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地球温暖化の脅威 地球温暖化の影響は、科学的には完全に証明されていません。しかし。地球の気候全体を変化させるおそれのある温暖化は、海水面の上昇や、台風の異常発生、干ばつ、サンゴ礁の白化、季節はずれの雨や雪など、さまざまな影響を及ぼす可能性があると考えられています。これらは、野生生物はもとより、私たち人間自身にとっても重大な問題です。 温暖化はなぜ起きる? 地球温暖化をひきおこすのは「温室効果ガス」。二酸化炭素(CO2)やメタン、フロンなどです。 この温室効果ガス、実は地球を暖かく保ってくれる大切な毛布の役割を持っています。しかし、このガスが増え過ぎると、つまり、毛布がどんどん厚くなると、地球の平均気温が上昇し、地球温暖化が起きます。 産業革命(1760年代)以降、エネルギーをたくさん使うようになった結果、大気中に排出される温室効果ガスが増え、現在、温暖化が進んでいるのです。 増加する二酸化炭素の排出量 二酸化炭素の「増えすぎ」の原因は、特に先進国が、電気や石油などさまざまなエネルギーをたくさん使う生活をしていることです。日本で現在、排出されている二酸化炭素の量は、30年前に比べると、実に3倍以上、100年前と比べると12倍にも増えています。 また、各国が一年間に排出するCO2の量(2000年)を見てみると、日本を含めた10カ国※だけで、世界の6割以上を占めています。しかし、温暖化によって起こるさまざまな影響は、CO2の排出量の多い・少ないに関係なく、さまざまな国に降りかかります。 ※CO2の多い順に、アメリカ(24.4%)・中国・ロシア・日本(5.2%)・インド・ドイツ・イギリス・カナダ・イタリア・韓国 どれくらい気温が上昇したら… 西暦1000年から1900年までのあいだ、ほぼ安定していた地球の平均気温は、1900〜2000年のわずか100年間で約0.6度、上昇しました。IPCC(国連気候変動政府間パネル)という機関は、地球の平均気温が、産業革命(1870年代頃)前と比べて何度あがると、どのような変化が起きるのかを予測しています。 気温が上がるとどのような影響がある? ○平均気温の上昇が1度未満の場合 ・特に開発途上国などで、人々の生活への影響が出始める ・春の雪どけ水に依存している地域では、水資源の不足が起こる ・絶滅の危機が特に高かった野生生物が絶滅する など ○平均気温が1〜2度上がった場合 ・熱による死亡や病気、異常気象による災害が増える ・自然生態系への依存度が高い地域では、生活への悪影響が大きくなる ・乾燥地帯では、水不足や水質悪化が進み、約5億人がその影響を受ける ・海面上昇によって沿岸の湿地帯が10%まで消失する など ○平均気温が2〜3度上がった場合 ・途上国、先進国を問わず、経済の悪化が起きる ・現在よりさらに5000万〜1億2000万の人々が飢餓の危険に直面する ・30億人が水不足の危険におちいる ・現在よりさらに1億人以上が、洪水の危険にさらされる ・3億人がマラリアの危険にさらされ、デング熱の危険地域も広がる ・サンゴ礁の消滅や、種の絶滅によって漁業に大きな被害が出る など このほかにも・・・ 海面上昇による影響 洪水や高潮の危険にさらされる人が、人口増加がなかったとしても二倍に増える予測が立てられています。 水資源への影響 気温の上昇により、空気が大量の水蒸気を含むようになり雨が降る時には大量に、また気温が高いので乾燥も速くなり、洪水と渇水の極端な現象が起こりやすくなります。 人間の健康への影響 気温が高くなると熱射病が増え、老人の死亡率が高くなり、光化学スモッグなどもひどくなります。蚊などの媒介生成物の生息域の拡大により、マラリア、黄熱病等の伝染病が増加し、患者数にして5000〜8000万人の増加が見込まれます。 生態系への影響 ▼直接的影響 気温の上昇により植物は分布域を変えることになるが、温暖化の影響が植物系の移動よりも速く進むと、現在の生態系の構成を維持する事ができずに絶滅する可能性があります。 ▼間接的影響 温暖化により、降水パターン、水温の変化、海面の上昇などが起こります。それらの影響が「間接的に」生態系へ与える影響は不確実性が高く予想がより困難であるが、その影響の方が大きいと考えられています。 温室効果ガスの濃度を今のままで保ったとしても、すでに1度の上昇は避けられないと見られています。その一方で、世界では、温室効果ガス排出量が増えつづけています。温暖化によって、壊滅的な被害を受けることを避けるためには、少なくとも地球の平均気温の上がり方を、2度未満におさえることが必要です。 |

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