■最終回!夏の終わり〜それは別れと新たなる出会いの季節
怒涛の宣伝活動から1ヶ月、色々あったが、さすがは伝説の課長。レゲトンという名の直立歩行する豚がもてはやされ、商標登録問題が勃発するなど、世の中は驚くほどレゲトン一色になっていた。
アルバムの成功を願ってプエルトリカン・パブで乾杯するレゲトン・コンビ。洋楽のスタッフもすぐに合流予定だ。
「サルー!ふうー、お前よく頑張ったな、ムーチョ・グラシャス。見直したぜ」
「はい、これでレゲトン売れますよね?」
レゲトン秘書、H社員はちょっと不安そうだ。アルバムのセールスだけじゃない、今日は課長にどうしても伝えたいことがあるからだ。
「大丈夫だろ。セールスの今後の動き見届けられないのはちょっと残念だが、おまえなにならもうレゲトンを全部任せてもOKだしな」
「え?・・・」
グラスを持った手が固まる。
「俺はまた明日から旅に出る。どうも日本て奴が体質的に合わなくなってるみてえだ」
「また南米へ、レゲトン発祥の地と言われる、あのプエルトリコに行くんですか?」
悲しげな表情に変わるH社員・・・
「いや、向こうでのトロピカルな食事にも飽きた。今度はヨーロッパのクラブ・シーンを観にいこうかなと思ってる。幸い会社も行かせてくれるらしいな・・・」
「そんな・・・だって私・・・ずっと課長のことを・・・」
しかし彼女の言葉をさえぎるレゲトン課長。
「俺はHの好意を受けられるような男じゃないんだ、なんて言うか世界が違うのかな、まぶしすぎるんだHは・・・」
「でも・・・」
「いいディレクターになるんだな。洋楽のみんなが向こうで呼んでいる」
「はい!課長に信頼されるディレクターになって見せます!」
涙目になっているH社員。でもこの経験が彼女を一回り成長させたみたいだ。
さてさて・・・レゲトン課長の活躍でトニー・タッチもタリアも大ヒット。今頃はヨーロッパで最先端のクラブ・シーンを研究中のことでしょう。
またいつか戻ってきてくれますよね。その時までさようならレゲトン課長。ありがとうレゲトン課長。
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