時々1週間を振り返る夜

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Modern Guilt/BECK
イメージ 1BECKが天才だ!って捲くし立てたところで別にオレの手柄でもなんでもありゃしないけどね、ありゃあ天才だ。たいした奴だぜまったく。。。髪の毛くしゃくしゃにして「おまえすげぇよマジで」って肩でも叩いてやりたいね(笑)


BECKの新作、ここんとこずっと聴いてるけど・・・あん?あぁぁジブリは寝るときだけ(笑)柔らかい眠りに落ちるからね(^^

BECKなんか聴きながら寝ちまったら・・・火山の中に堕ちてく夢でも見そうだぜ(笑)



実際レイディオヘッドの『イン・レインボウズ』級のインパクトがあったね。レディヘは端整に繊細なアンサンブルを重ねて、悲しみを漆みたいに幾重にも塗り重ねることで希望という輝きを生み出したわけだけど

BECKはデッサンみたいな殴り書きで絶望を描きつつ、上機嫌で奇声をあげながら共振できる”相棒”のデザインしたビートに合わせて奇妙でクールなダンスを決めてみせたって感じかな?

骨組みだけの納屋みたいな掘立小屋で”現代の罪”について大声でわめき散らしてる。。。そんな感じ?アタマの中でね。

俺たちの耳に実際に届くのは藁葺きの納屋越しに聴こえるため息みたいにクールでタフなブルーズってわけだ。

以前このブログでも紹介したナールズバークレイのフィジカルな頭脳デンジャー・マウスを共同プロデューサーに迎えBECKは”最高の理解者”を得て激しくカラダをよじらせながらもアタマの芯を常にクールにキープしている。。。


過去の音楽への愛情とリスペクト、憧憬を偲ばせながらモダンな”2008年のブルーズ”をクールにヒップにかき鳴らした30分あまりの刺激的で幸せなロックな体験。。。

なんとかリバイバルなんてのもそろそろ飽きたかな?。。。勿論このアルバムにも60年代や70年代のロックやブルーズが息付いているし、90年代の刹那な衝動も込められている。

でも俺たちの耳に届いてくるのはあくまでも”今”。今感じる不安であり、不満であり、不条理であり、ブルーズだ。

ボリュームたっぷりの情報量を本能とロジックで演算しながら華麗な音のパッチワークを創り上げた前作ではレイディオヘッドの相棒ナイジェル・ゴッドリッジとの共同作業だった。

まぁまぁではあったが最高のBECKではなかった。そう以前昨年のベストアルバム記事の中で書いたと思う。

今回は一転して徹底的に無駄を削ぎ落としてシェイプしたブルーズを、モダンなビートにシンクロさせてシンプルな音をシンプルに組み合わせることで、より効果的な化学反応を生み出すことに成功してる

デンジャー・マウスとの相性はまるで双子みたいにバッチリだ。ナールズ的な解釈がそこかしこに垣間見えるとも言えるし、ナールズにこそBECK的な要素があったとも言える。

いずれにしろ両者のコラボレーションがこの傑作を生み出す大きな要因になったのは間違いない。渋くてタフでハードボイルドな男の世界だ。ここでアクロバット的な軽やかさは不要な世界。。。

このアルバムはあえてすべてのロックファンに奨めたい。その上で彼の才能に感嘆したり、拒否したりして欲しい。。。そうあるべきマスターピースじゃないか?と思う。

アルバムを買わずともyoutubeで楽しんでもらっても構わないと思う(これってファンにあるまじき営業妨害だな苦笑)

10曲で30分余り。。。物足りない?とんでもない!凝縮された濃密な時間に大満足。間違いなく傑作!最高のBECKだ。
「VOLCANO」BECK

ここのリンクからアルバムの他の曲も見れるはずです。

http://jp.youtube.com/watch?v=feNrapFCPzg&feature=related




Beautiful Future/Primal Scream
イメージ 2
BECKが”現代の罪”を歌うならボビー・ギレスピーは”美しい未来”を歌う。。。目に映り歌われてる光景はきっと同じような光景で。二人の視線は両者ともシニカルで冷徹だ。

まぁボビーにBECKのような詩人の才能の煌めきは残念ながら無いけれど彼のトンじまった目ん玉の中にも、醜悪な現実はお花畑には映っちゃいないようだ。

愛すべきロックンロールジャンキー。ボビー・ギレスピー率いるプライマル・スクリームの新作『ビューティフル・フューチャー』これも素晴らしい作品だ。

いつになく軽やかな足取りでポップなアンセムのように響くタイトルトラックは先にも述べたように別に薔薇色の未来を歌ってるわけではない。

肩の力が抜け、音の隙間が増えた分、シンプルなビートはある意味、希求力を強めたように聴くものを妙に惹きつける。

BECKと同じように表面の温度を低く抑えながら芯でロックへの恭順を誓うような熱さを携えつつ、クールでスカシタ脱力感が彼らのグルーブでありロールするヴァイブだ。

そして彼らもまたBECKと同じように極力情報を抑え、最小の表現で最高の効果をあげる柔術のごとくおぼつかないふらついた足取りでカンフーキックを決めるような。。。そんなアルバム。(どんなアルバムやねん笑)

そしてこれもまたBECKにおけるブルーズと同じように”2008年のロックンロール”なのだ。ふたつのアルバムが似てるとは言わないが・・・よく似た温度と感触を持ってるような気がしている。

よくよく考えると両者ともまったく別な道を歩んでるようにみえながら、何度も交錯していたのかもしれない。音楽の世界を自由に闊歩する”カメレオン”として。。。


ロックンロール。。。狭義な意味でのこの言葉がしっくりくるバンドもめっきり少なくなった。そしてその言葉が最もよく似合う、数少ないバンドのひとつが間違いなくプライマルスクリームと言えるだろう。

このアルバムも想像してたよりずっと良かった。ゴキゲンだ♪
CAN'T GO BACK/PRIMAL SCREAM






そしてもう一人紹介しよう。。。お次は”2008年のポップス”を。。。

Santogold/Santogold
イメージ 3
サントゴールド。なんだが目薬と栄養剤を混ぜたような名前だがネクストMIAなんて評判もあるらしい女性アーティストだけど。。。

表現的にはMIAのような先鋭的で混沌としたイメージは殆どなく、本人が言うようにポップスにアーティスト性を取り戻すべく

比較的とっつき易いサウンドデザインとプロダクションで十分、一般の音楽層に受け入れられる要素を持った新時代のスター候補かな?とも思う。

そして彼女もまた上にあげた2組同様にどこかクールだ。時代の空気感を感じさせるその温度は私好みでスマートでスタイリッシュな部分と下世話なポップス感覚のバランス感も悪くない。

ただなんとなくまだまだロジックが勝っているような感も否めない。感情に訴えるなにかが足りないような気もする。いずれにしろ1stアルバムとしては上々だろう。

アデルやDUFFYを含め。。。ユニークで個性の立ったSSWが多く生まれた年。2008年はもしかしたらそんな風に振り返られるかもしれない。

L.E.S. ARTISTES /Santogold

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本日は近頃ロックシーンでも各ブログ界隈でも話題の2バンドの新譜を紹介をしたいかな〜と思います。


Cajun Dance Party/COLOURFUL LIFE
イメージ 1青い春と書いて青春と読む。。。なにが無敵って17歳であること以上に素晴らしいことなんてこの世の中にそうそうないじゃないですか!(笑)

17歳だからこそのナイーブさと同時に17歳にしてはずいぶん落ち着いてるなぁという両方の印象を受けましたね。どちらも長所でもあり短所でもあるのかな?

音創りについてはプロデューサーのバーナード・バトラーの意向も勿論あるだろうけど

いわゆるリバティーンズ以降に次々に大ブレイクしたイギリスの若手たちのどことなく横並びで画一的な印象から少し外れたタイプのような気もします。

ケイジャン・ダンス・パーティー『カラフル・ライフ』。

これは偏見とあまりに漠然とした表面的なごくごく個人的な印象で認識を間違ってるかもしれませんのでその周辺のバンドのファンのみなさんの気に障ったらゴメンなさいですm(_ _)m

この音の感触は割りと好きです。響きがナチュラルな鳴りを生かした感じで余計なエフェクト感がなくて良いです。

若いんだからもっと荒々しさがあっても良いのかとも思いますけど。それがある種の線の細さを感じさせる部分も否定できません。

メーターを振り切るような迫力に乏しいんですね、音楽性との折り合いをつけてこの音に落ち着けたのかな?とも思いますけど。

パワーコードでガツンと行きそうなところでシングルノートのギターがすっと入ってくる的な音の重ね方は私の好みです。

デビュー時のオアシスぐらい傍若無人なパワーがあったら難しいこと考えずに全編パワーコードでOKですけど(笑)

これもごくごく個人的な感想として・・・曲によって、あるいはなにげないフレージングなどに解散した日本のロックバンド、ブランキージェットシティと共通する感触を何度か感じました。

叙情性のようなもの、世界との距離感のようなもの、何かを美しいと思う心や、カッコ良いと思う方向性、感じ方に共通する部分があるのかな?とも。。。

でぇそれはそのまま私にも通じる部分なのでそこになんとなく惹かれるのかもしれません。というか私という人間が17歳ぐらいで成長が止まってるのかもしれないけど(苦笑)

ブランキーほど切迫した感じも歌詞における独創性も感じませんが嗜好性のようなものは好みにあってるような気がします。

あのビルの窓の割れ方が格好良いよね、あそこに映る夕焼けの色がまるで切り取ったみたいに鮮やかだね。。。みたいな。。。(^^;(余計判りにくいか照笑)

曲数もコンパクトであっという間に聴けてしまう部分も、これまたよい面悪い面両方感じますけど17歳のバンドの序章としては申し分ないかなって感じでしょうか?

女性メンバーとのデュエット曲なんてテンポも落としてムーディで好きですね。これまた浅井健一がかつてUAと組んだプロジェクトAJICOなんかを思い出しました。

どんどんいろんなアプローチでいろんなタイプの曲をやって欲しいものです。次のアルバムもすぐに控えてるらしいのでそれも楽しみですね。

私は彼らに夢中になることは残念ながら無いでしょうけど・・・ジジイだから(笑)若い人達が彼らを”自分のバンド”としてこれからずっと一緒に年月を重ねていけるんだと思うと羨ましいです。

そしてそんな期待に応えられる器を持ったバンドじゃないかな?と思いますね。
「アミラーゼ」



Panic At The Disco/Pretty. Oddイメージ 2
さて続くパニック・アット・ザ・ディスコ『プリティ・オッド』については逆に出来上がってる感じがとてもよいです。バンドとしての完成度は判りませんがアルバムとしての作品の完成度がとても高いと思いますね

ビートルズの真似事。。。これは100%正しいです。ビーチボーイズでもバーバンクサウンドでもなんでもいいですけど60年代の空気をブリキ缶に詰め込んで煌びやかに鳴らしてる。。。そんな印象です。

単なる懐古趣味にとどまらずにここまでのクオリティであの時代の空気感のようなものを再現できればたいしたもんだと思います。

作品からはこの仕事を彼ら自身が楽しんだのがよく伝わってきます。細部に拘った丁寧な仕事です。しかししかめっ面しながら細部を慎重に合わせるような仕事ではなくもっとおおらかな作業を想像します。

そしてその楽しいヴァイブがこちらに伝わってきます。それが音楽の醍醐味ですよね♪

ビートルズ・ファンにはニンマリとするエフェクトや引用がオマージュとして捧げられてます。『リヴォルバー』『ミステリーツアー』『ホワイトアルバム』『アビーロード』

この辺りのビートルズを下敷きにまるごと調理した感じでしょうか?

敢えて難を言うならコーラスパートの詰めがやや雑かな?本人達にとって存外興味の薄い部分だったのかもしれません。フーやキンクス的なレベルかな?(これもファンに怒られそうだけど・・・俺も彼らのファンだけどね笑)


とはいえ所詮借り物のコスプレ・パーティーのようなもんだと思いますし、今後彼らがこのような音楽でやってくのかわかりません(多分一時的なものでしょう。前作も全然違うものだったようですし。)


歌メロをしっかり創ってそこに肉付けしていくというよりはパーツを繋ぎ合わせてパッチワークしてくような作業のようにも思えます。絵画よりは貼り絵みたいな感じ?

ビートルズもそういうサウンドコラージュは得意でしたけど。。。彼らの歌が持ったような永遠の普遍性のようなものは感じないかな?飛び抜けた感動は無いです。比べる相手を間違ってるのかもしれないけど(^^;

ひとつの作品として簡潔に完結したとてもよい感触があります。パスタの茹で加減に好みがあるようにこの音の硬さや創り込みかた具合がすごく私の求めてるものにマッチするのは感じます。

ケイジャンと一緒で楽器の鳴りもとても良いですし。特に拘りのオーケストラ・サウンドはアビー・ロード・スタジオを使ったようです。

ビートルズへの敬意も勿論あったでしょうが単純に管弦楽器の鳴りがもっとも素晴らしいスタジオだというプロデューサーの意向もあったようですね。大正解です(^^


「ビコーズ」でジョンが「月光」を下敷きにしたように「ユア・マザー・シュッド・ノウ」をネガに貼り付けて反転させたような曲があったり、ペパーズの仮想劇場みたいな賑やかな雰囲気も楽しいです。

クリエイティビティやオリジナリティがここにあるかと問われれば答えはNOですが。

ルパン三世の第一シリーズに偽札作りの名人のエピソードがあってルパンがその名人に対してそこらに置いてある札を拾い上げ”これは失敗かい?”と訊ねると”いやそれは本物です”なんてシーンがありましたが

贋作もしっかりしたヴィジョンでこだわりを持って作れば宝石のような価値を持ちうるということです。

勿論この場合本物が偉大過ぎてそこには及ばないですが不思議なことに本物とはまた別な魅力が生まれ、この時代に鳴る意味合いを感じるのもまた事実です。

彼らのバンドの本質がここに現れてるのでは無いとしても、このバンドになんの思い入れもない私には存分に楽しめました。ボーナスを入れて16曲。。。多少長くて後半もたれますが。。。それでも素晴らしい♪
「グリーン・ジェントルマン」



AJICO/『深緑』イメージ 3
さてついでと言ってはあんまりですが(^^;ケイジャン聴いて思い出したAJICOも久々に聴きました。のでこざっぱり紹介を。。。

『深緑』これは私のもっとも愛する表現者の一人である元BJC浅井健一ことベンジーがこれまた素晴らしい表現力を持った歌手UAを誘って作ったユニット。日本でしか生まれ得ない匂いを持ったロックです。

アルバム中、浅井がリードを取る曲も何曲かありますがUA作詞ベンジー作曲が基本形で浅井はギターに徹します。彼特有のメランコリーな世界にUAの素晴らしいヴォーカルが繊細に大胆に絡んで行きます。

アップライトも使いこなす女性ベーシスト、トキエとドラマー椎野恭一の4人組みで作り出すアンサンブルも独特です。

童謡だったり昭和の歌謡曲だったり勿論60年代のロックの香りも漂わせてます。郷愁を誘う渇いた叙情漂う世界。。。天才ベンジーの作詞が少ないのは残念ですがUAも彼の世界観を壊さない仕事をしてます。

最近話題のSuperflyなんかが好きな方も気に入るんじゃないでしょうか?彼女の元気さに比べると重たくて寂寥感が先に立つ音楽だけど。。。芯の温度は熱いです。

結局いろいろ聴いてこれが一番俺の好きな世界なのかなぁ?(^^;機会があったらまた別に紹介したいですね。

今日はこの曲でお別れです。AJICOで「波動」

AJICOもう1曲おまけです。「深緑」

http://www.youtube.com/watch?v=30-aaebGNDE&feature=related


ではおやすみなさい。。。

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Rolling Stones/Shin A Light
イメージ 1それにしても約半世紀である。。。10年、20年ならマンネリと揶揄されることもあるかもしれないが半世紀ともなるともう偉大としか言いようがないのである。

石の上にも3年と言うけれど転がる石の上で半世紀も狂ったように踊り続けるのは常人には考えられないことだし化石扱いするなんてもっての他。野暮ってもんだ。

ある意味彼らよりクールなミュージシャンなんて存在しないのだから。一体誰がこんな馬鹿げた終わらないパーティーを続けられると?マネ出来るって言うんだろう?

キースはキースのまま、チャーリーはチャーリーのまま、ミックはよりミック・ジャガー的なものであることに磨きをかけ、ロニー・ウッドにしたってもう30年以上もこの連中のいかれた旅に同行したわけだ。

マーチン・スコセッシによる記録映画『シャイン・ア・ライト』のサントラとして映画に先立ち発売されたストーンズの何枚目?か判らないライブ・アルバム(笑)

SHM−CDのせいなのか?小さな箱での録音のせいなのか判らないけどえらく録音がクリアで臨場感を感じるやら感じないやら。。。でもいいんじゃない?凄くフレッシュ♪

音の分離が良すぎって荒々しさに欠けるキライもないわけじゃないけど・・・ゴキゲンな出来でしょう?

スコセッシにしたって楽な仕事だ。カメラを回せば目の前に生きる伝説がギターを弾き、歌い、踊ってるんだから。。。まぁそれは冗談として映画本編も期待できそう。

ストーンズのライブ記録映画と言うとハル・アシュビーが80年代のスタジアムライブ撮った『LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER』が印象深いけど

ザ・バンドの『ラスト・ワルツ』も手がけた匠スコッセシがまた違ったアプローチで面白いドキュメンタリーに仕上げてくれてると期待大!個人的にはディランの『ノー・ディレクション・ホーム』みたいなモノを期待します。


中身についてはあれこれ言っても仕方ないと思うけど。。。バディ・ガイ、ジャック・ホワイト、クリスティーナ・アギレラといった怱々たる面々が見事な客演で華を添えてくれてます。


それにしてもステージに出ていって客席を見据えながら「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」のイントロをいきなりかき鳴らす気分はどんな気分なんだろう?

毎日ローリング・ストーンズである気分ってどんな気分だい?

リトルT&A/これはまだ若かりしストーンズ(笑)




R・E・M/Accelerate
イメージ 2REMだってストーンズに比べれりゃまだまだひよっこかもしれないけど堂々たるキャリアを持った世界有数の偉大なロック・バンドだ。

80年代後半から90年代にかけてはU2に並ぶ大きな影響力を持つ存在としてロック界に君臨しビッグセールスも叩き出した。

フロントマンのマイケル・スタイプがカート・コヴァーンやトム・ヨークにも大きな影響を与え憧れの対象とされたのは有名な話

U2がいまだに巨大な象徴であり続けるのに比べると最近の彼らの活動はこじんまりと地味なものである感は否めないが、それを払拭するかのような荒々しいパンキッシュなロック・サウンドの新作を完成させた。

これだけギターがギラギラ鳴ってるのは『モンスター』以来?。もともとギター・ロック・バンドととしてキャリアをスタートさせた彼らの原点回帰とも言えるような疾走感とエネルギーに溢れた作品『アクセラレイト』

彼ら自身、近作の煮え切らない冗長な歌に対するフラストレーションのようなものがたまっていたのだろう。ロック・バンドとしてこれから続けていく為、エッジを磨くために必要なアルバムだったのかもしれない。

再び飛び上がる為の助走だと私は考えている。ピーター・バックは元々ロック志向の強いギタリストだしライブ・バンドとしての自負も高く自分達本来の力を再び誇示する為にこのサウンドを鳴らしたかったのかもしれない。

ベースのマイク・ミルズが主導を取り3分間の畳み掛けるような魔法の時間の再現を目指しもう50歳近い彼らがもの凄い勢いでロックする。。。

なんとも素敵で惚れ惚れする覚悟だけど後に残るものは残念ながら少ない。それが正直な感想かなぁ。。。

今のREMにとって必要不可欠なアルバムだったと思うが一リスナーとして深遠なREMのサウンドを期待して聴くとある種の混乱は否めないかも。

ただここでまだまだ枯れてはいないという彼らの挑発的なロックンロール宣言を聴いて次の作品に繋がるプロセスとして期待が高まるのも事実だ。彼らの魂に触れるような荒々しい力作。

傑作『ニュー・アドベンチャーズ・イン・ハイ・ファイ』を最後にドラマーのビル・ベイリーが抜けてからバンドの中の何かが失われてしまった。でもその火はまだ消えてなかったと感じさせてくれる作品だと思う。
「マンサイズド・リース」R・E・M





The Last Shadow Puppets/The Age Of The Understatement
イメージ 3さて最後に紹介するのは今UKでもっとも旬なバンドでリスナーからもメディアからも熱く支持されるアークティック・モンキーズのメインライターでヴォーカリストのアレックス・ターナーが

幼馴染の現ラスカルズ(知らないバンドです)のマイルズ・ケインと作ったユニット。ザ・ラスト・シャドウ・パペッツによる『ジ・エイジ・オブ・ジ・アンダーステイトメント』

双子のようなダブル・ヴォーカルが印象的だ。

個人的にはAモンキーズについては悪くはないけど殆ど興味の対象外のバンドでその中心メンバーであるアレックス目当てにこのアルバムを購入する理由など私にとってはどこにもないわけで。。。

購入に至った理由といえばタワレコ店内でこのアルバムがかかった瞬間思い切りひっかかったってわけです。店の天井についたモニターを反射的に見上げて(現在エアプレイ中のアルバムジャケが映る)アルバムを確認。

アーティスト名ははっきり確認できなかったもののジャケットをしっかり確認してあとは新譜のディスプレイされた洋楽コーナーへ。。。

そこではじめてバンド名とAモンキーズのフロントマンのユニットであることを確認。やや躊躇したもののその場に突っ立って2曲3曲と店内に流れる曲を確認。。。OK!これいいじゃん(笑)でお買い上げに至ると。

ライナーノーツに書かれるまでもなく60年代のスコット・ウォーカーのソロアルバムからの影響を色濃く滲ませた大仰なオーケストラサウンドと寂寥感溢れる世界観、深みあるエコーがかかったヴォーカル

ターナーの描く世界観とメロディラインは勿論のことサウンド・プロデュース、とりわけアーケイド・ファイアの仕事で知られるオーウェン・パレットのストリングス・アレンジが素晴らしい!

ヴォーカルの拙さや深みのないギターの演奏など纏りの無さなど多少の欠点を補って余りある荘厳なサウンドをもたらし、シンフォニックなサウンドの広がりは

フィル・スペクターに代表される60年代の音の壁、映画界の巨匠エンニオ・モリコーネらの作ったサウンドトラックの優雅なスケールを想起させる素晴らしいものに仕上がってると思う

勿論まだ若干21歳という若さで旧世代の偉大な才能に敬意を払いながら自分達なりのオリジナリティも加味したモダンな解釈を示し一気に聴かせてしまうミュージシャンシップは素晴らしい。意気込みや良し!

ただライナーに大袈裟に書かれているような大傑作・・・などではなくスコット・ウォーカーをはじめとする60年代の古き良き音楽へのオマージュと愛に満ちた趣味的な好作品と見る

アークティックモンキーズの音楽が好きな層とこのアルバムの音楽性がちょっと結びつかない気もするけど。。。彼を支持する若い層がどんな反応を示すかちょっと興味深いです。



「ジ・エイジ・オブ・ジ・アンダーステイトメント」ザ・ラスト・シャドウ・パペッツ

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前回紹介した宇多田ヒカルのアルバム。。。(記事はこちら)ホントに良いです。EMIからお金を貰ってるわけではありませんが(笑)こんなにやめられないとまらないのはかっぱえびせん以来ですね(←冗談です笑)

てなわけでいまだ毎日相変わらず宇多田を聴いてるわけですが他にも聴いてますよ。先週金曜日はタワレコで欲しかったCDをしっかりゲットできました、大満足です(^^



まずはぽんちゃん絶賛、さらにユッティさんお奨めと大変気になっておりましたブラッド・レッド・シューズ『ボックス・オブ・シークレット』やっとのことで購入出来ました。早速聴いてください。

「アイ・ウィッシュ・アイ・ワズ・サムワン・ベター」ブラッド・レッド・シューズ

これは確かに格好良いです。”カッコ良い音楽をやりたい!”そういう動機づけで音楽をやってるのがヒシヒシと感じられますね。昨今のシーンを席捲するUKバンドとはちょっと趣を異にしています。

スタイルとしてはホワイトストライプスに代表される2ピースユニットで前回紹介したザ・キルズ同様男女混合でヴォーカルを分け合うスタイルでガレージパンク的なラフなサウンドです。

ストライプスほどルーツに敬意を払ってないし、ザ・キルズよりも暴力的でスピーディーでソリッドです。ギター&ヴォーカルのローラとドラムス&ヴォーカルのスティーヴンはルックスもいかしてますね。

これも重要なポイントです。彼らのルックスと彼らの音楽もマッチしています。ラフでタフなサウンドでありながらどこかファッショナブルでスタイリッシュ。

映画の中の退廃的で破滅願望を持ったクールな恋人同士にでも出来そうな二人です。ボニー&クライドやシド&ナンシーみたいなイメージでしょうか?。。。レオス・カラックスの映画にでも出てきそうな雰囲気ですね。


趣味の延長のように音楽を楽しむのも、まず音楽性ありきという純粋な音楽製作もそれぞれ勿論素晴らしいですが、時にリスナーの顔が見えてないような傲慢な音楽創りをする新人を見かけます。

それだけの力量、才能を持った人であれば別ですがそんな人間がそうたくさんいるわけもなく。大抵、型にはまった上そのくせスター気取りだったりして。。。その音楽と姿勢に何か違和感を私は感じてしまうわけです。

でぇこのブラッドレッドシューズに関しては格好良いタバコの吸い方、ライターの付け方、歩き方、喋り方、着崩し方。。。そんな延長線上でカッコ良く音楽を鳴らしてやろうって意気込みと気合をたっぷり感じます。

それはすごく潔く好ましいですね。でぇ実際に格好良いです。文句はつける気になれば勿論付けられますけど(笑)多少曲調も音味も一本調子かな?とも思いますが強引に最後まで持ってける魅力があります。

二人の同等の力を持った男女のツイン・ヴォーカルってスタイルも飽きさせない要因のひとつかもしれません。

彼らにはずっとカッコつけ続けて欲しいですね。肩をいからせてこちらを威嚇するように睨みつけ、だらしなくチューイングガムをかみながらツバを吐き続けて欲しいです。

なによりその佇まい(これは見た目ではなく音楽としての)が気に入りました。ぽんちゃんやユッティさんに比べたらジジイの私は後半若干飽きてしまいますが(苦笑)これはキルズもそうだったですが。。。

バイオレンスでクールで近未来的で不機嫌です。そして”痛い”サウンドですね。マジやばくね?ってぐらい格好良いです(笑)絶賛されるのも十分理解できました。

これを聴いてるときの私は多分悪い顔をしてると思います。眉毛も薄くなってるんじゃないでしょうか?(笑)そのまま外に出たらとりあえず空き缶はフルパワーで蹴っ飛ばします(笑)文句ナシです!




さて続いてはこちらはにゃごにゃごさん大推薦のスフィアン・スティーブンス。近所のタワレコには置いてないのでネットで購入しようかと思っていたら。。。

ありました!にゃごさんお奨めの『ミシガン』ではありませんでしたが『イリノイ』と『ジ・アヴァランチ』の2枚を購入。いやこれは素晴らしい。。。

一言で言うとブライアン・ウィルソンやヴァン・ダイク・パークスを思わせる箱庭的で煌びやかなポップス。そこにランディ・ニューマンみたいなユーモアと皮肉、寓意を乗せる作家性が加わります

手作り感と神経症的な混沌が溶け合い、全体的にはオーガニックで懐かしいフォーキーな優しい肌触りでありながら背中合わせのエレクトロニカな無機質さを内包した。。。まぁ一言では言い表せない奥行きの深いサウンド(笑)

『イリノイ』は先述の『ミシガン』と共にアメリカ50州を全部アルバムにしてしまおうという壮大なプロジェクト「THE 50 STATES」の一環として製作されたもので

そのあまりにも規模の大きいプロジェクトは情報として言葉で聞くと壮大なホラか?ふざけてるのか?と思えますが彼の音楽や詞の世界に触れるとそれが本気だというのが十分伝わってきます。

そのプロジェクトが完遂されるのかどうかは疑問だけど大袈裟に言えばアメリカ文化の伝統継承のような現代的解釈のトラッド・ミュージックだと思いますね。

いわゆる『イリノイ』のアウトテイクらしい『ジ・アヴァランチ』寓意とメタファーを込めたその作品群はリチャード・ブローティガンの『アメリカの鱒釣り』やサム・シェパードの『モーテルクロニクルズ』のようなビート世代に影響を受けた散文、短編などの影響を感じさせる、自由な文学的表現

オーケストラの管弦楽器などでさえ全部自分で演奏できてしまう多彩さで壮大で親密な世界を創り上げる天才。コンセプチュアルでよりアートフルな『イリノイ』よりもよりやや自由で散漫な『アヴァランチ』の方が好みではあるかな?

いずれにしろどちらのアルバムも甲乙つけがたい顎が外れるような驚愕の才能。

ラウンジ・ミュージックのような心地よさと、じっくり聞き込むとあまりに深遠で吸い込まれて戻ってこれなくなるような小さな音の宇宙。。。

ライ・クーダーの素晴らしい『マイ・ネイム・イズ・バディ』のようなアメリカを巡る旅はいつまで続くのでしょうか?とても興味深いですね。

イリノイ生まれの連続殺人鬼ジョン・ウェイン・ゲイシーを歌った「ジョン・ウェイン・ゲイシーjr」




さて最後はフラテリス、ファイスト、それ以前にはジェットなんかもありましたが。アップル関係のCMソングに私はよくひっかかりますが。。。

今回は例の超薄型ノートPC、IBOOK AIRのCMで気になっていたアーティストヤエル・ナイム。パリ生まれユダヤとチュニジアのハーフでイスラエルで育った。。。

てなことでアルバムの多くでヘブライ語で歌われたりしてます。語感はフランス語に近い?けどやはり違いますね。語感も含めてちょっと不思議な感触で気持ち良いです。

彼女のアパートに友人が集まって彼女のコンピューターを使ってRECが行われたらしいですがそんなリラックスしたレアさがあります。

その歌声やコーラスワークなど世界観が全体的には閉じて内に向かう世界でビョークなんかも好きだったりするのかもしれません。。。

全体的にはフォーキーでオーガニックな感触で上に紹介したスフィアン・スティーヴンスの音楽に通じる部分も感じないでもありません。

どことなくシャンソン風に脱力したアンニュイなニュアンスの歌声がとても魅力的です。これも大当りです。かなり良い。彼女の儚げな歌声がストリングスとコーラスに吸い込まれてく感じがいいです。。。

ジャズやクラシック、トラッドの素養なども感じます、非常に繊細で美しい。。。歌もうまいですね、なんともいえない魅力があります。ソフトロック風なイメージもあります。

資質的には内側にフィオナ・アップルみたいな傷を抱えていながらも、陰に陥ることなく夕暮れの木陰のような柔らかな表現に持っていく。。。そんなイメージ。

音楽的パートナーとしてインド人のパーカッショニスト、デヴィット・ドナティンの存在は大きいようでアルバムのタイトルにも彼の名がしっかり加えられている。

彼女の人種的、宗教的なアイデンティティとそこから生まれた世界観の延長にある彼女の音楽自体にもどことなく無国籍な魅力があります。。。

聞いてもらえばあぁこれね。って思う方が多いと思います。リズミカルなピアノに乗せられた、たおやかな歌声が印象的な「ニューソウル」

どことなく宇多田ヒカルの表現の質に共通したものを感じます。音楽的にというのではなく。。。もっと聴きこんでみたいですね。アルバムにはもっと良い歌も収められています。



というわけで欲しいものを購入出来た上にいずれも素晴らしいアルバムで非常に満足です。年の初めにした買い控え宣言は一応まだ意識して継続しているつもりですがそれなりにやっぱ新譜に手が出ちゃいますね(^^;

これはこれでリアルタイムの音楽に自然に手が伸びる良い習慣が付いたのではないかな?と自分では思ってます。

ということで大満足したのでまた宇多田を聴いて眠りたいと思います(笑)おやすみなさい。良い1週間を!




イメージ 1Box Of Secrets/Blood Red Shoes



イメージ 2Illinois/Sufjan Stevens


イメージ 3The Avalanche/Sufjan Stevens






イメージ 4Yael Naim/Yael Naim&david donatien

開く トラックバック(1)

先週1週間ばかり、甥っ子が大学受験を終えたってことで姉家族が東京から遊びに来てまして。。。家でパソコンを開いてもじっくりみなさんのところにお邪魔したり記事を書いたりするような状況ではありませんでした。

ご無沙汰いたしておりますm(_ _)m

てなことで久しぶりの記事更新でこちらも久しぶりの書庫を使ってみます。。。また月曜日(すでに火曜ですが苦笑)の更新ですけどもう誰も気にしてないでしょう(苦笑)



『HEART STATION』3月19日発売されたばかりの宇多田ヒカルの新譜です。ホントに才能溢れた女性です。

なんでこうもせつない声をしてるんでしょうか?テレビでたまに見る彼女のパフォーマンスは残念ながらピッチが不安定であまり褒められたものでは無いですが(^^;

実際技量が足りて無いのか?緊張し過ぎてるのかよく判りません。いずれにしろCD作品として聴かされる彼女の歌声は深みがあってせつなくて・・・他には無い借り物では無い唯一無二の声を持ってます。

大袈裟に言えば彼女の歌を聴けて日本に生まれてよかったとさえ思います。。。私が日本人でなければ彼女のホントの良さのようなものを多分理解出来ないでしょう。

彼女はまたアメリカ向けにアルバムの製作に入るようですが。。。う〜んどうなんでしょう。彼女の良さは日本語の中に込められる情感であって音楽制作に海外向けも国内向けも無いだろうという気もしますが。。。

デジタルと和の情緒をこんな風にシンクロさせて質の高い音楽に仕上げてしまうアーティストは多分宇多田以外にいないでしょうね。ワン&オンリーの素晴らしい才能です。

実はこのアルバムについては既発曲がアルバムの半分を占めていることもあってファンとしては新鮮味にも欠けるし不満の残るものになる可能性もあるのかな?と思っていましたが杞憂に終わりました。

実際にはアルバムの前半にずらっと並べられたシングルの既発曲群が最初からそこにあるように居心地よさそうにしっくり収まっていて

どの曲も宇多田自身によってラップトップで創られた透明感に溢れたデジタルなトラックの上を滑らかに陽炎のように揺らめきながら広がってしっかりとひとつの世界に収束して行きます。

彼女のインタビューによると10年、20年経った時にアルバムに収められていないシングル曲など入手しにくい不満が一リスナーとしてあり、そういうことのないようにという配慮もあるそうです。

美しい和の情緒、ワビサビを感じる世界。時々照れなのか?あまり美しくない座りのよくない日本語が使われることが少々不満ですが些細なことでしょう。

今の時点で判断を下すのは早計かと思われますが現時点での宇多田ミュージックの一つの完成という意味において彼女の最高傑作かもしれません。。。

以前単独で記事にした「Beautiful World」(記事はこちら)がお気に入りですが(未だにこの曲にまったく飽きていないことに驚きます)他にも素晴らしい曲で埋め尽くされてます

アルバムの後半「ぼくはくま」や「虹色バス」などアナログなテイストを盛り込んだ無邪気なナンバーがすっきりした後味をもたらしてくれます。

1枚のアルバムをヘヴィロテすると私の場合なかなかその世界観から他に移行しにくいのですがこのアルバムについてはいい意味で妙に後にひかない印象があります。。。これも他にない面白い感触です。

淡い情景の浮かぶ歌詞世界と美しい音世界にじっくりと浸れる美しい曲です。
「ステイ・ゴールド」「ハート・ステーション」宇多田ヒカル




さてどうしても宇多田をリピートする回数が多くなってしまう今日この頃ですが彼女のアルバムの発売同日に日本発売されたケヴィン・マイケルのデビューアルバム『ケヴィン・マイケル』も悪くないアルバムでした

ごらんの通りの完全なジャケ買いで(記事下ジャケ写参照笑)事前のアーティスト情報も試聴も一切せずにもう手に取って即買ってしまいました。

タワレコでそれなりのスペースを使ってアルバムが並べられていたのでそれなりに注目されたそれなりのアーティストでR&Bのそれなりの新星らしい。。。

この程度の知識だったけど。まぁ中ぐらいの当たりかな?快心の一撃ではないけどなぁ。。。てな感じでしょうか?

イタリア系白人の母と黒人の父の間に生まれた基本ファンクで今風のデジタルなビートトラックを使ったネオソウル、R&Bでお国柄当然宇多田の音楽とは似ても似つかぬものになってます、当たり前か(^^;

ジャズやブルーズ、テクノハウス、ヒップホップ、レゲエなどの影響も感じさせつつ様々なゲストを迎えてスティーヴィー・ワンダーをちょっとやんちゃにした風な伸びやかなヴォーカルを聴かせる。。。

本人はプリンスが好きらしくモータウンを思わせる楽天的でカラフルなポップネスを持った作品中などにその影響を確かに感じさせるところがあります。

ちなみにプリンスのアルバムでは『パープル・レイン』がファイバリットで理由は「ダーリン・ニッキー」が入ってるからだそう。クール〜♪

時にレニー・クラヴィッツを思わせたりプリンスを思わせたり。。。ディープなソウルでは無い。ストレスのない心地よい音楽。強い個性は感じないけど、まだ22歳だからこれからでしょうか。。。

ちょっとゴスペル風味のモダンなブルーズこれはかなり格好良い曲です!
「ウィ・オール・ウォント・ザ・セイム・シング」ケヴィン・マイケル(featルーベ・フィアスコ)



さてもう1枚紹介します。ダンサブルでアートなガレージパンク。こんなキャッチフレーズの男女二人組み。ラフな演奏に絡むデジタルなプログラミングが時にチープで不愉快で攻撃的。。。

前に紹介した2作の対極にあるようなやさぐれ感たっぷりのサウンド、Bムービーの世界。。。

男女二人のユニットってことでホワイトストライプスなんかとも比較されることがあるらしいザ・キルズの3rdアルバム『ミッドナイト・ブーム』

このジャケットのような汚れたベッドルームで鳴らされるのが相応しいような下衆なサウンドでそのダーティでアンダーグラウンドな雰囲気がなかなかにロックンロールなデュオ

これが特別にオリジナリティの高いものだとも、持続性の高い音楽とも思えないけど。。。瞬間の燃焼や爆発を目的とした刹那的な音楽であるとして足を止めて聴く価値は十分あるんじゃないかな?って音楽です

けっこうワイルドでタフなロックでアルバムの後半はちょっとダルいかな?なんて思いつつもまぁなかなかにいかしたロックだと思います(^^二人のヴォーカルの絡みなんかは淫靡な雰囲気もあってグ〜♪

ならずものな感じはステレオタイプに過ぎる感はいなめないけどちょっとアダルトでエロいはすっぱな雰囲気は悪くないイメージです

誰が聴いてもヴェルベットアンダーグラウンドを想起させるし、実際男性の方はちょっとルー・リードっぽい風貌だったりするんですがその辺はご愛嬌

男の名が”ホテル”(ギター、ドラム&ヴォーカル)でイギリス人、女性が”ヴィヴィ”(ギター&ヴォーカル)こちらはアメリカ人。逆だったかな?海を挟んだやり取りがあった後ヴィヴィが渡英してUKデビュー。。。

プライマルのボビー・ギレスピーがお気に入りのバンドでもあるようです。


日本、US、UKと三者三様のアプローチと音楽性、国民性なんかが現れていて面白いですね。やっぱりどうしても宇多田を聴いちゃいますけど(笑)
「チープ・アンド・チアフル」ザ・キルズ




ぽんちゃん、ユッティさん超推薦のブラッド・レッド・シューズは是非聞いてみたいと思いつつ試聴機を独占していたガキ二人のせいで購入には至っておりません(^^;でもいずれ購入しようと思ってます



イメージ 4あとは。。。タワレコ店内で『スリラー』が流れてて条件反射で発売25周年記念リミテッドエディションなんてのを買っちゃいました(笑)

ソロマイケルよりジャクソン5時代が好きとは何度も言ってるんですけどケヴィン・マイケルよりはやっぱりこっちのマイケルさすがにパワーがあるなぁって感じですね。。。(当たり前か笑)

これをレビューするのはいろんな意味で骨が折れそうだしあまり気乗りしないけどそれにしても見事なフックと耳に残るイントロでブラックでもホワイトでもない世界をあの当時作ってたのはやはり凄いことだ思います。

マイケルの独特な声質や奇声、フェイク、リズム。。。どれをとっても格好良いですね

若い子はみんなマイケルを冗談の世界のネタ住人だと思ってるようで(^^;うちの甥っ子も姪っ子もバカにしてたんだけど付属のDVD収録のPVのダンスを見てあまりの格好良さにマジびびってました(笑)

奇人ですが彼もやはり天賦の才を持った人間でしたね。やっぱこの頃のマイケル格好良いじゃない♪

で下世話ではっきりとしたメロディラインが宇多田ヒカルのベタなメロディに通じるものがあったりして。。。宇多田はマイケル好きだなきっと気づくの遅すぎ?俺(笑)。。。まぁ最初に繋がったところで今日はこれにてお開きに。。。


マイケル・ジャクソンの記事は気が向いたら書くかもしれませんがなにしろあてにならないボクなので。。。あてにしないでください(苦笑)



イメージ 1Heart Station/宇多田ヒカル



イメージ 2Kevin Michael/Kevin Michael



イメージ 3Midnight Boom/The Kills

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