えればいいと思います。つまり、外債を借りなければいいわけです。じゃあ、なんで借りる必要が出てくるのか、それは自国通貨が取引の対象にならない時です。自国通貨が取引の対象にならないということは、自国通貨を通貨として扱ってくれなくなるということです。
つまり、誰もこんなお金を持っていたく無いという時に起きます。国債で国債を増やして、一気に市場に放出されても困りませんか?例えば、中国が、中国が抱え込んでいるアメリカ国債を売っちゃった場合のようなことをされても困るのと似たような現象なのではないでしょうか。

ですので、国債であった物が、市場に出てくる時の心配事の話なんじゃないのかな。アメリカ国債だって、日本と中国が抱えたままでいるなら、何にも問題が起きないわけだし。

発行スピードって、アメリカ国債で考えれば、中国と日本が買ってくれる限界よりは増やせませんよということでしょ。

2009/9/23(水) 午後 6:22 [ ドレミ ]

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ドレミさん

>国債で国債を増やして、

これは、繰り返しますが、どの主要国もやっています。もし、それだけのことで破綻するのであれば、今頃、世界中が破綻しているはずです。でも、現実にはそんなことにはなっていません。

そもそも、国債そのものが通貨の性質を持っています。今日の記事をご参照ください。

>発行スピードって、アメリカ国債で考えれば、中国と日本が買ってくれる限界よりは増やせませんよということでしょ。

通貨下落は起こる可能性はありますが、国債発行そのものの限界とは言えません。

日本政府や中国政府が直接買わないといっても、日中が貿易で獲得したドル預金は、結局は金融機関の中でドル預金として存在しているのであり、地球外に転出することはありません。

ドル預金はドル建ての債権で運用されます。それで、結局、良い運用先が無ければ米国債で運用されることになります。長期国債が売れず短期国債に人気が集中するというような場合があるにせよ。

2009/9/23(水) 午後 6:53 [ ヨッシーニ ]

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そう簡単に国が潰れるものではないけれど、弱みになるから嫌なんでしょ。破産させるよ。損させるよ。っと言って脅迫してくるから。

詳細な説明をありがとう、ヨッシーニさん。今日も知識が増えました。

2009/9/23(水) 午後 9:09 [ ドレミ ]


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