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その昔、今よりずっと家計が逼迫(ひっぱく)していた頃、私は節約のため、昼食は自分で作った弁当を持っていっていた。
弁当と言っても、要は前日の夕食のおかずの詰め合わせに卵焼きとご飯を足したもの。まあ、主婦が自分一人のために作る弁当に多いタイプの弁当ではある。

娘が社会人になると、フードコートレベルながら、昼食は外食となった。
理由は、学費の支払いがなくなって経済的に少し楽になったこともあるけれど、それ以上に仕事のモチベーションをあげるためであった。
前日のおかずを詰めた弁当を昼食に食べるのかと思うと楽しくなく、午前午後、どちらの仕事にもその気分が反映されてしまうからだ。
そう! 昼に美味しいものを食べる「期待」があってこそ、午前の仕事も頑張れるし、食べたあとの午後の仕事も同じ。

2月5日は、繰り返すが、大阪市内の某スーパーでのバターのデモ。
昼食は、某店内にテナントとして入っている弁当屋が設置したフードコートで、カレーライスをとった。380円の低価格に魅力を感じたのだ(金がない時だったしね)。

出来上がってきたカレーライスを見てびっくり仰天。全く具がなく、そのくせやたらご飯が多い。
添えてある福神漬けもわずか。

それでも、具がルウに溶け込んでいるカレーも多いからと、一口食べて、またまた驚き桃の木山椒の木。
思わず心で絶叫した。

「まずーい」。

まずい。本当にまずい。まずルウが水のようにさらさらしていて、カレーの味がしない。
ライスも質の悪い米で炊いているのか、米の旨味がゼロ。
「何、これ? いくら380円でもひど過ぎるワ」。

おかげで、「午後からもう一踏ん張り!」と自分にカツを入れる気力が失せかけてしまった。
大袈裟ではなく、今まで生きてきた61年の中で、あんなにまずいカレーを食べたことがない。

人は美味しいものを食べたり飲んだりすると、間違いなく幸せになる。
そのハッピー感は、同時に、仕事へのモチベーションアップや他人への優しさ、未来へのポジティブシンキングなどをも運んでくれるのだ。

私たちデモンストレーターも含めて美味しいものを人に提供する職業に就いている方々、あらためて自分の仕事に誇りを持とう!

写真は、京都は山科にあるカレー専門店のカレーライス。山科名物の一つ、山科ナスを使っている。
やや高いが、値段だけの価値はあるよ。

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