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80年代のアメリカってロックン・ローラーの時代って印象はない。。。
しかし実際にはトム・ペティ、ブライアン・アダムス、エディ・マネー、リック・スプリングフィールド、ボブ・シーガー(彼はここに入れるのはちょっと違うかも)・・・そしてジョン・クーガー・メレンキャンプ
彼らは80年代を舞台に十二分に輝いていた。。。
彼らには煩わしかっただろうけどソロのロック・シンガーであれば嫌でも引き合いに出されるのはボスことスプリングスティーンだったに違いない。
特にジョン・クーガーは一番の被害者だったろう。
一時はスプリングスティーンの紛い物のような扱いを受けた時期も有った。
私は筋金入りのスプリングスティーン・フリークだが確かにジョン・クーガーの3rdアルバム収録の「ナイト・ダンシング」や「スモール・パラダイス」「タクシー・ダンサー」など・・・
いかにもスプリングスティーン的ではある。(ちなみにこれらの曲はみんなけっこう好き♪)
スプリングスティーン的ロックとは?まずピアノ、サックス、マイナー・コード。しわがれ声で激しくシャウト、ロマンティックで猥雑な都会の夜の匂い・・・といったところ?
ギター・ギンギンで腕まくって汗飛ばしつつみたいなイメージは後のイメージで『明日なき暴走』あたりまでの彼は都会のチンピラ聖者みたいなアーバンな雰囲気で最高にいかしてた。
スプリングスティーンとほぼ年齢も一緒で聴いてきた音楽の背景などを考えても多少音楽性が似通っても仕方無い面はあると思うのだが製作サイドが意識してたのは間違いないと思う
スプリングスティーン自体ディランやヴァン・モリソンの影響を隠さなかったし、造られたロックスターみたいな馬鹿げた叩かれ方をした時期もあったのだから
マスコミってのはどこの国でも困ったものだね(勿論良心的メディアも数多く存在するとは思います)
まぁブルースの話はこれくらいにして。。。
そんな呪縛から完全に解き放たれて大ブレイクを果たしたのがこの『アメリカン・フール』だ。
アルバムの1、2曲目を飾る「青春の傷あと」「ジャック&ダイアン」はともに全米NO1ヒットとなりアルバムもNO.1の大ヒットで300万枚を売り上げるベスト・セラー。一躍スター・ダムを駆け上った。
もともとソングライターとして良いセンスをしてたし質の良い曲も創ってた。いい声もしてるし。この2曲の前にもトップ40ヒットは出してたし後はきっかけだけ・・・まぁそれが一番難しいのかもしれないが。
ジャンプ・ボードとなったのは何と言っても「ジャック&ダイアン」につきるんじゃないだろうか?MTVでもホーム・ビデオでとったロード・ムービー風の粒子の粗いプロモが印象的だったが
青春のスリルが通り過ぎた後も人生はずっと続いてく・・・みたいな事を二人の男女を主人公にほろ苦い感じで唄ってるんだけど
印象的なのはディストーションの効いたシンプルなコードを気持ちよくかき鳴らすギターのイントロ、ハンドクラップ音、そして一転アコギで静かに語り口調で唄われる歌のリリシズム・・・
イーグルスやロッド・スチュアート、ヴァン・モリソンなんかの影がちょっとちらつくが十分オリジナリティに溢れた素晴らしい歌だと思う。
これがなければどう転んでいたか。。。
「青春の傷あと」はシンプルなギター・ロックでこれもかなりいい感じでギターが鳴ってる。改めてこうして聴くと彼、ほんとに良い声してると思う。
この2曲以外にも傑作とまでは言わないがけっこう粒揃いの曲が並んでる。
確かシングルにもなった「ハンド・トゥ・ホールド・オン・トゥ」ちょっと60年代オールディーズ風の懐かしいメロディ・ラインが気持ちの良い曲
むしろこんな所にブルースとの共通項を感じたりする。続く「デンジャー・リスト」も同様の懐かしい匂いのするギターのリフレインが印象的な哀感漂うナンバー。
唯一メレンキャンプがソングライトしてない「チャイナ・ガール」についてもちょっとエキゾチックで昔懐かしいポップな感じの曲でメレンキャンプも気持ちよさそうに唄っている。
ハープとギターの絡みが格好良い「キャンユー・テイク・イット」シンプルなギターのリフで引っ張りサビの掛け合いコーラスが印象的な「心のときめき」「クローズ・イナフ」
時にストーンズを感じさせたり、いかにもアメリカン・ロックを感じたり実にシンプルで潔いロックンロールが並べられている。
やんちゃなロックンロール兄ちゃんって感じも悪く無い。都会から目線を動かし地方都市、あるいは田舎街に生きる若者の暮らしに目を向け描いている感じでこの傾向はこの後どんどん強まってく。
その後『天使か悪魔か』『スケアクロウ』や『ロンサム・ジュビリー』などその延長にある名盤を次々生み出し、実力派のソング・ライターでありシンガーである事を証明して見せた。
ラスト・ナンバー「ウィーケスト・モーメンツ」は素朴なバラードで朴訥なメレンキャンプのヴォーカルがいい味わいを出している。。。
この人現在は本名であるジョン・メレンキャンプの名前で活躍中。
クーガーってのはアメリカ・ライオン?の別称で、俊敏でワイルドなイメージで売り出したいとのマネージャー等の意見のもとつけられた芸名
デビュー当初はデヴィット・ボウイみたいなメイクでそれ風の歌を唄ってたとか・・・今の風貌から全く想像つかないけど彼の才能を最初に認めたのがボウイのマネージャーだったらしい
まぁ苦労人ぽい感じはあるけど。。。
ジョン・クーガー→ジョン・クーガー・メレンキャンプ→ジョン・メレンキャンプ
出世魚みたいだね(笑)う〜ん個人的にはジョン・クーガー・メレンキャンプってのが響きも良いし一番似合ってる気もするけど(ちなみに紹介の『アメリカン・フール』発売時はジョン・クーガー名義でした)
AMERICAN FOOL
/JOHN COUGAR
01.Hurts So Good
02.Jack&Diane
03.Hand To Hold On To
04.Danger List
05.Can You Take It
06.Thundering Hearts
07.China Girl
08.Close Enough
09.Weakest Moments
/1982年発表
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ジョン・クーガー・メレンキャンプ。。懐かしい。。。スピリットがある歌手だったな
2006/12/7(木) 午前 2:33 [ rez**74 ]
rezo374さんはじめまして。良い歌手ですよね。アメリカの良心みたいな。。。
2006/12/7(木) 午前 8:34 [ ekimaejihen ]
今は名前からクーガーがとれちゃっているんですね。やっぱり「Jack & Diane」が一番好きかな♪
2006/12/7(木) 午前 11:25
MAYさんきっとクーガーがよほど嫌だったんでしょうね、自分もタイガーとかついてたら嫌ですから(笑)売れてない時期のものも含め昔のアルバム聴き直したんですけど、今更ながらなかなかのソングライターだなと感心しました。でも私も「Jack & Diane」が間違いなく一番好きです♪
2006/12/7(木) 午前 11:46 [ ekimaejihen ]
このアルバムは、当時よく聞きましたよ。「ジャック&ダイアン」が大好きでした。シンプルだけど、迫力があって最高でした。
2006/12/7(木) 午後 0:08
SGTさんも「ジャック&ダイアン」ですか?やっぱりあの曲の印象は強いですよね。力強いんだけどちょっと切ない感じで・・・今聴いても名曲だな、と思います。
2006/12/7(木) 午後 0:25 [ ekimaejihen ]
やっぱ私も「Jack & Diane」なのですが、ヒット・チャート・ソングとして知っている程度で、このアルバムは全曲聴いたことがないのです。「Scarecrow」とか「Lonesome Jubillie」なんか割と良く聴いた方です。
2006/12/7(木) 午後 10:59
コシさんなかなか気持ちの良いアルバムですよ、アメリカン・ロック!って奴です♪個人的にアルバムとしては『スケアクロウ』が一番好きですね。正直どちらを紹介しようかな?と悩みましたがやっぱ「ジャック&ダイアン」のインパクトを選びました。ボスの紛い物時代(笑)の曲もなかなか良いんですよね〜。ボスは別格ですが彼もかなり好きなアメリカン・ロッカーの一人です。暗黒の80年代にも良い歌手はいたんですよね。
2006/12/7(木) 午後 11:31 [ ekimaejihen ]