|
冥府魔道のエンジニア業界をさすらい続けて十数年。 聞かずとも聞こえてくる有象無象の懺悔の声。 ここはそんなエンジニアの懺悔の部屋、ルームナンバー404…… 偽装派遣までする人件費の徹底したコストダウンと、 高品質で低価格な日本のモノづくりがトレードオフにあるなら、 もう少し値段が上がっても別にいいよと思う、手久野路人です。 本日の懺悔:川崎聖人(仮名) デバイス開発エンジニア 42歳
電機メーカーの設計者として、 民生用ビデオテープレコーダーの設計をしていました。 映像信号処理では、テレビの種類により見え方や、 信号の乱れに起因するトラブルの出方が異なるため、 かなりの種類のテレビで、画質の確認などしていました。 海外メーカーの特定のテレビで問題が発生するとがわかったので、 そのテレビを送ってもらい、評価することにしました。 大きな荷物が木箱で届いて運ぼうとしましたが、とてもひとりで運べません。 当時は液晶やプラズマなどなく、ブラウン管の大型テレビだったのです。 先輩と一緒になって箱から出そうと手をかけ、「ふんっ!」と力を込めたとき、 「めきゃっ、ぶしゅぅ〜」と裏側のキャビネットが外れてしまいました。 持つところを間違えたらしく固定ビスが吹っ飛び、 しかもキャビネが外れた拍子にブラウン管の芯のところを折ってしまい、 完全にお釈迦になってしまったのです。 無理して海外から手に入れたテレビだったので、めちゃくちゃ焦りましたが、 しばらくして先輩が小声で、 「最初から壊れていたことにしよう」と言ってくれました。 運送中に壊れたことにして、再度の運送を上司にお願いしたのは私です。 いつバレるのかとヒヤヒヤしていましたが、それから十数年がたちます。 もう時効でしょうが、今さらですが、ここに懺悔します。 ありそうでありそうな失敗ですね。 子供が2人で教室の備品を壊してしまった絵が浮かびます。 ただ、「黙っていればわからない。俺がやった証拠はない」 という強烈な誘惑はわかります。 例えば、パソコンとかテレビとかを頼んで、届いて、 セットアップのときに誤って落として壊して、直らない。 保障はきくのかもしれないけど、黙ってコールセンターに電話しそうです。 それで無事に収まるならまだしも、 配送業者なり誰かが責任を取らされるわけです。 無実の人を犯罪者にして、自分が罪を免れることに……。 これではだめだ。だめ人間になってしまう! こんな大人が増えたから、日本が腐りモードに没落中なんですかね。 ―― もう二度とココを訪れることのないように祈ります。 次の懺悔は来週火曜日です。お待ちしております。 |

- >
- コンピュータとインターネット
- >
- コンピュータ
- >
- UNIX



Great site. Admin cool boy!
2007/2/1(木) 午後 4:42 [ Unknown ]