過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

先ほどの記事で、元歌手だった仕事仲間の話をした。
実は、我々の世界では、そう珍しいことではないのね。歌手やミュージシャン、女優も含めた「元芸人」。
反対にこれからそれを目指す「芸人の卵」。
共にけっこういる。
基本的に日雇いであるデモンストレーターの労働形態ゆえんだろう。

食品デモンストレーターとクラブのDJと、二つの仕事を掛け持ちしながら、自らのバンド活動にも精を出すA君もそうだ。
彼から、その世界では知る人ぞ知る海外のベテランミュージシャンが来日した時にクラブで共演した話を聞かされた時は、
「すごい!」
と、単純に驚くと同時に、マイナーなジャンルでは音楽の実力だけでは生活が成り立たないという厳しい現実を、あらためて認識させられた思いだった。

インディーズバンドのドラマー、Bちゃんも同じだ。
今はギタリストのカルロス・サンタナ夫人となっているシンディ・ブラックマンの素晴らしいドラミングを、たまたまYouTubeで観て以来、
「私もあんなふうになりたい」
と、一念発起。
中学高校、社会人(フリーター)と、いずれも幾つかのバンドでドラムを叩き続け、まだメジャーデビューは出来ていないものの、自主制作盤を出し、機会を狙っている。

実現するか否かは別として、これだけは、我が狭い人生体験から言える。

人間は夢を捨てた瞬間、老いていく。

写真は、再び我が孫たち。

イメージ 1

以前の記事で、デモンストレーターの仕事は日々いろいろな人に接するから、シナリオなりエッセイなり小説なり、そういうものを書く際のネタ探しには困らないと書いた。

「その通りやね」
とうなずいたのは、元歌手の同業者。プロデビュー後、さる大物演歌歌手の前座を長年つとめ、芸能界引退後は飲食店を経営したりカラオケ教室で教えたりしながら、
「次の世代にも、個人的に伝えておきたい歌がたくさんあるから」
と、折につけ、自主制作盤を出していると言う。

彼女は語る。
「日本では、歌手って、作詞家や作曲家の下の地位にみられがちなんやけど、それは違う。創る才能と、その創ったものを現す才能は、別のもんなんや。で、良い歌を良く現すためには、発声法とかの技術的なことだけではダメ。人間を見る力もいるんよ。その点、この仕事は、ホンマにエエね」。

日々、あの町この町その町に出かけ、年齢も職業も生活ぶりも教養度も異なる人々に、商品を介してではあるが触れ合うデモンストレーター業。
人間観察には持ってこい。

なお、歌を創る人と、それを現す人の両車輪がうまくまわってこそ「名歌」が生まれる構造は、実は商品販売にも通じない?
製作者がどんなにいい商品を作っても、そのいい商品をPRして人にうまく説明する人がいないと、せっかくのいい商品もオクラ入りだよねえ?

写真は、京都府立植物園内にある水車。
水車も、それだけの力では回らないよね。

イメージ 1

全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事