廣宮孝信の反「国家破産」論 ブログ

「国が財政危機と考えることこそが日本の危機」「財政黒字はむしろバブル崩壊の予兆の場合もある!」。【国債を刷れ!】著者のブログです

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「日本不信」

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【後援会ニュース】
(三橋氏ブログより転載)

◇4月30日(金) 福岡 街頭演説
詳しくはこちら→ http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?m=20100430&cat=12


◇5月1日(土)、横浜 ねこカフェ(女性限定)、街頭演説、講演会
詳しくはこちら。→ http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?m=20100501&cat=12
http://yokohama.pecori.jp/ (横浜支部専用サイト)



皆様、それぞれの開催地近隣の友人・知人・一族郎党(?)お誘い合わせの上、ご参加頂けましたら幸いであります。


横浜のほうは講演会(無料)があるのですが、

周りの方をお誘いされるときは、例えば

・こないだ大阪でも同じように講演会しました。

・平日の午後でしかも雨だったのに、ほぼブログの告知だけで200人も来るくらい盛況でした。
 (とある国会議員の先生ならびに秘書の皆さんはかなり驚いておられました)

・中には有休取ってまで来るファンがいるくらいです。

・その場にいた人の話では若い女の子からお年寄りまでみんな1時間半もの間、
 食い入るように聞き入っておられました
 (某ベテラン国会議員の元ベテラン秘書の方も、
  当日たまたま来て頂いていた三橋ファンでもなんでもない中小経営者の方も
  「この人の話は面白い」とおっしゃって下さっています)

というような感じなので、

・「ほんまこの人の話、目からうろこ落ちまくりやし日本の将来に希望を持てまくりになるし、
  ということで一緒にいきまへんか?」

といった具合にお声がけ頂いたりすると、お誘いして頂きやすいかも知れません。

来て頂けるだけでも幸いでありますが、
三橋ファン以外の方に輪を広げて頂けると、さらに輪をかけてありがたき幸せでありますm(_ _)m。




ちなみに、横浜のほうは街頭、講演会については私も隠れキャラで行っています(講演会では後ろのほうにいる予定)。




※コメント欄にてご質問を頂いておりましたが、すみません。しばしお待ちを…m(_ _)m



さて、本題です。

2010年4月25日 日経新聞朝刊 5面

米債券市場で日本への不信感が広がっている。

格付け会社のフィッチ・レーティングは22日、
「日本国債の信用が中期的に低下するリスクがある」と警告した。
政府負債の増加に歯止めがかからず、鳩山政権の政策運営も混迷の度を深めている。

なるほど、

「鳩山政権の政策運営」に問題があると。

まあ、それは良いとしまして、

フィッチは22日に公表したリポートで
「政府債務は拡大する一方で、家計の貯蓄率は緩やかな低下が認められる」と指摘。
「国債の大量発行の受け皿となってきた国内投資家に余力がなくなれば、日本国債の信用力は中長期的に低下が避けられないと結論づけた。

おいおい!
家計の貯蓄率が減ったからって何だってのよ、フィッチさんよう!




https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/9f/c5/eishintradejp/folder/725004/img_725004_20393615_0?1267515618
 貯蓄率低下で財政破綻?【1】
から転載



貯蓄率の低下とともに国債金利が下がってるのをどう説明するんだい?

※↓関連記事
【あなたの黒字は他人の赤字!】
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/21770319.html


ちなみに、記事の(というかフィッチのリポートの)しめくくりはこんな感じです

デフレ脱却や財政再建を喫緊の課題と位置づけるべきで、「高速無料化や郵政見直しばかりを議論すべきではない」と批判。
しかし骨太の政策立案を期待するにも鳩山政権にはリーダーシップが欠如しており「このままでは政権が崩壊し、政治的な混乱が長引くだけだ」と締めくくった。



デフレ脱却と財政再建って矛盾してないかな?

まあ、インフレで債務GDP比を引き下げていく、という意味ならOK牧場ですね。



「ていうか、いいたいことは財政破綻する前に、政権崩壊するってことなんじゃないのかね、このリポートとやらは」、 と思われた方は、↓下のリンクのクリックをお願いいたしますm(_ _)m

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【後援会ニュース】

↓↓↓明日16日金曜日、三橋貴明の講演会、大阪で開催です。↓↓↓

   ・無料、自由参加

   ・日時:4/16(金)14:30〜16:00
      (14:00開場。1時間講演、休憩10分、残り時間で質疑応答の予定)

   ・講演題目:『マスコミに騙されてはいけない!日本経済の真の実力』
         〜日本国家は借金まみれで未来がないと思ってる方は必見です!

   ・場所:大阪産業創造館(堺筋本町の少し東) 4階 イベントホール
       会場地図↓
       http://www.sansokan.jp/map/ 

 ※平日の午後なので、
  大阪近辺のサラリーマンの皆様はなかなか来られないかと思われますが、
  周囲にいらっしゃる主婦の方や、引退世代の方や、学生の方などにお声がけ頂ければ
  幸いでありますm(_ _)m

 ※当日は私も会場におります  



そして、その翌日
三橋貴明・街頭演説会、確定です。


三橋貴明街頭演説会(大阪)

4月17日(土) 11:00〜12:00

大阪駅前 ヨドバシカメラ 東南角 歩道
↓googleマップの短縮リンク
http://bit.ly/ckmVdq

参加無料(当たり前か^^;)ですので、大阪近隣の皆様、是非お越しくださいませm(_ _)m 

 ※当日は私も現場におります(多分、サラリーマンのコスプレ(?)をしています) 




さっき、テレ朝のスーパーモーニングで

ギリシャの話をやっていたのですが…


まあ、内容は

日本とギリシャの共通点(「国の借金のGDP比が100%を超えている」etc)

とか

ギリシャではインフレになっている

とか

日本もギリシャもハイパーインフレになりかねない(某名門私立大学のD教授がハイパーインフレ大好きな模様で、このスーパーモーニングにたびたび登場してますね)

とか

日本もギリシャのようにそろそろ「破綻」しかねない

とか、うんたらかんたら…



唯一の救いは、コメンテーターのやくみつる氏が

「日本はデフレスパイラルですよね。デフレが勝つのか、インフレが勝つのか、よく分からないなあ…」

という素朴な疑問を呈したことでしたが…




めんどくさいのですが、

日本とギリシャの

非共通点

を簡単に。


債務の内容:
  ギリシャは自国での発行権を持たない共通通貨建て
  日本はほぼ全て自国での発行権がある自国通貨建て

対外純資産:
  ギリシャは対外純負債国
  日本は世界最大の対外純資産国


ギリシャの対外純資産のデータがちょっとないのですが、対外純資産の経常収支の累積の時価評価ですから、経常収支を見ておきましょう。




イメージ 1





ギリシャは過去30年、ほぼ一貫して経常赤字。

日本は過去30年、ほぼ一貫して経常黒字です。


なぜ、ここまで違う国を同一視するのかしら…



あと、最近当ブログやMPJや拙著のアマゾンブログのレビューで頻繁に登場中(?)のケネス・ロゴフ氏

の日経ビジネス2010年3月15日号(p.16)のインタビュー記事によると、

「ギリシャに至っては、1800年から第2次世界大戦が終わるまで、ほぼ常にデフォルト状態だった」

とのことです。


デフォルトって「債務不履行」のことですが、

返済期限に1日でも遅れたら「債務不履行」
返済期限までに返済した金額が1円不足すれば「債務不履行」

です。

デフォルト=財政破綻ですが、これだけ頻繁に起こってるならどうってことのない年中行事のような気がします。

別に国民が皆殺しになるようなことではありませんし。


いつものように、

【経済破綻と回復】(数年で回復する破綻国家)
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/22128517.html

【続 「破綻」を再定義してみます[2]】(鳥取城籠城戦)
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/23868604.html

のご参照を。



ハイパーインフレ、ハイパーインフレって、

終戦直後のように

原爆二つ落とされた上で
みかんの皮とかカイコのまゆを粉にしたもん食べてからにしろっちゅうねん。

ほんでもって、そんな時代でもハイパーインフレになんてなってないっちゅうねん。

これは、

【反ハイパーインフレ論 [神戸空襲編]】
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/24237590.html

参照。




そして、
もう一つ、いつものように…




中森明菜/(1/2の神話)/AKINA EAST LIVE

↑この動画の1:08

#↓こちらをクリックすると、いきなり1:08から「いい加減にしてー♪」を再生できます^^
http://www.youtube.com/watch?v=1wxVfNBmEWU#t=01m08s



「またもや【いい加減にしてぇ〜♪】と」、 と思わず口ずさんでしまわれた方は、↓下のリンクのクリックをお願いいたしますm(_ _)m

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【後援会ニュース】
この度、CDデビューする

自民党政調会調査役の田村重信氏の新曲であり、三橋貴明後援会の応援歌でもある

「日本を美しく!」

発表記念パーティーのご案内。


森喜郎元首相、小泉純一郎元首相、麻生太郎前首相

という3人の元総理を始めとする超豪華メンバーが発起人に名を連ねるパーティーになっております。

日時 平成22年5月28日(金)
    受付 17:30〜 開会 18:00〜

場所 日本自転車会館3号館1階ホール (アメリカ大使館前)
    東京都港区赤坂1−9−3 自転車会館 TEL:03-3585-6241

会費 1万円

ご出欠 5月17日まで

問い合わせ先 田村重信 Eメール stamura&hq.jimin.or.jp 電話03-3581-6211
                ↑&を@に変更して下さい(スパム防止のため変えています)




さて、
↓このニュースを受けて、世界中で株高になり、ユーロも少し高くなったとか

ギリシャ支援、3.8兆円で合意=IMFと調整へ−ユーロ圏が緊急会議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100412-00000007-jij-int

いざというときは、ユーロ各国がギリシャに対し合計3.8兆円相当の枠で融資するということのようです。


ちなみに、ギリシャの一般政府負債は2008年の時点で

273,285 百万ユーロ
http://stats.oecd.org/index.aspx

→今日のレートが1ユーロ=127円くらいなので、

約34.7兆円

です。

これに対して3.8兆円の融資枠ということなので、全負債の1割程度の規模で「つなぎ融資」してもらえることになったということになります。

ギリシャ政府にとって純粋な自国通貨建てではない負債について、上記のような借入枠ができたということは、よくよく考えれば「一時しのぎ」でしかありません。

しかし、
少なくとも世の中の大勢の人々を、少なくとも一時的に安心させる効果はあったようです。まあ、その「安心させる」ということが重要ということですね。

そもそも国家財政なんて「一時しのぎ」の連続体でしかありませんが。




ということで、本題です。


政治=人的資源の最適配分[1]
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/24974559.html

の続きであります。



前回、「人的資源の最適配分=予備兵力の有効活用」というのがこのテーマのキーワードということを書きましたが、

とりあえず、その説明のために

姉川の合戦

の話をしてみます。


まず、序盤の布陣図から。






徳川勢の話もすると長くなるので、織田勢のところだけ話をします。


織田方は図では少なく見えますが13段の縦深陣地となっておりました。

そして、後方の敵方横山城の押さえとして置いていた兵力が'予備兵力です。

織田勢 2万数千

対する

浅井勢 8千



イメージ 1




浅井勢は小勢ながら、織田勢の13段の陣地のうち11段を突破するという猛攻を行いました。

これだけ見ると、織田勢は随分苦戦しているような感じですが…


しかし、上図を見ると、前回のカンネーの会戦の終盤に非常に近い形ができていることが分かります。


終盤では、
横山城の押さえに置いていた美濃三人衆の手勢を一挙に投入
浅井勢の横っ腹を突き、戦況は一気に織田方優勢に傾き、浅井勢は退却、ということになりました。


一般的に、姉川の合戦は織田方がかなり苦戦、幸運にも勝利をもぎ取ったというイメージがある、というのが私の印象ですが、私にはどうも信長にはハンニバルのような計算があったように思えます。

Wikipediaによれば、

浅井・朝倉方の死者1800
織田・徳川方の死者 800

となっており、13段のうち、11段も破られた割に、織田方の死者数が非常に小さいのです。

なお、
織田勢の包囲陣形はカンネーのハンニバルほど完全ではなく
カンネーのローマ軍はほぼ壊滅に近い打撃を受けましたが、浅井勢は余力を残して撤退しています。


以上、Wikipedia、津本陽氏著「下天は夢か」参照



さて、
私がこんな話をするのは、あくまでも
国家の命運は人的資源をどこに配分、あるいは投入するかによって決まってくるという話をしたいからなのです。

あと一つ、大阪冬の陣の話をしておきましょう。


大坂冬の陣では、豊臣方は「難攻不落」を謳われた大坂城に籠城したわけです。

この大坂城を国全体と思ってみて下さい。

この「難航不落」の城のどこに弱点があるか。この城(あるいは国)を「破綻」させないためには、その弱点をどう補強するか。

真田幸村(信繁)は城の南正面(天王寺方面)に弱点があると考え、半円形の砦、通称「真田丸」を構築しました。










徳川方はこの真田丸に散々悩まされるわけです。


さて、ここで国家運営について考えましょう。

将来における国家運営の「弱点」というかボトルネック(大阪城における南正面)は何でしょうか?


これは私、何度か書きましたが、

エネルギー供給不足、食糧供給不足、少子高齢化による労働力不足

といった問題が考えられるわけです。


そして、これらの問題が将来において起こらないようにすることが、真田丸の構築というわけです。


この観点から現在進行中の「子ども手当」を考えて見ますと、どうでしょうか?真田丸になるでしょうか…


昨日のMPJの宇田川氏のコラム


で、一夫多妻制のイスラム教の国であるインドネシアの偉いさんから電話があって

「宇田川さん。私も子持ちの女性と結婚して日本からお金をもらおうと思うけど、その法律のおかげで、順番待ちが長くなりそうだよ」

というブラックジョークで警鐘を鳴らされたとのことです。



私が思うに、

財政出動、あるいは、予算を付けるという行為は、単におカネを使うということではありません。

おカネを出すことで、人を動かすということです。

「カネなんて幾らでも創れるから幾らでも出したる。でも、その代わり、国家の将来のためにせっせと働きたまえ。」

ということで人を動かし、動員し、大坂城における真田丸を構築することです。

さて、現政権が進めるような形での「子ども手当」は、どのように人を動かすことになるでしょうか。
「真田丸」を構築することになるでしょうか。あるいは…


「ヘタをすれば真田丸どころか、外堀のみならず総堀を埋めることになりやしないかしら…」 と思われた方は、↓下のリンクのクリックをお願いいたしますm(_ _)m

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今日あたりブログ更新する予定でしたが、急遽、宮崎に行かなければならなくなった(注:昨日の午後に決定)ので、今回はお知らせだけですm(_ _)m



↓↓↓三橋貴明の講演会、大阪で開催です。↓↓↓

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   ・日時:4/16(金)14:30〜16:00
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  (↑リンクがおかしかったのですが、修正しました。すみませんm(_ _)m)

 ※平日の午後なので、
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  幸いでありますm(_ _)m

 ※当日は私も会場におります  



なお、
翌4/17(土)11:00頃〜12:00頃、大阪駅近辺にて三橋貴明・街頭演説会予定しております。
詳細が確定次第、お知らせいたしますので、どうぞよろしくお願い致します



次回のMPJの私のコラム
http://mp-j.jp/modules/d3blog/index.php?cid=21
は、コメント欄で紹介頂きました

日本書紀の「食者天下之本也。黄金萬貫、不可療飢。白玉千箱、何能救冷。」について書いてみました。

今週土曜日掲載になると思います'''(M-YAS様、ありがとうございましたm(_ _)m)。




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【後援会ニュース】


(ニュース その1)

メイド姿の美女も登場する後援会「動画ニュース」です


三橋貴明後援会提供「参議院選挙比例区の投票方法」


※全然関係ないですが、メイド姿の人から土産をもらったら、それはやはり「メイドのみやげ」ということになりますかね。




(ニュース その2)

4月3日日本史上初、コスプレ政治資金パーティーの話が、↓日刊スポーツ記事
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20100331-612346.html

パーティーへの参加については詳細は↓こちら(秋葉原、4月3日15時半〜と17時半〜)
http://mitsuhashi-takaaki.jp/wordpress/?p=388

※個人的には、学生服とか柔道着とかがあればそんなんでOK牧場だと思います。

 私も会計の関係もあるので参加するのですが…うーん…それっぽい衣装もないし。
 いざとなったら鼻をつまんで、ひろみGOのモノマネでもしときますかね…




前回は「簡単モード(HTMLベース)」で書いてみたのですが、
 やたらフリーズして1時間ほど無駄にした上、真っ青な画面まで久々に登場した(!)ので、諦めて旧方式で書いています…





前回律令時代の税制である

租庸調(税の物納システム)

に絡めて、

政府の役割というのは

現在および将来において国民生活に必要なモノの供給が途絶えないようにすること

であるというような話を書きました。


これを、私は個人的に

「物流中心主義の経済観、ないし、政治観」

と呼んでいます(というか、ちゃんと文字にして皆さんの前で発表するのは初めてのような気もしますが)。

今回はもう一歩進めて

「人本主義の経済観、ないし、政治観」

について書いてみたいと思います。


一言で言ってしまえば、

人が生活するために必要なのは食糧などのモノであって、カネではない

というのが「物流中心主義」


そのモノを作るのは人。だから、人の生活を支えるのは究極的にはカネでもモノでもなく人そのものである

というのが「人本主義」

ということになろうかと思われます。


という話をするために、

戦争、というか、戦闘における戦術の話をしてみます。

これは「人的資源をいかに最適に配置して運用するか」という話ですので。


まずは紀元前216年

ハンニバル率いるカルタゴ軍とローマ軍による

カンネの会戦
(参考文献:塩野七生著「ローマ人の物語」文庫版4[ハンニバル戦記(中)]p.99)


ローマ側兵力:

  歩兵:80,000
  騎兵: 7,200
 総兵力:87,200


カルタゴ側兵力

  歩兵:40,000
  騎兵:10,000 
 総兵力:50,000


総兵力はローマ側が1.7倍
しかも、
ローマの歩兵は当時の地中海世界では最強で、歩兵同士の兵力差は倍でした。

これだけ見るとローマ側が圧倒的に有利です。

ただ、
騎兵だけを比較すると
兵数はカルタゴ側が多くなっており、しかも、騎兵の質はカルタゴ側が上回っていました。

逆に言えば、

ハンニバルにとって、自軍に有利なのは騎兵の兵力のみであったのですが、

彼はこの点を最大限に活用し、魔法のようなことをやってのけてしまいます。




イメージ 1




ハンニバル

中央前部に弱兵(ガリア歩兵)を置き、中央後部(重装歩兵)と両翼(騎兵)に強兵を置きました。




イメージ 2




戦闘の中盤まで、ローマの歩兵は相手の弱兵を押しに押し、両脇に後退させてしまいます。
この部分だけみると、ローマ側が完全に有利な状況でした。

ここだけ切り取ってみればローマの「勝ち」です。

が、この部分的な「勝ち」もまるで破綻直前のアイスランド政府が財政黒字であったのと同じくらいはかないものでしかなかったのです。




イメージ 3




押しのけられたガリア歩兵の後ろには、軍事の天才ハンニバルに従って豊富な経験を積んでいる20,000の重装歩兵が控えており、これがローマ歩兵の猛攻をがっちりと持ちこたえます。

その間、両翼では、最初から最後までカルタゴ側の騎兵がローマ側を圧倒し続け、ローマ側の騎兵は完全に蹴散らされてしまいます。


このようにして、終盤にはハンニバルの計算通り、完全な包囲陣形が完成してしまうのです。


さて、

弱兵であったはずの、ガリア歩兵も、

最初から有利だった両翼の騎兵も、

終盤においては、ローマ軍の主力を包囲するための「予備兵力」として機能することとなりました。

※ここで若干唐突に「予備兵力」という言葉を使いましたが、
 この「予備兵力」というのが今回のテーマのキーワードの一つとなります。
 「人的資源の最適配分」=「予備兵力を最大限活用すること」という意味合いで。

結果:

ローマ側は死者6万を出す大敗北。

ハンニバルは戦史に残る大勝利を得ることとなりました。
これが欧米の士官学校では今でも必ず教えられるというカンネの会戦の顛末であります。


少々長くなって参りましたので、次回(来週半ば頃を予定)に続きます(次回は「姉川の合戦」から)


「ハンニバルほど天才的にやれるかどうかは別にしても、【人の生活を支えるのは究極的にはカネでもモノでもなく人そのもの】なのであるから、国家を維持するために最も大切なのは【人をいかにうまく動かすか】」 と思われた方は、↓下のリンクのクリックをお願いいたしますm(_ _)m

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