宿泊施設をとろう!

こんにちは。

地方の方は大学入試のためにホテルを取る必要がありますね。
実は,今から探してももう遅いかも知れません。
観光客も増えていますし,なかなか宿泊施設が予約しにくい状況のようです。
センター試験がまだですが,早めにお探しになると安心だと思います。
国立から2駅の立川というところや,立川と逆方向に2駅の国分寺というところにビジネスホテルがあったりはするのですが,もう近くのホテルを取ることは難しいかも知れませんね。
大学まで60分〜90分くらいかかることは覚悟しておくといいかも知れません。

当日の注意点もいくつか書きます。首都圏には通勤ラッシュ,満員電車というものがあります。
地方の受験生「あるある」としてこんなものがあります。
朝,駅に着くと人がものすごく多くて見たことがないくらいに混雑しています。「事故でもあったのかな?」と様子を見ていて何本も列車をやり過ごして待っていたものの,実はこれに乗らないといけないと,そのうちに気がつくというものです。乗ったら乗ったで地獄です。テレビで,駅の係員が乗客を押し込めて列車の扉を閉める光景を目にしたことがあるかと思いますが,あれが本当に行われています。
本当に混んでいるときには,手に持っているカバンから手を離してもカバンが浮いたままになっている程度には混んでいます。

入試の開始時刻が通勤時間とは少しずれています。
「入室時間 9:45〜10:10」→「試験開始 10:30」です。
少し通勤のピークとずれているのがラッキーです。また,9:45分より前に来ても絶対に入室させてもらえないようです。数年前に京大などで不正があってから,各大学の対応が厳しくなっています。早く来ても,より電車が混んでいるのと,寒い外で待たされるだけです。

通勤ピークとずれているといっても,地方では考えられないくらいに混んでいるでしょう。新宿・東京方面から国立に向かうのは「下り」電車ですが,それでも混んでいます。上りはもっと混むでしょう。
国立に向かう電車の経路も工夫できる場合があります。

たとえば,「品川」であるとか「山手線」にホテルを取った場合です。
駅にもよりますが,「新宿」で「中央線」に乗り換えて「国立」に向かうというのが普通のルート(Yahoo!路線情報などの検索で出てくるもの)になる場合が多いでしょう。
少し遠回りですが,「東京」まで出ると「中央線の始発」があります。遠回りになる分の時間と始発に座るために並ぶ時間で20分程度は余計に時間がかかると思いますが,満員電車で消耗するよりは,こちらのほうがいいと考える方も多いことと思います。

一番の注意点は,9:45分まで絶対に入れない,ということですね。
寒いので早く来すぎないようにしましょうね。

では。
がんばってください。

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こんにちは。

渡辺尚志先生の『百姓たちの幕末維新』(草思社文庫)を読みました。
渡辺先生は江戸時代の百姓の研究がご専門です。
一橋日本史では,「江戸時代の農村」など,江戸時代の社会史の出題が多いですね。
2013年の「百姓と農民」の違いを問う問題が少し話題になったこともあります。
つまりは,そういうことです。

受験生に役立ちそうなことだけ言うと,
第1章1節だけでも読むと,江戸時代の社会や百姓,村などに関する知識がわかりやすくまとめてあり,
教科書や過去問研究の理解が進むと思います。

この本ですが,2017年に文庫化されており,私はそれを読んだのですが,
もともとは2012年に刊行された本です。

第1章1節にこのようなことが書かれています。
以下,引用します。

 われわれはともすると単純に百姓=農民だと考えがちですが,江戸時代の百姓とは二重の意味で農民と同義ではありませんでした。
 第一に,百姓のなかには,漁業・林業・商工業など多様な職業に携わっている人たちが含まれていました。
(中略)農村における本来的な百姓とは,「土地を所有して自立した経営を営み,領主に対して年貢などの負担を果たし,村と領主の双方から百姓と認められた者に与えられる身分呼称」でした。

そのまんま2013年の問いの答えですね。
入試問題がどのように作成されているか,その一端が垣間見られますね。

これを,教官の専門分野から自由気ままに作成している,所詮は片手間で作成しているいい加減な出題と,悪意をもったとらえ方もできなくもないわけですが。
ただ,最近では,複数人で話し合って作成し,そのために受験生が解けるように配慮されていると感じる問題が多くなっています。

あとは,入試とは直接関係のない話です。
この本ですが,すごくわかりやすくて読みやすいと感じました。江戸時代の学習(できれば地租改正付近まで)を終えていることが前提ですが,高校生の方でも読んでみると面白いでしょう。

政治史はわかりやすいけれど,社会史はわかりにくいしつまらないと感じている受験生は多いことと思います。
普通の感覚です。社会史が楽しいという高校生がいたら,それはかなり勉強されているか,すごく個性的な感性も持ち主であるかどちらかだと思います。

ただ,大学に行って歴史を勉強すると,社会史がクローズアップされてきます。
学んでみると,複数の視点から歴史が見えるようになるため,歴史の実像が立体的に見えるようになり,面白さがわかると思います。
これを読むと,そういう世界を少しだけのぞくことができると思います。

では。
がんばってください。

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こんにちは。

きちんと更新できていなくてすみません。
一橋の日本史では,作問をする教官の数が極めて限定的ですので,
似たような問題が繰り返して出題される傾向があります。

したがって,過去問をしっかり研究することが一番の対策となります。
もちろん,過去問は新しいほうから解いてくださいね。

出題者の先生の著作を読むと,解答のヒントになることがたくさん書かれていたり,
入試対策としても勉強になる部分があったりします。
ただ,受験生が行うには非効率的ですのでお勧めはしません。
歴史が好きだし気分転換に読書をしたいし,という場合であるとか,
まだ,時間に余裕のある高校1年生などは読んでみてもいいかと思います。
(繰り返しますが,受験対策としては非効率ですので,受験対策としては読んではいけません。)
また,大学でどのようなことを学ぶのか,一端を垣間見ることができるでしょう。
その意味でも高校1年生など時間のある方で,興味があれば読んでみてください。

吉田裕著『日本軍兵士』(中公新書)を読みました。
吉田先生は,高い頻度で近現代政治史の問題を作成してらっしゃいます。

(参考「一橋日本史_大問2・3の分類」

本の中で,入試にも関係のありそうな部分がありましたので抜粋いたします。


以下,前掲書156〜157ページより引用

 国力を超えた戦線の拡大や,戦争終結という国家意思の決定が遅れた背景には,明治憲法体制そのものの根本的欠陥がある。
 一つには言うまでもなく,「統帥権の独立」である。統帥権とは陸海軍を指揮し統御する権限のことをいう。戦前の日本社会では,明治憲法第一一条が「天皇は陸海軍を統帥す」と規定していたこと根拠にして,統帥権は大元帥としての天皇に属する独自の大権であり,内閣や議会の関与を許さないという解釈が一般的だった。そして,統帥権の行使を補佐するのが,陸軍では参謀本部のトップである参謀総長,海軍では軍令部のトップである軍令部総長だった。
 ただし,内閣を構成する国務各大臣による天皇の補佐が,「輔弼」と呼ばれたのに対して,両総長による補佐は,「輔翼」と呼ばれ両者は区別されていた。明治憲法は,その第五五条第一項で,「国務各大臣は天皇を輔弼しその責に任ず」と規定していたが,立法権・行政権・外交権などの天皇大権のなかで,統帥権だけが国務各大臣による輔弼の範囲外にあると,明文をもって規定していたわけではない。両総長による補佐は,憲法に直接の根拠があるわけではなかったため,「輔翼」という別の言葉が使われたのだろう。このように,憲法上曖昧な点もあったが,軍部は「統帥権の独立」を楯にとって,政府によるコントロールを排除していた。


長くなりましたが,そのまま入試で問われてもおかしくない内容ですね。

教科書にも,似たような説明が載っています。
『詳説日本史B』(山川出版社)344ページの「統帥権の干犯」についての欄外の注を引用します。
(ロンドン海軍軍縮条約の際に生じた統帥権干犯問題です。)

軍の最高指揮権である統帥権は天皇に属し,内閣が管掌する一般国務から独立し,その発動には参謀総長・海軍軍令部長が直接参与した。憲法解釈上の通説では,兵力量の決定は憲法第12条の編制大権の問題で,内閣の輔弼事項であり,第11条の統帥権とは別であった。しかし,帝国国防方針中で,国防に要する兵力に責任をもつべきであるとされていた海軍軍令部とのあいだでは意見が一致しなかった。また,条約の批准には枢密院の承認が必要であったので,政府は海軍軍令部と枢密院の二つの国家機構との対決をせまられた。


不要かとも思いますが,簡単に整理します。
・憲法第55条で「国務各大臣は天皇を輔弼」すると定められていた。
・一方で,憲法第11条で「天皇は陸海軍を統帥す」と定められていた。
・大日本帝国憲法の制定以降,しだいに,「天皇の統帥権は独立」しており,「内閣の輔弼の範囲外」にあるという慣行ができあがっていった。
・上記の慣行となったのは,内閣や国務各大臣の権限を明確にしていない大日本帝国憲法の欠陥が原因1つである。
あとは,教科書の引用はロンドン海軍軍縮条約のときのものなので,その当時の状況にあわれた説明になっていますが,「軍部が統帥権の独立を楯にして」,内閣の要求を退けたという構図です。

教科書も引用しましたので,教科書や過去問の研究で対策は行えることはおわかりいただけたかと思います。
逆に,教科書の知識が十分でないと,先生の著作を読んでも,どこが入試に出そうかな,ということはなかなかわからないようにも思います。
興味があれば,大学の先生の本も読んでみてください。

また,少しずつ更新する予定です。
書いてほしい内容があればコメントをいただけると幸いです。

では。
がんばってください。

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下書用紙

こんにちは。

練習用に下書用紙を作成したものをアップします。

東進さんの過去問データベースに,下書用紙がpdfでアップされていたので,
それを真似してつくりました。
若干,大きさが違います。ご了承願います。
(気が向いたら,そのものぴったりの大きさのを作ってみます。)

例年だと,本番の社会では,下書用紙が2枚付いてきます。

アップしたものはB5サイズです。
このB5のものが,見開きで2つ,B4サイズの紙に印刷されたものが下書き用紙のようです。
これが2枚付いてきます。

B5で印刷するか,見開きでB4に2枚印刷するかして,使ってください。

つまり,25×20のスペースが4つ利用できます。
本番の解答用紙は,25×16で400字のようです。
下書用紙と字数が異なりますので,工夫して使ってみてください。

受験生の方はどうぞご自由にお使いください。
学校,塾,予備校などでご利用希望の場合には,ご一報願います。

メール:emeejo_pencil@hotmail.com

では。
がんばってください。

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大問2・3_政治史

こんにちは。

前回のつづきです。

政治史も経済史と同じで,
近現代史について詳しく勉強されればいいわけです。

ただ,出やすいテーマをいくつかピックアップします。
・政治史でもとくに戦争に関係する範囲
・明治憲法と日本国憲法
・戦後改革
・安保改定
・自由民権運動
・婦人運動
・教育史
・大正デモクラシー
・現代の政治史

ただ,2014年の「オッペケペー節」とか,2017年の「婦人運動」とか,
最近,突拍子もない?出題があることも事実です。
また,昔と違って,複数人で相談しながら作ったと思われる問いも多いので,
幅広く勉強しなくてはならない,分野を絞りにくいとはいえると思います。

逆に言えば,頻出テーマを勉強すると,
小問単位ですが,頻出テーマの出題がある可能性が高いということでしょうか。

責任は持てませんが,もう少し踏み込みます。

出題分類をまた載せます。

「政治史」と「経済史」の通常の出題体制に戻った2015年から見ると,
「紫の政治史」が2年つづいたことはありません。
2019年ですが,また,驚くような出題がありそうな気がします。
つまりは,幅広く勉強してください。

「色」の分類でいうと,
小問で1問だけ教育史が出るかも知れません。

自由民権運動の時期の出来事についも出題があると思います。
これも複数人で作成するからですね。

では。
がんばってください。

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