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冥府魔道のエンジニア業界をさすらい続けて十数年。 聞かずとも聞こえてくる有象無象の懺悔の声。 ここはそんなエンジニアの懺悔の部屋、ルームナンバー404…… 今日で一応締めさせていただきます、手久野路人です。 本日の懺悔:手久野路人(仮名) 技術系編集者 40歳
私は実は、技術系の雑誌やWebサイトで編集者をしております。 パーフェクトな仕事を心掛けてはいるものの、失敗も多々経験しております。 一応の最終回ということで、私に懺悔させてください。 新米編集者当時、山手線の網棚に置いた著者の原稿を失くしました。 当然のように駅事務所に駆け込み、自分でも探しましたが、出てきません。 上司に怒鳴られましたが、クビにならなかったのが奇跡です。 ある会社の取材で、呼ばれた若いエンジニアと名刺交換した後、 「トイレに行く」と言って部屋を出た彼がトイレに立てこもりました。 自分が取材の対象者であることを知らされてなく、パニックを起こしたのです。 それ以来、彼とは会っていません。 日本のユビキタスネットワークの第一人者である東大教授に、 メールで取材を申し込みました。 いつもはテキストとWordの取材依頼書を添付しますが、テキストだけだったよう。 ご返事がないので直接電話すると、「Wordじゃ読めないだろ!」 Macユーザーらしき先生は、取材をお断りになりました。 外資系企業の女性エンジニアに取材して、年齢を出さない約束をしました。 しかし、全く忘れていて雑誌に出てしまいました。 企業内の「○○婦人会」みたいなのが動いて問題となりましたが、 上司2人と謝罪に行き、しかし以降2年間は出入禁止を食らいました。 ノーベル賞候補に名前が挙がる米西海岸在住の日本人エンジニアに、 国際電話で1時間の取材を行いました。しかし、テープが録れていませんでした。 その後の2時間ほど、記憶を総動員して原稿書きに没頭しました。 小さな会社の小さな仕事で、ライティングの副業をしていました。 その社長が編集を知らずにアホなことばかり言うので、 「あなたはきちんとした仕事をしているつもりですか?」と尋ねました。 それが彼と交わした最後の会話になりました。 今はブロガーとして人気の女性タレントに、アイドル時代に取材しました。 最後に「読者代表」として、並んで写真を撮ってもらいました。 2人で「ピース」をして、私の曲げた肘が彼女の胸にくっついたのですが、 私はそのポーズを維持し続けました。 皆さん、申し訳ありませんでした。ここに懺悔いたします。 これまでご愛読ありがとうございました。 |

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