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冥府魔道のエンジニア業界をさすらい続けて十数年。 聞かずとも聞こえてくる有象無象の懺悔の声。 ここはそんなエンジニアの懺悔の部屋、ルームナンバー404…… クリスマスって何のためにあるのか不明な、手久野路人です。 本日の懺悔:立花章(仮名) 制御系SE 35歳
当時の私は、AV機器開発のプロジェクトリーダーでした。 プロマネが、まあ、無能な人で、 上から言われたことを何でも実行しようとする人でした。 現場の「それは無理でしょう」という声を無視してね。 その結果、1年を通して残業が常に月100時間以上、 何人かは倒れ、何人かは会社に来なくなるという事態が毎月繰り返されました。 もちろん納期には遅れ、製品の発売も遅れ、 何機種かは商品化できないという最悪な状態になったのです。 ここで私は地獄を見ました。 誰かが倒れたりして抜けると、そのつど人を補充しますよね。 しかし、その人が1人立ちするまでは他のメンバーがフォローするので、 彼の負担が大きくなり、次の犠牲者となってしまうのです。 ドツボにハマった悪魔のスパイラル状態です。 誰かが懺悔をすべきだと思うのですが、誰にさせたらいいですか? IT業界、ということにしませんか? 悲惨なプロジェクトの実例は数多く知っています。 修羅場で学ぶことも多いでしょうが、倒れるまで働くのは無茶苦茶です。 残業自慢をする人もいますけど、もう流行りませんよ。 おまけに、仕事のできる人、面倒見のいい人、他人に優しい人、責任感の強い人、 に自然と仕事が集中してしまう。 それなのに、こんな状態が加速しそうな日本ですよね。 会社を辞めるか、IT業界から足を洗うか、いっそ日本を脱出するか。 本当につらくて先が見えなければ、そんなことを考えてもいいのでは? ―― もう二度とココを訪れることのないように祈ります。 次の懺悔は来週火曜日です。お待ちしております。 |

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