内閣総理大臣 安倍晋三 様
「リニア事業計画に対する沿線住民の緊急要望及び質問書」
「リニア建設工事の公害に苦しむ沿線住民」
(5) 火災発生現場では消火活動ができない!
数年前、当地におけるJR東海の住民説明会の中で出てきた問題です。200名以上住民の参加者があったと思われますが、直接、住民生活に関わる問題に質問が集中して場内は緊迫していたので、この件に関しては軽くスルーされてしまいました。
――JR東海の説明では、「火災が発生した場合、発生現場では消火活動は行わず、駅まで行って全員降りてもらいます」という説明です(当地における最寄りの「駅」とは飯田駅になります)。
しかし、万一リニアで火災が発生した場合、「発生現場では消火活動が出来ない」という問題は重大な意味を持つと思います。「リニアの車体もトンネルも全て不燃材料なのだから、火災など発生する訳ない!」と、リニア推進側の人物は否定しますが、そうでしょうか?そうであるなら、JR東海がわざわざこの項目を説明書の中に入れる筈がありません。何らかの原因で火災が発生することはあり得るからこそ、記載されているのだと思います。
ここで問題なのは、前項のクエンチの発生と同様、
火災発生が想定される原因とは何なのか?
火災が発生しても発生現場で消火活動ができないとはどういう理由なのか?
消火活動は「最寄りの駅」で行うとJR東海は決めていますが、では、前項での「クエンチの発生」と同様、何らかの原因で走行が困難になった場合はどうするのか?
仮に、当地域から飯田駅まで進行するためには、南アルプスの急上昇・急降下、小渋渓流の渡河、天竜川の渡河など地形的にも極めてサバイバルな一帯を通過しなければならない。
さらに地質学者・地震学者諸氏が憂いるのは、南アルプスは、「メランジュ」というどこが崩壊してもおかしくないと言われる極めて脆弱な地帯にトンネルを建設するということです!
しかも鉄橋は、小渋川峡谷の中で両岸が最も急接近している場所で、さらに水面から70メートル程度の位置なら、仮に、当地にもこれまで経験したことのない異常な豪雨災害が起こった場合は、鉄橋自体が水没することも有り得るのではないか?そういう最も危険な場所で「火災が発生した」、或いは「発生していた」場合は、果たして無事に飯田駅まで到着できるのか?そこが問題なのです!
JR東海は「火災なんて滅多に起こらない」、「起こっても市街地での火災のように燃え広がることはないので、消火活動は簡単にできる」と、軽く考えているのではないのか?
企業側の甘い憶測が盲点となり、従来の感覚では起こり得ない危険な状況も無いとは断言できないのではないか?
安倍総理、日本初、世界初の超電導磁気浮上式という経験のない未知の乗り物を、極めて多難なルートで強行しようとしております!山梨実験線だけでは経験した事になりなません!しかも昨今の気象状況は余りにも異常!かつ、驚異的な威力を見せつけております。
これからも益々信じ難いような被害が続出することも予想されるのに、大深度地下40mと標高の高い山岳地帯を出たり入ったりする乗り物を本当にこのまま通していいのですか?私たち国民は絶対にリニアの技術を信頼できません!今すぐ計画を凍結すべきです!
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