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桜が咲き始めた。
この界隈で、最も早く桜が咲く例の土手では、既に5分以上に咲いている桜もあるが、大多数の桜は、これから咲きはじめとなり、来週前半くらいに満開を迎えるのではないのか、と思う。
さて、アルファ碁というGooglebが作った人工知能の碁のシステムが、プロのトップ棋士を破ったというニュースが流れた。
このニュース、人工知能がプロに勝った、という点がフォーカスされて報道されているのだけれども、本当に重要な事はそのことではなく…。
この、アルファー碁というソフトは、新しいコンピュータの作り方で作られているのですよ。
ディープラーニングというのですが、コンピュータの中に脳細胞のネットワークと同じ様なものを作り、状況と望ましい結果を教えることで、コンピュータが試行錯誤を繰り返して碁に強くなっていく。かんたんに言えば「見様見真似」といった事でコンピュータが碁を覚えて強くなったのですよね。
従来のコンピュータは、1−10まで全て、人間がコンピュータに対してどんな時に何をするかを教えた。プログラムという物でコンピュータに何をするかを教えていた訳です。アルファー碁は違う。状況と望ましい結果を教えることで、そのような姿に自ら成長していった、ようなイメージです。
この事が何を意味するか。
コンピュータに対して、何かを教えるのではなく、状況を教えることと望ましいことを教えることで、コンピュータが自らを鍛えて、人間を越えてしまう事が出来る様になります。おそらく、工学や娯楽や芸術といったことも、状況をいかに上手に教え、望ましい結果をいかに上手に説明できるかで、いずれコンピュータは人を越えてしまうのでしょう。
今回のプロ棋士との対戦では、一見悪手に見える手をアルファー碁が打ったものの、結果としては勝利するという事があり…、この事は、今後人工知能が普及していった時に、人工知能が取った手がいかに奇異に見えたとしても、それが誤りかどうか人間には判断がつかない、未来を予感させます。
SFに描かれた、不穏な人工知能が人類を席巻する未来が、実は現実になりつつあるのかも、しれません。
人と機械とどちらかが優秀か、といえば、機械は常に人間の能力を超えてきたし、それは当たり前の事でもありました。車は人よりはるかに早く移動でき、飛行機は空だって飛べる。人間は叶いません。それと同じ事が、知性という恐らく真似など出来ない、と無条件に信じていた分野でも起こるだけです。
原因と望ましい結果だけで機械が学習できる能力を持つことで、機械はあたかも人間のごとく振る舞える事が、だんだん出来てくるようになるのでしょう。
出来の悪いSFでは、人工知能は合理的であるが故にいずれ人類を滅ぼすなんて結末が待っていますが、それが現実に起きない、とは言い切れない状況が、生まれてしまった訳です。
人類は種を維持すべきか、人間は機械より尊いものなのか…。
これに対して、明確にYESと論証する事なんてできるのでしょうかね…。
それは無理な事、なのかな、と思います。
幸いな事は、そうしたSFチックな事が起こるまでに、少なくともあと10年以上はかかるんじゃないか…、と思える事かなぁ…。
暗い話ですが、今のところ、この戯言を否定できる論理的なアイデア、思いつかないのですよね…。
50年先に、まだ人類は生存しているのだろうか…^^;;;
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こんばんは
Doomsdayですか。
このコンピューター、自分で白黒両方持って対局すると
1局が1秒で終わってしまうとか。
それで棋譜を蓄積したとのことです。
悪手はとがめられないと好手に変わってしまうんですよね。
2016/3/23(水) 午後 10:22
NKM758さま
印象的だったのは、とあるプロ棋士の方の解説で、対局のなかで恐らく全てのプロ棋士が失敗だと思った手が、結果的には勝敗を決したタイミングになっており、今にして思えば、あれはアルファ碁の勝利宣言に思えた、という言葉です。
人がプログラムを書かなくても機械は学習する事が出来て人を越えてしまうことが出来る証明がなされた日なのですよね…。
今後、この技術がどれくらの速度で普及していくのでしょね。
2016/3/23(水) 午後 10:32