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ロックとは何か?それを考えるには僕は年を取りすぎてるし疲れすぎてる。テレビでたけしやさんまが27時間無茶やってるのを見てバカ笑いしてる方が楽しいよ それにしても彼ら”お笑い人”としては終わった恐竜だと思ってたけど。たけしとさんまの二人が絡むとセンスは時代遅れになっても、あの瞬発力やその場の空気を俯瞰する能力は今の若手が持ってないもんだなぁとすっかり感心してしまった。 それに二人ともタフだなぁ、お笑いが好きなんだな。。。 僕は多分もうロックを信じてはいないんだ。でもまだ愛してる。忘れられないし離れられないんだ。GSの歌詞みたいだな(笑)まぁ明日になったらまた気分が変わってるかもな。。。 ロックが生まれた意味や理由、その源流がどこにあるのか?時代はロックとどう関わり交わり何を生み、どんな意味や理由を残したのか? そんなことを考えたこともあったかもしれない。さんざん書きなぐって今じゃ開くことも無い山積みにしたノートの中に辿り着いた答えが書いてるのかもな、いずれにしろその時の気分で書いた独り言みたいなもんだけど。 10代の頃ロックが僕のすべてだった。そりゃ勿論女の子も大事だったさ、でも実際のところ女の子の手を握ってどきどきするのなんて最初の2回か3回だろ?まぁ素敵でムフフなこともたくさんあるけどね♪ ロックンロールはいつでも僕を自由に解放してくれたし、いつでもドキドキさせてくれた。その3分の間は僕は天にも昇ることだって出来たし、地獄の業火に焼かれて転がりまわることだって出来たんだ。 今となっちゃ思い出話さ。天に昇ったって落ちるのが怖いだけだし、スピードに乗って火の玉になったら目的地に着く前に炭になるだけだからね。 海辺で焚き火でもしてその炎をゆったり眺めて朝を待つような。。。そんな音楽の方が今の気分にぴったりだしストレスがないんだ。 僕はのめりこまずに音楽を楽しむことを憶えた。いつの間にか自転車に乗れるようにね、それは多分自然なことなのさ。 世界の頂に立ってなにもかも手に入れ、支配したような高揚感を得ることが無くなった変わりに、なにもかも幻想なんだって失望することも無い。。。 僕は音楽をメロディとリズムの複合体としてひとつのサプリメントとして楽しめるようになったんだ。もう膝の抜けたジーンズも鉛のように重たい豹柄のラバーソウルを履くこともないんだ。 土曜日の夜BSで1979年にハマースミスオデオンで行われたカンボジア難民救済コンサートの一部が放送された。昔テレビで見た奴だ。多分高校生だったと思う。 チャリティの音頭を取ったポール・マッカートニー&ウィングスの素晴らしいパフォーマンスをはじめ、大好きなコステロ&アトラクションズ、イアン・デューリーとミック・ジョーンズの素晴らしいコラボ、 ロックパイルをバックにエルヴィスを決めるパーシー、クイーン、クラッシュ、スペシャルズ、プリテンダーズら豪華なメンツの素晴らしい演奏がありクライマックスは豪勢なロッケストラ。。。 ボンゾやロニー・レインの顔も見える。みんなお揃いの銀ラメのスーツなんか着て楽しそうだ。汚い髭を生やした鼻のデカイ男は一人違う色のスーツを着てウロウロしながらギターを弾いてたけど。。。 楽しい。。。でも昔と同じ気持ちでは見れてないんだろうな。 昔はオレも目をキラキラさせてこれを見てたんだろう、その輝きが反射するぐらいきっと澄んだ美しい目をしてたに違いないねオレの目も。。。 「ビハインド・ブルー・アイズ」 そんな蒼々たるメンツの中でダントツに輝いてたのはやっぱりザ・フーだった。こいつらはいつもそうだ。競演するバンドをことごとく食っちまう。連戦連勝・・・負けたのはジミヘンと一緒にやった時ぐらいかな? 79年のザ・フーはキース・ムーンを失っていたわけだけど。。。ここではケニー・ジョーンズが奮闘して素晴らしいパフォーマンスを見せてくれてる ロジャー・ダルトリーはカウボウイの投げ縄みたいにマイクを振り回し、東海林太郎なみの直立不動で微動だにしない蜘蛛男はフレットの上だけは指を縦横無尽に走らせている。 そしてピート・タウンジェント。デカ鼻のロリコン。凶暴で繊細な狂人紳士。風車パフォーマンスにピートジャンプ!軽やかにリズムを取りながらステップを刻むギターの弾き方が実にクールでイカシテル。 ギターソロがヘロヘロだからってなんだってんだ?そこにはカタルシスがありダイナミズムがあり、さらに観客の熱狂が加わり。。。ロックに必要なすべてが揃っていた。 僕は彼らが演奏してる間は十代の少年に戻ったような気持ちでその演奏を見てたんだ。まるで魔法にかけられたみたいにね。。。前に身を乗り出して見てたよ(笑) あの晩そこにいた人もきっとこの日のザ・フーの演奏を忘れないだろう。画面から見ても図抜けたパフォーマンスだった。これぞロック!の真髄って言うようなね。 ステージ最前列で一騒ぎしたいと思ってる連中も、二階席で宝石をジャラジャラ言わせながら見てた連中も気持ちを一つにしてザ・フーの前で跪いてたんだ。永遠に演奏してくれと懇願しながらね。 この感覚は一言や二言では「説明できない」。この日の彼らの演奏が技術的に最高のパフォーマンスに到達していたのか?と問われたら答えはノーだろう。 ピートもロジャーも悪くは無いが最高の演奏家では無いからだ。オックスとキースはロック史上類を見ないほどの最高のリズム隊だったけどここでは相棒のキースもいない。。。 じゃあこの高揚感は一体なんなんだ?魔法?それとも演奏する側と求める側の欲求がぴったり合致した奇跡的なオルガスムなのか? いややはり「説明できない」。そしてやはりその謎が解けない限り僕はどうしたってロックから離れられないと思うんだ。 ミュージシャンでも評論家でもロック・ファンでも・・・ロックを”最高のセックス”に例える人たちは少なくない。確かに悪くない例えかも知れない。そしてもしかしたらそれが正解なのかもしれない。 でも僕ならこんな風に表現したいな。 緑のピッチを切り裂く美しいゴールの弾道とスタジアムの瞬間の狂喜、試合終了間際ゴールに吸い込まれる栄光を掴む逆転のスリーポイントシュートの軌跡 チョモランマの頂から見下ろす雲海、ノルウェーのフィヨルドに残された永遠の氷河の透き通るような青。。。 まぁそれらすべてが最高のセックスに似てるのかもしれないけど(笑) 「シー・ミー・フィール・ミー」 絶頂の瞬間。。。 さて年老いたザ・フーの生き残り二人が来日するようだ。ザ・フーとして単独来日ライブを行うのは史上初。もっと若い時に来てくれたらよかったのにね。。。 たけしとさんまは死んでなかった。ピートとロジャーはどうだろう?ピートはまだ高く跳べるんだろうか?いや跳んで欲しい。。。心からそう願う。
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