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火曜日、ちらし寿司のデモをしていて、思い出した。
十数年前の3月初め。やはりひな祭りを意識したちらし寿司 のデモを担当することになった時の話だ。 指示書を見ると、 「菱形寿司を作り、見本として試食台に設置すること」 とある。 ガーンときた。 ちらし寿司に限らず、ケーキでも他の調理でも、見本作成はけっこう骨の折れる作業なのだよ。 想像してほしい。 現場について、店の責任者に挨拶をして、デモ場所に試食台を出したりポスターなどを飾り付けたあと、試食品を作るのに必要な材料を買い、バックヤードで洗ったり切ったりと下準備をした上で、やっとデモ場所で実演を始められる。 忙しいんですよ、本当に1分1秒を争うんですよ、最初の試食品をお客様の目の前に並べるまではね。 こんな状況なのに、このうえ見本なんて、、、と切に感じるデモンストレーターは私以外にも多く、 「手作りを強調する、例えば生クリームなどの商品でなければ、見本なんかなくていいんじゃないの? 写真で十分なんじゃないの?」 と、機会あるごとに仲間うちで囁きあい、報告書にもそのむね添えている。 なのに、一向に配慮してくれる気配はなし。 「仕方がないよね、デモを企画する側もデモを進行管理する側も、どちらも肝心の現場体験がないんだもの」 という声が聞こえてきそう。 もっとも、この構造は、デモンストレーター業界のみならず、社会の隅々にまで行き渡っているし(学生運動ですらそうだったのだから!)、もちろん今に始まったことでもないのだが。 写真は京阪出町柳駅付近で写したもの。 火傷の後遺症もあるので、生活のために働かないといけない現実はひとまず横に置いておいて、3月はあまりに遠方の現場は受けないし、入る現場数も自分が感じる最低数にしようと思う。 |

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