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修道女だった渡辺和子氏ですら、「1日に3つの良かったことを見つけるのに苦労した」逸話を、昨日の記事で書いた。
これを知った時、実は私はどこか安堵したような気になったのだ。
「修道女になるほどの人でも、自然も含めた周りへの感謝の気持ちを忘れることがあるのだなあ」
と。

もっとも、よく考えてみれば、これは不自然でも何でもない。彼女たちだって人間だ。確かに世俗を捨てて神への奉仕に生きる決意を固めて修道女になったのだけれど、ココロは環境にすぐ慣れるわけではないからね。

1日に3つの良かったことを探す。
これをアレンジし、「1日に3つ、人にしてもらったこと」を探してはどうだろう?
たやすく見つかるはずだ。
重い荷物を持って駅の階段を上がっていたら通りすがりの見知らぬ人が持ってくれた。
仕事のミスで上司に叱られてへこんでいたら隣席の同僚がさりげなく慰めてくれた。
夕食のあと子どもたちが食器を洗ってくれた。
などなど。

では、反対に、「1日に3つ、人にしてあげたこと」を探した場合はどうか?
大抵の人は、見つけるのが難しいのではないか。
すなわち、我々は、「人にしてもらうことは多くても人にしてあげることは少ない」日常を過ごしているのだ。

と言うことはですよ、人からストレスを受けて苦しんでいる側もどこかで人にストレスを与えて苦しませているのだよ。
人生、お互いさま。どっこいどっこい。

その前に、こんなにも人にいろいろとしてもらっているのだとわかると、その感謝と感激で、ストレスにも逃げたり負けたりせず、さりとて変に立ち向かわず、うまく付き合おうと言う気になるわな。

皆さん、始めてみては?
「1日に人にしてもらったことと人にしてあげたことを、おのおの3つづつ記録」。
それ専用のノートを作らなくても、手帳や日記や家計簿の余白に書くだけでよい。
ただし、絶対に肉筆で、思いを込めながら丁寧な字で書くこと。
手を動かすことで、カラダにも「してもらったこと」と「してあげたこと」を記憶させるのだ。

写真は、賀茂川の風景。

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