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みなさん、こんにちは。
前回から連載している北海道編。根室から釧路に向かう様子を紹介しましたが今回、釧路から網走に向かって北上する「釧網本線」をクローズアップしたいと思います。
釧網本線はその名の通り、釧路(正確には一つ隣駅の東釧路)から網走までを結ぶ、166.2kmの路線。一応本線とは名乗っているものの、北海道のみならず日本でも屈指の人口希薄地域を走行するため列車本数は少なく、片道10本程度で昼間は5時間近く運行しない時間帯もあります。
…とまあ、そんな予備知識はさておき、釧路駅から乗車したのは前回もご紹介したキハ54による「快速・しれとこ」。発車後、しばらくすると雪におおわれた湿原や原野が現れ、そして線路脇、さらには線路内を堂々と闊歩するエゾシカの姿…。
「これぞ北海道!」といった風景が次々に現れてくるのが、この釧網本線ならでは。
さらに進み、オホーツク海沿岸に出た知床斜里駅で下車。ここからは「流氷ノロッコ号」に乗車。もともとこのノロッコ号は夏の釧路湿原を走行する観光列車として誕生して以来、好評で冬にもこうしてオホーツク海沿岸を走行しています(ちなみに今年で運行開始20周年)。種車は「レッドトレイン」で名を馳せた50系客車で、内装は御覧の通り、木製ベンチにストーブも用意されています。
DE10に牽引されて知床斜里駅を発車、その後、オホーツク海に最も接近したところにある駅・北浜駅に停車。映画やドラマのロケでも使われるなど、木造駅舎のいい雰囲気をバックに、ホーム上の展望台から望むオホーツク海はやはり、美しいです。ただ流氷が見られなかったのは残念。でも、個人的には北浜駅内の喫茶店「停車場」にて、旧型客車を再利用した椅子や網棚をチェックしてみたかったですが…。
ちなみにこの流氷ノロッコ号が走行する知床斜里〜網走間はDMV(デュアル・モード・ビークル)の試験運転が行われた区間。ここ最近は運行されていないようで、実用化までにはまだいくつも課題を抱えているようですが、ぜひ機会があれば一度、乗車できたらと願っています。
とまあ、駆け足ですがこんな感じで網走まで釧網本線を全線走破しました。
湿原に、鹿に、海に囲まれて、か細い道をのんびり走行する釧網本線、今度は私自身がぜひ、体感したいと思う次第です。
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