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私の部屋の書庫

 会社での私の部屋の書庫には、約50冊のドラッカーの著書をはじめとする、経営書およびビジネススキルのハウツウもののうち良く使うが約300冊ほど詰まっている。もともと、私は自然科学が専門で、それらに関する書籍はもう一つの会社においてあるが、この部屋には経営に関する書籍のみである。

 暇な時間にはしばしばこれを眺めたり、手にとったりするだけで、アイデアが浮かぶことがある。手にとった本のほとんどには、役に立つと思われる部分には赤線を引いており、直ぐに目に付くようにしている。

 それらの本の多くは開いて初めて、何が書いてあるかを思い出す。一冊一冊の本が具体的に役立つことないのだろうが、私の思考形態に何かしら影響を与えていると思われる。今日、こんなことを書くのは、経営学者ラム・チャランの「必ず伸びる会社の10の習慣」を手にとって、赤線の多さ、コメントの多さに少し驚いたからであった。もちろん、重要と思って自分で線は引いて、書き込んだのだがあまり覚えていないが、なるほどねーと思うことばかりである。

 今は、これらの本を読むとき、マークしている部分をつなぎ合わせるだけで、その本の全体をつかめるし、思考がまとまるような気がする。こんな時間は日常にはなかなかないのだが。


 空いたスペースには、小説や新書が突っ込んである。この突っ込み方も私には見慣れて心やすらぐ位であるが、司書の資格をもつスタッフは、このような本の並べ方を嫌がる。

浅田次郎

 最近の通勤時間に読む小説は、浅田次郎が続く。「壬生義士伝」、「輪違屋糸里」、そして今は「憑神」を読んでいる。浅田次郎は、最も好きな作家の一人で、著書の大部分は読んでいると思う。もちろん、新しい作家の小説も読むことは読むが、これは当たり外れが大きい。

 輪違屋糸里も面白い小説で、色町島原、新撰組の内部の状況が良く書かれていると思う。この小説の作中人物で主人公の糸里以上に、芹沢局長の情婦であるお梅の生き方が気になる。京都呉服問屋の旦那の妾として、東京から流れてきて、傾きかけた店の立直しに傾倒している間に、旦那に裏切られ、最後に芹沢との不条理の恋に浸ったまま、芹沢と共に死んでいった。詳しくは覚えていないが、彼女の生い立ちも生き様がこの小説の中で、赤い糸としてストーリーを縫い合せているかのようである。現代にだって、説明のつかない恋や生き方はある筈で、このような生き方を愚劣だと笑うことなど誰にもできない。

 社員との面談で、読書を趣味にするものは多いが、好きなジャンルはほとんどがミステリーだと答える。これ以外の小説も、更にはノンフィクションの書籍も読んで欲しいものである。そして、時には私のところに「何か面白い本はないですか?」の嬉しい一言を言いにきて欲しいものである。

 

西山千明考

 西山千明は、自然科学を専門とする私にとっては分野外の経済学者であるが、以前から知ってはいた。1991年に発刊された「新しい経済学」PHPブライテスト出版以来だろう。それから、氏の著書があれば、買い求めて読んだ。私にとっては非常に面白い本であった。今、文庫本で、「新しい経済学」よりずっと前に書かれた「第4の選択」を読んでいることは前にも書いた。

 この第4の選択(パート2)の解説を東京大学の総長であった林健太郎が書いている。これが西山千明とこの著書をわかりやすく説明してあるので紹介しておく。

 著者西山氏は今日世界の代表的なノーベル賞受賞者F.A.ハイエク教授の高弟で、その思想に基づいてつくられたモンペルラン・ソサイエティの会長もつとめたこともあり、国際的に著名な新自由主義の経済学者である。師のハイエクと同じく氏も単なる経済学者ではなく、哲学や科学論、社会思想に造詣の深いいわば万能の学者であるが、その上に氏は日本人として、東洋、日本の思想史に通暁しているという強みがある。

 その西山氏は21世紀を間近にひかえた今日の人類社会のなかに、ローマ帝国の末期のような衰退へと陥っていく危険な諸要素もあれば、自由主義の台頭を前にした17世紀末のイギリスのような新たなる興隆への希望も孕んでいる混沌たる状況を見る。これを没落のほうではなく、明るい未来に向かって切り開いていくにはどうしたらよいか。この大事な課題に答えるために書かれたのがこの「第4の選択」である。

 明日は花見の宴であるが天気予報は無常にも曇り時々雨なっている。そう言えば、昨日の帰りのバスの中で知り合いの気象台のスタッフと会ったとき、天気は土曜日まで持ちますかねーと他人事のように行っていた。聞けば、花見帰りだというリュックを背負ったラフな姿で一杯気分であった。まあ、私の方も一杯気分は変らなかったが。

読書の必要性

 私のベッドの枕もとには、4〜5冊の本がいつも散らばっている。今も、中国の現代史関係2冊、小野谷敦の「素晴らしき愚民社会」、それに水滸伝(5)がある。それぞれを、気が向いたときに読んでいる。昨夜は、9時過ぎに寝てしまって、夜中に目がさめ、本を読みながら、そのまま朝までになってしまった。

 読書は、私にとってどうして必要なのかあまり考えたことはないのだけれど、強いて言うなら読まずには居れないほど読書が好きだからということか。何のために読むかなど考えることはない。

 変化がめまぐるしい現代社会にあって、それを感じるとるためには、世の中に関与すること、人間に興味を持つこと、そして社会での自分の存在価値を見出すことではなかろうか。ビジネスを成功させるためだけでなく、他の何をするにしても変化の本質を掴むことは重要な作業である。そのために必要な情報は、大前研一が雑誌プレジデント3.19号で言っているように新聞やテレビにはないのであって、自分なりに加工して初めて有用なものになるのではないか。

 私にとってこのような変化を感じ取るために、ハウツーものでない、歴史や哲学などに関する知識が必要だと思っている。変化に応じた新しい分野へのビジネスの展開、新技術の開発など、特にある程度年齢を経ると慎重にならざるを得ないし、恐怖すら感じる。そうゆうとき永年の読書で身に付けた感、あるいは価値観こそが、新しい変化に挑むとき、丁度、嵐の海原に命綱をつけて飛び込んでいく時の命綱の役割を果たしてくれているような気がする。

活字中毒

 今年は、ノンフィクションの経営やマネジメントの本をあまり昨年暮れに買い込まなかったため、今は先日ブックオフで買った小説の熱中している。もともと、活字を読んでいないと落ち着かないので、夜眠れないときなどは、本を読みながら眠くなるのを待つ。

 水滸伝は文庫本で読んでいるが、まだ3巻までしか発売されていないので先に進めない。来週から中国に行くこともあって、山崎豊子の「大地の子」、平岩弓枝の「秋色」、そして私の好きな経済学者の西山千秋の「第四の選択」を読書中。これだけあれば中国旅行中は間に合うだろう。

 電車のなか、ベッドのなか、そして会社での始業時までの時間が私の主な読書時間で、若い頃からの習慣である。そのせいか、ことばの使い分けや文章を書くことはそれ程苦にならない。いままで、多くの文章を活字にしてきたから、頭で考えたことが、そのまま文書になるような感じである。文章にならないままの思考状態は、また煮詰まっていないことを意味する。おそらく、文章になるように考える習慣がついたのだろう。すなわち、知らず知らずのうちに、論理的に思考する癖がついたのだろうと思う。

 これは、仕事のなかで議論をする上で非常に役立っているようだ。まず、自分の専門的な分野でなくても、考える視点、問題を捉え、それを解決していくための基本的な考え方がそれを程の苦もなくできるような気がする。

 以前にも書いたと思うが、言葉は思考する上で非常に重要である。言葉の定義、使い分け、文章の流れ、豊富な語彙は、そのまま思考過程での繊細さ、緻密さ、論理性などと直結するはずである。だから読書をしたほうが良いなどと野暮なことは言わないが、私にとって人生を深く味わう力を与えてくれた感謝すべき趣味である。

 今は無き両親にも感謝。

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