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  約6年間勤めたISPに別れを告げ、
  新天地で勤め始めたのは2005年の春の終わり。

  ・・・ん? よく考えるとまだ去年のことなのか。
  随分と昔のことに思えるが、
やはり記憶の彼方へ葬り去りたいという人間の本能なのでしょうか(笑)。


慎重に選んだ会社だったんですが・・・どうにもおかしなことばかりで・・・。

やる気満々で転職した私の目に飛び込んできたのは、なんというか・・・不安一杯な職場の雰囲気。
なんというか頼りないんですよね。
自慢で言う訳ではないですが、私が最も技術力があったと思うんです。
それくらい技術的に任せられない人たちばかりだった。
なのに、社長自らが開発プロジェクトを牛耳ってしまうわけです。
そんなやり方に誰も異議を唱えない。
いきなり、「おかしいだろ、オイ!」ってツッコミ入れて回ろうかと思いましたよ。

これじゃ、仕事にならないと思った私が社長に直談判。
でも、社長もなかなか開発プロジェクトを引き継がせてくれない。
というか、他に任せられないから社長がプロジェクトを回し、プロジェクトを全部見ちゃうから、
忙しすぎて他の人に仕事が引き継げない、そして社長は仕事を手放せない、の悪循環。



そうこうしているうちに、時間ばかりが経っていく。
なんとかしてプロジェクトを?ぎ取ることに成功したけど、
こんなことに時間ばかりがとられてしまう職場って一体・・・。
ベンチャー企業らしい仕事のスケールとスピード感に期待したのですが・・・
イメージと全く異なる社内の様子に戸惑いを隠せませんでしたね。


入社1ヶ月で早くも黄信号が点灯です(笑)。



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  2004年12月に開始した転職活動は、2005年2月にはほぼ終了。
  仕事や転職に対する考え方を偉そうに述べてきたわけですが、
  転職先企業を見つけたキッカケになったのは、
  隠れた趣味のひとつでもある“投資”からでした。


転職活動中のある日、株式投資の情報誌のページをめくっていると、
投資家向けのサービスを提供する企業の求人情報が載っていたんです。
興味本位でホームページにアクセス。
具体的な求人情報を見ると、社内のシステム開発エンジニアを募集していた。
その情報を見て、私はビビッときちゃったんです。

で、なぜ、この企業にビビッときたのか?
以下に列挙してみよう。

・システム・開発環境がオープンソース系で、自分の過去の経験を活かせる条件
・設立から5〜6年のベンチャー企業。社員数も30人前後。色々とやりたいことができそうな丁度良い規模
・ベンチャーとはいえ、売上推移などを見てもそこそこ安定しているように見えた
・趣味の投資に関係する職場で働ける



すぐにホームページから応募しました。
その会社の面接をクリアし、内定をもらう。
晴れて初めての転職活動は終了。
今、振り返っても、やけにスムーズに決まったなあという印象が強い。

しかし、本当の苦労は転職後にやってくることを、その時の私は知らなかったんです・・・。



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  私自身、転職活動は初めての経験。
  自分に合った企業をそう簡単に見つけることはできないわけです。

  そのため、まずは情報収集を開始。

  最初にチェックしたのが、やはり就職情報誌。

情報誌に掲載された企業情報をもとに、長く続けられる職場かどうかを判断していきます。
でも、求人情報って基本的に悪いこと書かないし、
社員が長続きしない職場」なんて書くわけないでしょ。

だから、情報は鵜呑みにせず、あくまで一部として利用しなければなりません。
それ以外にも、IT系のニュース記事をチェックすることもよくやりました。
先進的な企業ほど、ニュース記事に掲載されてますからね。


あと、情報収集で重視していたのが“社長ブログ”のチェックですね。
たとえば、私が企業の人事担当者だったら、社長ブログのチェック有無は
採否の大きなポイントになると思うんだけどな。
だってそうでしょ。
貴方の会社のトップのメッセージをしっかりチェックしている人とそうでない人では、
その企業に対する思い入れが全然違ってくると思う。

それに、社長ブログにこそ、その会社の本質が現れる気がする。
ブログの内容から「どうもこの会社は合わない気がする」なんて、事前に判断できるかもしれない。
社長ブログがある企業が増えているけど、それって転職活動者としても嬉しいことだと思うけどなあ。



初めての転職活動で面接を受けたのが4社。そのうち2社に内定をもらった。
最初にしては上出来。
次回、どんな会社に、なぜ決めたのかお話します。



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  いざ、転職活動を開始すると、なかなか考えることが
  多いのに気がつきました。
  歳も30を目前に控えていた時期だったこともあるかな。

  これが24〜25歳くらいの、いわゆる第2新卒ならば
  ここまで考えることはないかと思うけど。

それまでの自分自身を振り返ると、エンジニアとしての自信はありましたね。
大規模なシステム開発プロジェクトに携わったこともあり、リーダー経験もあります。
修羅場も何度か乗り越えてきました。
インターネットリソースに関する知識に関しては相当の専門家です。
年齢を考えると、かなり濃い経験値が備わっていると思っていました。
だから、転職活動で一番重視したのが、自分自身の2〜3年先の市場価値
そのためには、転職先でさらに、何ができるかが大きなポイントになると思いました。


もちろん、収入も無視できません。
できれば、転職先で大きく下がらない方が良いわけですが、
そのあたりは転職先の仕事内容と見比べて判断すること。

そんなことを考えながら転職先のチェックを始めたんです。



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  世の中には、自分なりのこだわりを貫き通して
  大成している人もいるかと思う。

  たとえば、スーパープログラマーなんてその典型。
  とにかく、ひとつのことにこだわり続けて自分だけの世界を作っていく。


だから、マネジメントなんか関係の無い話。
自分の腕一本で生きていく。
それも、ひとつの選択肢だと思う。

でも、一般的なエンジニアがその道を選択するのは大変な勇気が必要でしょ。
確実に道は狭まるわけで。


自分の場合、そんなこだわりは持たないことにしている。
たとえば、今までオープンソース系のシステム開発に従事していたので、
同等の環境で働きたいとは思う。
でも、それが絶対条件ではなく、あくまで“経験が活きるかな” 程度の考え。

だって、世間ではWindowsをいじれる方がよっぽどニーズがある。
早い話がそっちの方が食べていけるわけです。
むしろ、新しくチャレンジしてみたい気もある。
(とはいえ、この歳で未経験を雇ってくれるところも少ないだろう・・・)


だから、私は実は技術的なこだわりをほとんど持っていないエンジニアでした。
同様に、プログラミングにもこだわりを持っていないので、マネジメント面に偏った業務スタイルでも構わない。

まずは、食べていけることが大切!
超現実的なエンジニアの考えでした。



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