EMI洋楽スタッフの溜池日記

レコード会社スタッフのネタで綴る日記です。

回想記『俺とストーンズ』

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その6 「ライヴを見るのが日常。夢のような10日間はこうして終焉を迎える。。」


1990年のお話の続きです。

感動の初日を見終えた僕はとてもハッピーでした。
なんと言ってもあと9回もLIVEが見れるのです。

金銭的問題はさておき
夢の日々です。


ただ、人間は常に満足はできないもの。
どんどんと欲が出てきます。


「いつも同じオープニングじゃつまらない」

とか

「聞いたことない曲をやって欲しい」

とか

東京ドームへ通ううちに初日の感動もどこへやら、
バンドに注文つけるような飲みが増えていきました。


僕は「ミッドナイト・ランブラー」には毎回感動していたのですが、
3回目の公演くらいから「悪魔を憐れむ歌」のKEITHのソロに
辟易とし始めていました。

ブライアンが弾いてると思ってる方も多々いらっしゃいますが、
レコードの切れ味鋭いソロはKEITHが弾いているものです。

それを期待して観に行ってたので、
なんとも緊張感のないソロには早くも飽きてしまいました。

5回目くらいからは

「ロンに弾かせろー!」

なんて野次ったりしてましたw
今ではそんなこと思わないと思うのですが。。。


余談ですが、しかし「ベガバン」の頃のKEITHはいいギター弾いてますよね。
『ロックンロール・サーカス』の中の「パラシュート・ウーマン」のソロなんか最高です。
コレ見ると「悪魔を憐れむ歌」のソロはKEITHだと確信できると思います。

当時の僕はそんなイメージで観に行ってたから
まあチョッと拍子抜けしたわけです。
KEITHファンの皆様お許し下さい。

そんなこんなで
STONESのLIVEを見るのが日常
という信じられない日々だったので、
5回目を過ぎる頃からもう慣れっこになって

「うわー、今日もLIVEかー。チョッとめんどくせー」

なんて考えが頭をよぎった事もなかったわけではありません。


が、 行けばやっぱり盛り上がる。

で、 飲む。


但しだんだんと音楽の話でなくて
ミックのMCのマネとかして盛り上がる、
というなんだかわからない方向になっていきました。

当時のツアーでMICKは、

「私たちは日本に来るのを長い間待ちました」

というのを毎回MCで言うのですが、ぼくらには

「ワタシタチハ、ニホンニ、クールノヲ、ナガーアダ、マチマタ」

と聞こえました。

なので仲間内では「来る」を「クール」と発音するのが流行ったりしました。
馬鹿ですねーw

そんな感じで嵐のような初来日は終わりました。
ただ、非常に楽しい、僕の人生の中でも
かなり上位を占める楽しい時期でした。


つづく


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*photo by MIKIO ARIGA

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ベカバンーならず者に少年時代を捧げた私はストーンズ初来日と2回目の時あまりにもつまんなくって途中で出てしまいました。もう行きません。でもフォーリップスDVDは鳥肌立ちまくりでした。今年も行きません。

2006/3/10(金) 午後 4:28 [ タゴマゴ ]


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