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http://x6.cho-chin.com/bin/ll?081850800 アクセス解析 http://ecx.images-amazon.com/images/I/51iN5BfVzDL._SL160_AA115_.jpg http://ecx.images-amazon.com/images/I/51xJ2bE3HTL._SL160_AA115_.jpg 「国債を刷れ!」「高校生でもわかる日本経済のすごさ!」アマゾンでのご購入は こちらです→ http://www.amazon.co.jp/gp/product/4883926788当ブログのランキング状況は→ こちらですいつも、ありがとうございますm(_ _)m日経新聞09/10/27朝刊2面 社説 【国債金利上昇が発する警告】
財政の先行きへの懸念も背景に国債金利がじりじり上昇している。 指標となる新発10年物国債の流通利回りは26日、 1.390% となった。 6月ごろから低下基調だったが、10月6日の年1.240%を底に、0.15%上昇した。 ということで、 まず、 この記事の掲載された10月27日直前の3ヶ月分 の日本の長期金利(10年物国債利回り)を見ておきましょう: と、 当ブログをずーっと読んで頂いている読者の方には、 「はて。前にもそっくり同じ内容の記事があったような…」 と思われているところであると思いますが、 それは、今年4月10日の↓こちらです。 いやー、 金利がちょっと上昇するとすぐ「大変だー」とテレビや新聞で壊れたレコードのように繰り返し騒がれてしまうため、 こちらも壊れたレコードのように繰り返すほかありませんです。はい。 さて、 【このユーモアたっぷりの社説】の続きを見てみましょうか。 金利上昇の主な原因は、
企業の資金需要が弱いため国債に資金を振り向けてきた金融機関が、 国債を買いすぎたとの反省から一部売り戻していることや、 米国の国債金利が上昇していることだと見られる。 国債を出し過ぎると、大幅な返済負担を後世に残すほか、 長期金利上昇を通じ経済に悪影響を及ぼす。 「金融機関が、国債を買いすぎた」 まあ、10年物の債券で金利が1.2%とか1.4%では、そもそも本来買う気しないようなショボい金利でしかないですからねえ。 私は、当該国の自国通貨建て国債というのは、一個人投資家として非常に好きです。 だって、 通貨発行権を持つ政府の債券が貸し倒れになるなんて、第二次世界大戦クラスの戦争で敗戦国側にでもならない限り、そうそう無いからです。 で、 その「自国通貨建て国債 大好き」な私ですら、 日本国債(10年物)は興味ゼロです。 なぜなら、長期の割りに、単純に金利が低過ぎるからです。 10年物なら5%を超えてこないと一切興味湧きません。 第二次世界大戦クラスの「危機」や「破壊」あるいは「破綻」と比べて、1兆分の1以下の出来事ですらない 「年1.240%を底に、0.15%上昇した」 ちなみに、「本当の破綻」というのは私の中では、 都市の住民がまるごと奴隷として売られ、街全体が文字通りの塩漬けにされた 第三次ポエニ戦争直後のカルタゴのような状態 を指します。 (ちなみに、戦勝者側のローマがここまでのことをしたのは、カルタゴが一方的に不戦条約を何度も繰り返し破ったからなのですが…) とにもかくにも、 「日本の国債金利が0.15%上昇した」などというのは、 世界の歴史の中では瑣末な出来事の中の更に枝葉の枝葉の枝葉の(×1億回)…枝葉くらいの取るに足らない末節でしかないです。本当に。 えー、それから 「(日本の国債金利の上昇の原因の一つは)米国の国債金利が上昇していること」 だそうですので、米国債金利も見ておきましょうね。 まずは、この記事で焦点を当てている、10月の始めから月末まで。 出典: FRB 確かに、10年物金利は上昇しておりますねえ。 一方で、 上で示しましたように、 短期金利(ここでは代表として1ヶ月物のみ示します)は下落しております。 こんなの金利が付いているとはとても言えませんが、 これは要するに "危機的状況"の中で、最も安全な「自国通貨建て短期国債」に人気が集中 しているということの証左と言えるでしょう。 アメリカの場合は対外債務が大きいとは言え、 アメリカドル建ての預金は アメリカ人が持っていようが中国人が持っていようが宇宙人が持っていようが、 アメリカドル建ての債権(債券や貸付金)で運用される他ありません。 ゆえに、 長期国債の金利が低すぎて嫌だとか、 社債や民間への貸付けはリスクが大きいので嫌だ、 となると、 短期国債以外に行き場が無くなるので、このような状況になるわけです。 #もちろん、 これからも対外債務が増え続ける(=経常赤字を続ける)とすれば、それはドル安圧力となりますが、 上記の通り、だからと言って、それが原因で米国債が買われなくなって即破綻ということには全くならないわけです。 ついでに、米国債のもう少し長めの推移も見ておきましょう(過去約8年間) まあ、これを見ても、 「米国の国債金利が上昇している」 と騒ぐようなことは何一つ無いことが分かります。 10年物米国債は、第二次石油危機の時には10%を超えていたわけですから、 今の3%台なんて、死ぬほど低い水準ですし、これも一個人投資家として一切興味が持てない超低金利としか言いようがないです。 ほとんど【おもしろアメリカン・ジョーク集[経済編](仮称)】としか思えない上記社説には他にもこんなことが… 高齢化で家計貯蓄率が低下しており、
今のように国債の大半を国内で消化できなくなれば 国債金利の新たな上昇要因となる。 以前にも、 で指摘しました通り、 家計貯蓄率と国債金利は一切関係ありません。 むしろ、 貯蓄率の低下とともに国債金利も低下している、というのが、我々が住むこの世界の現実です。 大体、 マクロ経済主体は 家計部門と政府部門と海外部門だけでなく、企業部門もあるわけですから、 企業部門をすっ飛ばしているというのは、マクロ経済とは言えません。 極めてミクロなものの見方と言わざるを得ません。 ひたすら債務を圧縮している日本の企業部門を一切無視し、 政府の債務が増えているということにだけ注目するというのは、全く以って言語道断であります。 私、日経新聞は基本的には好きなのですが、 こんな記事あるいは社説ばかり書いているようだと、 【日本経済新聞】ではなく、【日本ミクロ経済新聞】に改称された方が良いのではないかと思ってしまう、今日この頃です。 さて、 上の方で米国については[長期と短期で金利が逆の動き]をしている様子を示しましたので、 日本のもやってみましょう。 |
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ほんと記事って一部をクローズアップしてて怖いよね!
私もよりメディアに対しては注意を払って
読み解いていくようにするわ!
2009/11/8(日) 午前 8:35 [ nori@kobe ]