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仮にAちゃんとしよう。
彼女は、我が娘が自立し、ほんの少しながら生活も(以前と比べると)楽になりつつあった頃、奈良県のとある現場で初めて顔を合わせた元同業者である。

いわゆる就職氷河期に大学を、それも就職に弱いとされる学部の中でもひときわマイナーな学科を卒業した彼女。
応募した企業は全滅だった上、西日本の日本海側にある実家は兄夫婦の代になっていて、帰郷することもままならない。
やむをえず学生時代を過ごした町にそのまま残り、途中入社での正社員職が決まるまで、アルバイトをして過ごすこととした。
求人誌で目にした「冷凍ピザ製造」の仕事についたのは、卒業式があった数日後だ。

「誰でも出来るのに時給が良かったので、電話してみたんです。即面接の即採用でした」。

冷凍ピザを作るのだから、作業場の尋常ならぬ低温は最初からわかっていたが、幸いにも会社側が支給した防寒用制服は機能が優れており、思っていたほどには冷気を感じなかったと言う。
が、、、。

「あくまで、自分が思っていたほどには、です。冷えないわけではない。私は、寒い地域で育ったこともあって寒さには強いんですけれど、それでも、、、。人工で作った冷気は身体にこたえますね」。

業務は完全な流れ作業。ベルトコンベアで運ばれてきたピザ生地に、指定された具材を手でトッピングしていく、、、黙々、黙々、ひたすら黙々と。

慣れたら、何ということのないルーティンワーク。
Aちゃんとっては、しかし、これこそが冷気以上にキツかったと語る。
「次から次へと生地が流れてきますから、正直、皆、忙しい。お喋りなどする余裕がなく、ただただ機械的に手を動かす。誰とも口を聞かず、決まり切った動作を、来る日も来る日も。すると、自分が人間でなく部品の一部になったみたいな感覚に襲われてきて、ウツウツとしてくるんですよ」。

ああ、わかるわぁ。私も印刷工場でアルバイトをした時、サイレンの音と共に業務をスタートし、同じくサイレンの音で終了するという、そのこと自体に違和感を感じたし、仕事内容も朝から晩まで同じことの繰り返しで、まいったもの。
しんどさのあまり、3日でギブアップ。

現在は、ローカルな某食品会社の正社員営業職として働くAちゃん。
就職が決まった時、私にこんな趣旨のメールをよこした。
次回、それを紹介したい。

写真は、一昨年に彦根で仕事をした際に食べた、近江八幡名物「赤こんにゃく入り近江ちゃんぽん」。

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繰り返しになるが、さる1月22日のデモは冷凍食品。基本的に調理は不要で、したがって味の微調整も必要ないから楽と言えば楽な案件なのだけれど、意外や、我々デモンストレーターの間ではけっこう敬遠される面もある、、、特に秋冬の間は。
理由は、ズバリ、底なしの冷気。

機会があれば、一度、業務用冷凍庫に入ってみられたい。
何なんでしょうね、一歩足を踏み入れるや、ゴーッと唸る機械音と共に全身に襲いかかる、まるで刃物で突き刺されるような冷気。
それは、剥き出しになっている顔面の皮膚を鋭く打ち据え、四肢の感覚をも即座に麻痺させてしまう。
品出しのため、ほんの数分間冷凍庫に入っていただけで、半端ではない体力を奪われてしまうのだ。

売場で冷凍食品をデモしている我々は、やや緩めたあの独特の冷気を、長時間にわたって浴びているようなもの。
わかるでしょ? 買い物で通りかかるだけでも、冷凍食品売場って不自然に寒いと感じるでしょ?(不自然なのは、ま、「作られた冷気」ゆえね)。

確かにここ数年は保温性に優れた下着や靴下、衣料が次々と開発され、昔よりはずっとマシになった。
それでも、冷えないわけじゃないからねえ。

冷凍食品売場の冷気に比べれば、屋外の冷気は、低温は低温なりに何と爽やかなことよ!
清々しさや凛々しさすらある。

もっとも冷凍食品を作る工場で働いている人たちは、あの強烈な冷気をもろに浴びながら作業をしている。
次回は、その話をしよう。

写真は、桐灰社の「足の冷えない不思議なくつ下」。
我々の仲間にも愛用者は多い。

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