南美日記

フランクフルト郊外在住のピアニスト江尻南美が日々を綴ります。ホームページwww.namiejiri.comもご覧くださいませ。

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 第2の故郷となったフランクフルトで演奏することは、私にとって、とても嬉しいことです。特に、この4月に行ったリサイタルは、長年夢見ていたアルテ・オーパーでの初めてのリサイタルでしたので、緊張感もぐっと高まりましたが喜びも大きく、今思い出しても、その時の興奮やホールの雰囲気に包まれることができます。

 コンサートを開くにあたって、とても長い準備期間を要しました。演奏に関すること以外の準備が山のように色々とあり、たくさんの人と知り合うことにもなり、勉強にもなりました。モーツァルト・ホールと名づけられた小ホールですが、700席以上もあるところを、仲間たちの励ましもあって一杯にしようということになり、皆で知恵を出し合ったり助け合ったりして準備しました。

 コンサートを企画してくれた方も、フランクフルト中の関係者にアプローチしたりして、とにかくまずは、私という存在を示すという目的で走り回ってくれました。その結果、ホールも一杯になり、ラジオ局がライヴ録音をしてくれたりいくつかの新聞が取り上げてくれたりしました。

 そして、やっと本番の時を迎えた時に、どれだけ頭を真っ白にして弾けるのかと思っていましたが、お客さまの拍手の暖かさ、舞台と客席の距離感があまりないホールの造り、前日に数分、舞台で楽器を触らせてもらい、調律師の方がしっかり準備してくれたという安心感、などが相まって、落ち着いて弾き始めることができました。それでも、今録音を聴くと、そのテンポの速さに、やはりどこかいつもの自分ではなかったのではないかとも思います。

 アンコールは、あともう少し聴いていたい、と思うぐらいがちょうどいい、という、あるピアニストのアドヴァイスもあって、これまであまりたくさん弾いたことはなかったのですが、この日ばかりは5曲ほど弾かせていただき、次の日がお休みの人も多い金曜日の夜のコンサートで良かったと、つくづく思いました。

 コンサートの後はもちろん、皆で打ち上げに行き、夜中の4時ごろまで余韻を楽しみました。本当に多くの方が、理屈なしでとにかく音楽が好きで、コンサートの雰囲気が好きで、そしてできるなら音楽家を助けてみたいと思っているということを感じられたことが、大きな励みとなったこのコンサートでした。そして、私の知らないところでも、この日の宣伝をしてくださったりして支えてくださった方が多くいたということを、後になって色々と気づき、どのように感謝して行ったら良いのかが、今後の課題の一つとなっています。

 写真は、春の日差しに照らされて美しいアルテ・オーパー、調律師さんが調整中、舞台からこの日の客席を見たところ。

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フランクフルトでの演奏会、沢山の皆さんに聴いて頂き良かったですね。ポチ

2009/8/22(土) 午後 9:51 [ akira ]

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あきらさん この演奏会は、色々な意味で私のこれまでのフランクフルト生活の集大成という感じになりました。これを励みに、また続けていこうという勇気が出ました。

2009/8/24(月) 午後 4:58 eji**nami

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フランクフルトでの、勉強が大きな成果となって実られたんですね。
いっぱいのお客様!!!本当におめでとうございます。
ケーキのように見えるホールのたてものですね。

2009/9/12(土) 午前 8:42 Miyako

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Miyako先生 海外で勉強することの意味などを色々ともう一度、考えさせられたコンサートとなりました。客席の写真はあまり持っていないので、今回こうして撮っていただけて記念になりました。建物は、外側から見た方が美しいのですが、集まってくるお客さんは絶えません。

2009/9/12(土) 午後 8:14 eji**nami


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