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冥府魔道のエンジニア業界をさすらい続けて十数年。 聞かずとも聞こえてくる有象無象の懺悔の声。 ここはそんなエンジニアの懺悔の部屋、ルームナンバー404…… 先日、伊豆高原の「怪しい少年少女博物館」に行き、 いまだに怪しい気分が満載でいる手久野路人です。 本日の懺悔:谷 昭夫(仮名) 材料開発エンジニア 36歳
塗料用の合成樹脂の開発に携わっていました。 そのとき、本来の配合とは異なる配合設計で、 顧客にサンプルを提出していまいました。 どうして間違ったのか、いまだにわかりません。 しかも、顧客も気づかず、そのまま顧客認定となってしまったのです。 さらに、この配合では会社が赤字となってしまうことが判明しました! 助けてくれたのは当時の上司でした。 上司は原価計算をやり直し、関係者との根回しに明け暮れ、 どうにか赤字を出さずにすむようにしてくれました。 私は何をどうすればいいのか全くわからず、ただうろたえるだけでした。 今から思えば、「上司とはどうあるべきか」を、 身をもって教えてもらったような気がします。 感謝。 いい話ですねぇ。 私の友人の話をひとつ。 彼はエンジニアではなく大手企業に勤める営業マンですが、 いつもいつも、飲むたびに上司の悪口を言っていました。 そんなあるとき、彼は仕事で大失敗をするんですね。 内容は詳しく言えませんが、話を聞いた部長(上司の上司)が、 「バカヤロー」と怒鳴って両手でデスクをひっくり返したそうです。 (普通では考えられませんが、友人の証言です) しかしその直後から、上司と同僚とその部長が動き始め、 客先を回り、会社に働きかけ、必死に被害を最小限に留めたのです。 何もできなかった友人はこう言っていました。 「俺さ、クビになると思ったよ。でも、皆が助けてくれた。上司ってスゲえよ」 その1カ月後、彼は関連子会社に出向となりました。 本社に戻る予定のない出向で、肩書きは係長になりましたが、部下はゼロです。 いやはや、ホントに「上司ってスゲえよ」。 あなたは上司に恵まれましたね。 あなたのお話、僕の友人に聞かせます。 ―― もう二度とココを訪れることのないように祈ります。 次の懺悔は来週火曜日です。お待ちしております。 |

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